運転免許、高齢者の手数料増額 来年5月、運転技能検査も開始 警察庁
警察庁は4日、高齢者が運転免許証を更新する際に、試験場や自動車教習所で受ける高齢者講習などの手数料の標準額を、来年5月13日から最大で1350円引き上げる方針を決めた。 【図解】運転技能検査導入後の流れ 違反歴のある高齢者向けの運転技能検査も同日から開始する。関連する道交法施行令の改正案について一般から意見を募り、正式に決定する。 改正案では、一定の違反歴がなく、検査で認知症の恐れがないと判定された75歳以上や70~74歳が受講する実車指導付きの高齢者講習の手数料について、最大で1350円引き上げて6450円とした。運転技能検査の標準額は3550円。 運転技能検査は、事故が相次ぐ高齢運転者対策として昨年成立した改正道交法で導入が決まった。誕生日の160日前までの3年間に信号無視、逆走など11類型の違反をした75歳以上の高齢者が対象で、運転免許の更新時に受検する。