クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

高間山と王城山  H-25- 5-18

2013-05-19 14:22:44 | 倉渕・長野原・草津・嬬恋
中之条の高間山に行くことにした。この旧六合・長野原・旧吾妻の境の低山は
今までは長野原の王城山経由だったので何となく敬遠していたが、ネット情報で
林道・吾嬬山線が登山口まで開通して気楽に行けると知ったから。
それなら爺イの体力でも併せて王城山に北ルートからピストンも可能と思った。

R-145を西進し長野原駅の先からR-292に入る。「広池」地区を探しながら
3K位、もう少しで中之条という所で右への綺麗な道があったので乗り入れた。



だが数百mで元のR-292に戻ってしまったがそこが丁度探していた広池で
林道が再び延びていた。



入り口にはこんな道標もあるし



路傍には「白砂渓谷ライン」の看板があり遠方の山が綺麗だ。



広池集落の間を抜けると左の渓流・矢ノ下沢川に沿ったやや下地の悪い道を3.1K。
Y字分岐が現れ左は暮坂峠、右に高間とあるので右折。



約1.2Kで今度は表示無しの四つ角。クロスしているのが目標の吾嬬山線だから
右折する。



走りやすい舗装路を2.7Kで右に貯木場と思われる広場に駐車。後ろの山が見事。





直ぐ脇には南に向かう新しい林道が延びている。王城山からの帰途には
笹の深い登路を避けて林道を利用して此処に降りてきた。

周辺を観察、少し先に立派な道標。



表示は無いが木枠段があるので多分、王城山への登山口。



こっちは高間山登山口ではっきりと道標。
どっちを先にしようか迷ったが目の前に登山口がある高間山に決めた。
頂上まで0.6K(9.50)の案内。





歩き始めの笹は綺麗に刈り払われているが、切り口から新芽が伸びているので
冬場に整備したものらしい。



かって此処は深い笹道で有名らしかったが上に登って行っても整備は完璧。



やがて中間点の道標、ご親切さまだな。



暫く進むと傾斜がややきつくなり簡単と思っていたのに意外に歯ごたえがある。
前方に頂上らしきものが見えてきて、直下では少し右に回り始める。



で、台地状の頂上着(10.31)。ネットでは登り16分とかの記事もあるが40分も掛かった。



三角点の後ろには破損した標識が立てかけられている。この色使いは四万の
不納山で見たことがあるがそれも熊に敲かれて破損していた。
二等で点名・高間山 1341.73m。



北側に赤テープがあって薄い踏み跡もあるが多分、暮坂峠方面への稜線。



頂上標識の前で本日の爺イ。



展望は良くない。写真に撮ってもこんなものしか。ゆっくり休んで下山開始。



林道に降りる寸前に次のルートを観察。右に林道があるが林の笹原を行くことにした。



先ほど確認しておいた古い木枠段から登山開始(11.08)。



踏み跡も判然としない、目印も全く見つからない笹の丘を進む。



途中の右下には未だ林道が付いている。



二つ目の丘を登る。笹は膝上までだが時期的に未だ柔らかいので障害ではない。



初めての目印で下り始めると何の事はない林道と接してしまつた。



舗装林道を歩くのは何となく嫌なので左に現れた山道に乗る。



丘を越えて前方を見るとヤッパリ林道に合流している。登路はその先の稜線の中だろう。



いつ、右の山手に入ろうかと思いながらも舗装林道を暫く歩く。



右手に分かれ道が在る様な気がするが我慢してもう少し。



やがて林道の大きな蛇行が始まって左に旋回し始める角から山手に入る。



稜線にははっきりとした踏み跡があるので間違いなく王城山への道と確信。



直ぐに大岩ゴロゴロのエリアに掛かる。



二番目の岩が案内にあったアミダ石。阿弥陀かと思ったら標識は「阿弥田石」だ。
この陀と田の使い分けは良く知らないが信仰の山なので何かの意味があると思う。





岩山からの下りはジグザクだがきっちりと道が付けられ目印多数なので気楽。



道端には時々ツツジの花が咲いていて気が休まる。



ここからは小さい突起が数多くなり疲れ気味の足には結構効いてきた。
右に崩落跡、左にモノレールが現れたので出来るだけレール近くを歩く。



この辺は里山とはいえ、沢が深くて切れ込みも凄い。



ヤセ尾根のままの急登は少々厄介。



こんな所はレールに捉まって



飽きが来るほど小さなアップダウンが連続。



ここも右が崩落しているのでなるべく下を覗かないで通過。



滑り易いところには太目のロープ、これは下りに有効だった。



樹幹にこんな道標、他にもあったかもしれないが取り付け位置が高いので
下ばかり見ている爺イは気づかなかった可能性がある。



小ピークを越えた先に何やら機材が散乱。



最終が近づくと綺麗な笹道。



一寸した突起も左に回り道があったので楽をする。



前方に稜線が見え笹原も終わりらしい。



稜線に到着して左に向かう。



そして通称で王城と言われる広場風の頂上着(12.42)。登頂記念札所があり中に
記帳ノートも。王城山の古名は日本武尊東征に関わる「みこしろやま」とは
300山の記述から。



かつて2005年に来た時には500円也でこれを買った覚えがある。現物は行方不明だが
当時の写真だけは残っていた。



麓にある王城神社の奥宮、以前は鳥居が無かった様な気もする。



直ぐに約200m位東の通称・古城に向かう。下った鞍部には十合目の道標。



それにお祭り用の作業小屋。



古城への登りには約100段の木枠段が付けられていたので大助かり。
直下にはどう見ても城址の曲輪と思える段差。頂上はこの右の台地の上。



青空に鯉幟が翻っていたーーと思ったら「年に一度はマイカーの
法定点検整備を」という整備協会の啓蒙幟だつた。



頂上には三基の石宮や(12.56)。



群馬百名山の文字が誇らしげな頂上標識。



文字の消えた標識、この下に三角点が隠れていた。



三等で点名・王城山 1123.22m



展望は良くなく一方面だけ開いていた。



昼食・休憩のあと周囲を見渡すとこの白い花。まさかシロヤシオ?



ツツジが咲き始め。





この白い花はさっきのとは違う。



ロープを跨いで下山開始。このロープは通行止めではなく下山口の目印か?



西の山からこんな笹原、レールもあるし目印多数。



崩落跡も何となく過ぎて



さっきの機材散乱場所に来たら今度は整然と並んでいたので作業進行中らしい。



上から人が乗り機材を積んだモノレール到着、聞いてみたら木枠段の建設中とか。



幾つもの小突起に嫌気がさして右の脇道、これが大誤算。



これは迂回路ではなく作業道だった。下に林道の始点が見えて大慌て。
斜面を登り返して元の登山道へ復帰。



やがて大岩だらけの山塊が見えた、



大岩の間を縫って阿弥田石も通過して



暫くで右下に見える林道に向かう踏み跡を辿ったら木枠の所に到着。
但し明らかに登山用ではなく作業用。



予定地点より直線距離で170mも手前で降りてしまったのでややきつい登りの林道歩き。



往路の突入口近くを通過。



前方に高間山の姿がすっきりと望めた。この辺を伐採場所と言っているらしい。



見覚えの合流点、往路では右の山手から降りてきたのだ。



林道歩きを続けて終点の駐車してある広場に到着(14.59)。12000歩。



登山者には一人も会わないマイペースの一日だったが自宅から現地まで
2時間以上も掛かるのが難点だった。


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