クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

榛東村大山祇神社蝋梅 H-31-1-5

2019-01-07 15:36:42 | その他
今日も比較的温暖なので榛東村の大山祇神社の蝋梅の様子を
見に行った。未だ蕾が多いので満開ではないらしいが
車道にまで漂う芳香が気分良くまずまずの収穫。

蝋梅の事はネット上に解説が氾濫しているが「ロウバイとは、
ロウバイ科・ロウバイ属に分類される落葉性の低木で
名前に「梅」と付けられているが、バラ科・サクラ属に分類される
梅とは全く別の植物。中国原産で、江戸時代に日本へ渡来」に尽きる。
名前の由来は「透明感のある蝋細工のような梅に似た花を咲かせる」が
一般的で「陰暦の12月(臘月)に咲く梅に似た花」が二番手か。
陰暦の12月の和名は「師走」が定番だが実は和風月名には多数の
異名があり特に12月には12ヶもありその中の代表的なのが(臘月)。
何でも古代中国の風俗で大晦日の猟の獲物を先祖の霊にささげる
「蝋祭」があるので12月を臘月と別称するとか。

余談だか師走の師とは僧侶のことで12月は僧を迎えてお経を読んで
もらう月だったので師が馳せる月という意の「師馳す」が転訛し、
走るという字があてられるようになったとか。
そういえば我が家の菩提寺も12月には檀家の家にお札をとどけ
幾ばくかのお布施を得るという習慣が今でも続いているから
その流れかもしれない。子供の頃に聞かされた「先生も忙しい月」は
今から考えると一寸見当違いだな。

拙宅から榛東村の大山祇神社へは高渋バイパスの開設によって
至極簡単になっている。バイパスの「上宿」で旧r-25に合流して
右折、一旦前橋市に入って「清野町」で左折してr-161で進めば
直ぐに榛東村新井の笹熊地区の現地に到達できる。
この神社は笹熊地区の鎮守で神社周辺に地元の方々の手によって
700本の蝋梅が植えられている。

蝋梅様子、気になっていた枯れた実も沢山残って居た。
その様子。

榛東大山祇神社蝋梅


蝋梅の実は残念ながら食用はおろか何の役にも立たない上に
その種子には猛毒ありという気味悪さ。 間違って体内に入ると
「脊髄に強力な中枢興奮作用を持つストロキーネなる中毒症状を
起こし剛直性痙攣から呼吸麻痺で心肺停止になるーーー」という
嫌われ者だそうだが榛名の「ウバ百合」の様にその一生を記録したく
なっている。
資料からの変遷は下の写真のようで3月から始まって冬までに
自然に落下、最後は果肉が無くなって網目の籠のようになるという。




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