クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

仏体山新コース H-18-11-21

2006-11-21 22:27:48 | 中之条・小野上・みなかみ・沼田・渋川
雨の日曜日、久し振りに300選の横田さんから電話があった。
何でも某山岳関係の小冊子に「仏体山」の新コースが紹介されている
と云う情報である。300選の様に岩壁すり抜けに関係無いコースとか。
氏は爺イが紹介コースに失敗して旧採石場からの簡便コースに行けただけ
と知っているので、教えてくれたらしい。要領は林道を終点まで行くこと。
雨も上り高温予想だったので早速、「新巻」から「船渡大橋」を渡って
市城の宗福寺に向かう。但し、セキチューで標識用の板を調達したので
出足は遅く、現地着は11.10。
ここの標高は304mなので仏体山までの歩行標高差は530mで低山の割には
少しきつい方か?
寺の裏を通過する巾広の立派な舗装路を登っていく。途中に墓地が点在するが
その中に「小渕恵三謹書」と記された墓銘碑もある。政治家は何かと大変だな。
やがて、舗装が切れるところが小広場で最初の分岐。右は下りなので、ここは
左の道を選択(11.30)。

道巾は半分になるが、軽なら通れそうで轍の跡も見える。右手に大きな山、
(11.42)
多分、677m峰らしいがあの山の北稜線までいく事になる。

又、分岐に遭遇、今回も左の登りを選択(11.47)。

間も無く思いもかけない人家が現われる。六軒ほどが点在するがよく見ると
一般的な家屋ではなく山小屋風、但し人気は全くなし。キャンプ地?別荘地?

其処を過ぎると薄暗い杉林に入り、大荒れ道となるが巾は保たれている。
前方に稜線が見えたと思ったら間も無く峠風の場所に到着。右からの稜線は
明かに677峰から来ている。乗り越しは帰途に確認したが稼動中の採石場に
通じている。(12.13)
この峠の稜線は「中之条」と「渋川(旧小野上)」との境界線で
大きく蛇行しながら十二ヶ岳に続くもので西への切りこみの途中に
「仏体山」があるのだ。


ここを北に向かうのだが、目の前の大ピークが難物。これは採石場の最上部
にあるトンガリ岩峰で前回東から通過している。が、それでは新コースの
意味は薄れる。ピークの西裾に横走りに薄い作業道跡を発見してそれを辿る。
しかし、これほどの荒れ道を見た事が無いくらいの酷さ。笹藪に加えて
蔓の絡まった無数の倒木が行く手を遮るので遅々として前進出来ないで焦り気味。
酷過ぎるところは迂回しながら何とか進むと、やがて右上に鞍部。ナビでは
この鞍部が前回稜線伝いに来た時に記憶のある林道四つ角の筈。ザラ場を
這い上がると果たして四つ角に到着してほっとする。(13.10)
ここの四つ角の稜線も勿論「中之条」と「渋川(旧小野上)」との境界線、
乗り越せばハッキリした道で簡単に十二ヶ岳登山道に通ずる村道に
旧採石場の北で合流する。


ここからは知っているコースなので十分に休憩してから再スタート。実は仏体山
はここからが勝負なのだ。直ぐに厳しいコブの直登。この後、大コブ二つと小コブ
を越えてからピークをクリヤしもう一つコブを越えて初めて直下の鞍部となる。
途中で振りかえると旧採石場が良く見えた。(13.31)

心肺能力子供並の爺イは息継ぎ休止無数で漸く頂上着。
(14.04-14.29)3時間とは驚き。

三角点だけの地味な頂上なので

急遽、用意して来た板で標識を製作してぶら下げる。

枯れ枝が邪魔で見難いが南に榛名山系が逆光で黒々、東には十二ヶ岳と中岳

その右には小野子と雨乞が見える。

ずっと先の市街地は県庁が見えるので前橋らしい。
枯れ葉の中にコンな物、中に何物かが入っている。蛹?抜け殻?。

帰りには折角来たので幾つかの枝尾根を探検しながら例の四つ角へ。

ここから往路を辿るのも芸がないので直進して往路でパスした採石場上の
ピークへ行ってここから南に降ろうとした。岩頭からは稼動中の採石場が
良く見えるが

ピークから直接は断崖のため降りられず少し戻って急斜面をずり落ちる
ように降った。(15.37)
途中で見なれた付け方の赤テープ発見、これは前回の爺イのもの、それを
辿ったら採石場の大型車両用道路に出てしまうので、進路をやや西に
向けて峠着(15.56)
薄暗くなった作業道をせっせと歩いて駐車場所に16.31。
確かに新コースだが峠からピーク直登の体力が必要だし、迂回の道も酷すぎる
のでご推奨とまではいかないかな?

追記
300選氏からは、「大戸谷山」と「雨ん坊主」について爺イの
能力に見合った攻め方を伝授してもらった。尤も、雨ん坊主は
11/4に「フーさん」が大峯経由で4時間40分の超高速で
走破している。しかも、「中垣岩」も含めて。
未だ、編集中らしいが記事が楽しみ。「フーさん」アップを待っています。

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