午前中は前橋地区小雨の予報通りかなり雲行きは怪しくポツポツと雨粒も
落ちてきたが、直ぐに晴れると言う、みのさんちの予報士・根本クンの言葉を
信じて甘楽町へ。
今日の狙いは地形図上実線となっている「堂ノ入林道」を使って「亀穴峠」の
周回。勿論、初めてだから探検気分。甘楽峠道の権威・amano氏のHP付属
概念図にもこの林道は車両通行不能とだけあり峠へは線が繋いでないので
苦戦は覚悟で長い林道歩きも想定の内。
吉井町からR-254を西進して新屋駅入り口信号を左折してR-204へ。
高速下を潜って暫くの変則四つ角で「鳥屋林道」に入る。直進すれば
天引森林公園だが数百メートルのこの看板で細道へ右折。
直ぐ側の「堂ノ入林道」の表示を見ながら車一台幅の蛇行道を進む。
やがて右手の奥に「天引黒淵古墳群」の案内、少し奥に小さな古墳。
4か5世紀の豪族の棺か納められていたとの事。群と言われるほどある
ので中央集権成立前期の官人の墓場とも。写真は去年の訪問時のもの。
更に林道を進むと右の山手斜面に「熊野堂摩崖仏」。60センチ、18世紀初頭。
周辺には石像物多数、其の中で爺イのお気に入りをご覧ください。
集落の間をゆっくり堂ノ入川左岸を進むと小さなダム湖、
「堂ノ入北砂防ダム」。
ここで舗装は切れてダート道に変わる。ここまで林道入り口から約1.5K。
ガタガタ道を超低速で約0.5K、やがて国有林看板でゲートによって
車は此処まで。亀穴峠まで直線距離1.81K。(11.01)
ゲートを擦り抜けると道はこんな感じで緩い登りで走行は可能な整備状態。
堂ノ入川の左岸だが見た所、岩畳のような川床は全く台風による被害は
感じられない。
1.1K手前辺りからやや傾斜はきつくなり自然に右岸に移る。更に進むと
対岸に何やら作業小屋。対岸は開発されているのだろうか?
前面0.8kに目標らしき山が見える。手前のは乗り越えるコブ、稜線は
其の奥遥か彼方に望める。(11.41)
川幅が広くなったなと思ったら堰堤が一基。(12.01) この辺で標高は470m。
やれやれ、到着まで未だ標高差は200m以上もある。
ラジオが12時を知らせた頃、急に道が荒れてきて前途に不安。
漸く地形図上の実線の終点―――と、ナビが言っている。
赤テープでマーク。(12.20)
確かに道はドン詰り、ここからの予定は左(東)の尾根に乗るのだが、
見上げただけでゲンナリ。とても爺イなどお呼びでない崖のような斜面。
沢の両側に白杭、目標とは違うが右(西)へ行く左岸に踏み跡が在るような
気がしたので、予定変更で左岸に渡って小道を進む。
小沢が合流するたびにY字の真中を進む。そして遂に進行不能。だが、
丁度右に尾根が垂れてきているので、崖を這い登って尾根を目指す。
悪戦苦闘で尾根にたどり着き、木の根っこに足をかけて小休止しながら
軽アイゼン装着。お世話になつた切り株に鉢巻をしてやって見下ろしの
写真(12.40)。
尾根といってもこんな所、足場は最悪、超の付く急登に10歩で一呼吸。
やがて傾斜が緩んだ。と言つてもこの傾斜と荒れ方。(13.16)
漸く尾根の上部に来るともう甘楽・藤岡境界尾根が直ぐだ。緩やかに東に
回りながら稜線に近づいていく。亀穴峠は400mの東。
やがて踏み跡にぶつかる。若しかすると失われていると言われる亀穴から
小幡に行く峠道なのかも知れない。
その踏み跡を辿ると少しずつ高度を上げながら自然に境界尾根に合流。
丁度、そこには境界の標柱。(13.35) あと峠まで260m。
境界尾根は綺麗に整備されてご覧の通り。
急いで亀穴峠、アレッ爺イの標識もG氏のものも無い。さては撤去されたかな?
行方不明の二枚はこれ。
亀穴と鳥屋峠を分ける小ピークに登る。ここには二本の石柱、背の低いほうが
図根点標柱。ここで漸く軽食と休憩。(13.43-14.00) 標高 691.6m。
さて、いよいよ帰途に就くが周回なので往路は使わない。このピークから
真っ直ぐ北に急降開始。約100mで稜線が大きく左右に割れる。
右に行くと三角点・天引に繋がる稜線で途中から右に下降すれば
天引森林公園園地。今日はこの割れを左に行く。
行く手は伐採跡が生々しく残り、残材が放置してあるので歩き難い。
でも傾斜は比較的緩く往路に使えば良かったと後悔しきり。
だが、そうは問屋が卸さなかった。突然、今までの緩斜面の清算を
するように崖同然の急降が二段続く。得意の尻スキーで何とか切り
抜けると左下に沢。
降りたところはドンピシャで往路で迷った白杭のところ。我ながら巧いと
自画自賛。だがホントのところはナビと地形図のお陰なんだ。
ほっとして大休止。(14.24-14.32)
後はのんびりと林道下り、だがその長い事。気晴らしに本日の爺イ。
下りも案外膝にこたえる。重くなった足を運んでゲートに着いたのが15.05。
恐らく、こんな周回は誰もやらないとは思うが、決して推奨できる
コースではない。しかし、新ルートの開拓と思えばやや満足。
ご来訪のついでに下のバナーをポチッと。
落ちてきたが、直ぐに晴れると言う、みのさんちの予報士・根本クンの言葉を
信じて甘楽町へ。
今日の狙いは地形図上実線となっている「堂ノ入林道」を使って「亀穴峠」の
周回。勿論、初めてだから探検気分。甘楽峠道の権威・amano氏のHP付属
概念図にもこの林道は車両通行不能とだけあり峠へは線が繋いでないので
苦戦は覚悟で長い林道歩きも想定の内。
吉井町からR-254を西進して新屋駅入り口信号を左折してR-204へ。
高速下を潜って暫くの変則四つ角で「鳥屋林道」に入る。直進すれば
天引森林公園だが数百メートルのこの看板で細道へ右折。
直ぐ側の「堂ノ入林道」の表示を見ながら車一台幅の蛇行道を進む。
やがて右手の奥に「天引黒淵古墳群」の案内、少し奥に小さな古墳。
4か5世紀の豪族の棺か納められていたとの事。群と言われるほどある
ので中央集権成立前期の官人の墓場とも。写真は去年の訪問時のもの。
更に林道を進むと右の山手斜面に「熊野堂摩崖仏」。60センチ、18世紀初頭。
周辺には石像物多数、其の中で爺イのお気に入りをご覧ください。
集落の間をゆっくり堂ノ入川左岸を進むと小さなダム湖、
「堂ノ入北砂防ダム」。
ここで舗装は切れてダート道に変わる。ここまで林道入り口から約1.5K。
ガタガタ道を超低速で約0.5K、やがて国有林看板でゲートによって
車は此処まで。亀穴峠まで直線距離1.81K。(11.01)
ゲートを擦り抜けると道はこんな感じで緩い登りで走行は可能な整備状態。
堂ノ入川の左岸だが見た所、岩畳のような川床は全く台風による被害は
感じられない。
1.1K手前辺りからやや傾斜はきつくなり自然に右岸に移る。更に進むと
対岸に何やら作業小屋。対岸は開発されているのだろうか?
前面0.8kに目標らしき山が見える。手前のは乗り越えるコブ、稜線は
其の奥遥か彼方に望める。(11.41)
川幅が広くなったなと思ったら堰堤が一基。(12.01) この辺で標高は470m。
やれやれ、到着まで未だ標高差は200m以上もある。
ラジオが12時を知らせた頃、急に道が荒れてきて前途に不安。
漸く地形図上の実線の終点―――と、ナビが言っている。
赤テープでマーク。(12.20)
確かに道はドン詰り、ここからの予定は左(東)の尾根に乗るのだが、
見上げただけでゲンナリ。とても爺イなどお呼びでない崖のような斜面。
沢の両側に白杭、目標とは違うが右(西)へ行く左岸に踏み跡が在るような
気がしたので、予定変更で左岸に渡って小道を進む。
小沢が合流するたびにY字の真中を進む。そして遂に進行不能。だが、
丁度右に尾根が垂れてきているので、崖を這い登って尾根を目指す。
悪戦苦闘で尾根にたどり着き、木の根っこに足をかけて小休止しながら
軽アイゼン装着。お世話になつた切り株に鉢巻をしてやって見下ろしの
写真(12.40)。
尾根といってもこんな所、足場は最悪、超の付く急登に10歩で一呼吸。
やがて傾斜が緩んだ。と言つてもこの傾斜と荒れ方。(13.16)
漸く尾根の上部に来るともう甘楽・藤岡境界尾根が直ぐだ。緩やかに東に
回りながら稜線に近づいていく。亀穴峠は400mの東。
やがて踏み跡にぶつかる。若しかすると失われていると言われる亀穴から
小幡に行く峠道なのかも知れない。
その踏み跡を辿ると少しずつ高度を上げながら自然に境界尾根に合流。
丁度、そこには境界の標柱。(13.35) あと峠まで260m。
境界尾根は綺麗に整備されてご覧の通り。
急いで亀穴峠、アレッ爺イの標識もG氏のものも無い。さては撤去されたかな?
行方不明の二枚はこれ。
亀穴と鳥屋峠を分ける小ピークに登る。ここには二本の石柱、背の低いほうが
図根点標柱。ここで漸く軽食と休憩。(13.43-14.00) 標高 691.6m。
さて、いよいよ帰途に就くが周回なので往路は使わない。このピークから
真っ直ぐ北に急降開始。約100mで稜線が大きく左右に割れる。
右に行くと三角点・天引に繋がる稜線で途中から右に下降すれば
天引森林公園園地。今日はこの割れを左に行く。
行く手は伐採跡が生々しく残り、残材が放置してあるので歩き難い。
でも傾斜は比較的緩く往路に使えば良かったと後悔しきり。
だが、そうは問屋が卸さなかった。突然、今までの緩斜面の清算を
するように崖同然の急降が二段続く。得意の尻スキーで何とか切り
抜けると左下に沢。
降りたところはドンピシャで往路で迷った白杭のところ。我ながら巧いと
自画自賛。だがホントのところはナビと地形図のお陰なんだ。
ほっとして大休止。(14.24-14.32)
後はのんびりと林道下り、だがその長い事。気晴らしに本日の爺イ。
下りも案外膝にこたえる。重くなった足を運んでゲートに着いたのが15.05。
恐らく、こんな周回は誰もやらないとは思うが、決して推奨できる
コースではない。しかし、新ルートの開拓と思えばやや満足。
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ご無沙汰しております。懐かしいですね!
何年振りかはっきりしませんが貴兄が例の喫茶室への投稿を中断されてからあのサイトは切ってしまったので。
善田378mから南進して日野境までとは亀穴山まで
縦走・周回してしまったと云う事ですね。
小生は日野境から三角点485mまで下って天引森林公園に降りるコースは何回かやりましたが、それから北に下って磨崖仏までは距離はあるし等高線も
厳しいので年寄りには無理。