
天気は良いのに週一の城南地区への所用があり遅くなってから近場の榛名に向かう。
目的は予てより懸案だった音羽山東北コース二本の開拓。まあ、開拓などと云っても
唯、爺イにとって初めてということに過ぎないが。
爺イは音羽山については南の前の沢林道からの道(鐘撞経由含)を標準路と称しておりその他には
林道終点から藪を突破して時計回り・林道西側の宗教施設から同じく時計回り・旧カラ松キャンプ場
からの西コース・東の伐採地を横断する東コースなどを楽しんでいるが周辺の地形図を
ジッと眺めていると東北からの尾根が二本浮かんでくるのでそれの確認となった訳だ。
往路でこのルート

復路は三峰山東南コースの一部を使うコース。

箕郷の街中を抜けて久しぶりにr-28で榛名に向かう。途中の芝桜公園前には交通整理の人が
入り口・出口で整理の旗を振っていたから芝桜の見頃は未だ続いているらしい。
養護施設群の地域を過ぎて青木産業採石場入り口から幅員の狭い道を抜けると左にこの看板の
休止中の工場。ゲート前に駐車させてもらって出発(11.05)。

県道を100mほど登ると左に林道が大沢川方向に下っているのでそちらに進む。幅広の歩き易い道だ。

僅かの距離で細流がクロスするが

その先に地形図にはないY字分岐、若しかすると林道ショートカットが出来るかなと思って左の道へ。
たが、200m位で雑木林に入って溶けてなくなったので又、林道に戻る。

スタートから0.5k位で今度は大きな分岐、正面の小尾根末端の大岩が道を分けている。
どちらを行っても周回林道だから良いのだが今回は左を選択。

左の道は崩落なのか?或いは水路化しているのか?石ころの多い酷い道だ。

時にはこんな石のお出迎えもあり急ぎ足で通過。

右手にもう恐らく何十年も放置されているらしい車の残骸。たが、良い目印にはなっている。

左手には巨大な深い大沢川の本流が接近し盛んな水音が林道まで届く。もう、左前方には音羽山の
一部が聳え立つ。
二つ目の堰堤からは川床が上がってきて流れも見えてきた。何時も感ずるのだが堰堤の直ぐ
上流には土砂が堆積するから川床が上がるのは当然の成り行き。
三つ目堰堤から沢は突然に1/3位の幅になりもう林道との落差は数m。
四つ目で沢は細流となり林道とクロス。

林道はここからU字にターンして東南に向かう。そろそろ、突入口を探さなければならないので
右斜面を観察するが肝心の法面の下部分が崩落していてとても手に負えない。

その崩落の為なのか?通路は大石がゴロゴロ、でも粘り強く観察を続ける。

次のU字ターンで西に向かう寸前でもこんな状態。だが未だ粘る。

だが、Uターンは小尾根の末端を回るはずなので期待していると果たして登れそうな箇所を発見、
後日のために赤テープを目印に巻いてからいよいよ登山開始。

一寸這い登って小尾根に立つと左程の傾斜もなく爺イでも楽々の所。

だが、安心も束の間で尾根道がないので藪が多く払いのけるのが面倒。

暫く傾斜も緩いが間もなく急登が始まる。とは言っても標高差は等高線12本程度。

大コブに差し掛かると掴まる立ち木を目で追いながらとなるので5歩ぐらいで一呼吸と
なり遅々として前進できない。

横を見ると傾斜は爺イの能力限界に近く、うっかりすると後ろにふわっと持っていかれそうになる。
でも先日の高戸谷山の岸壁と違って立ち木は多く下地は柔らかいので滑り落ちても怪我はないだろう。

何とか大コブを乗り越えたがその先の傾斜も余り変わらなく脹脛が張ってくる。「脹脛が張ったら
斜面下を向いて休め」とはずっと昔、あおちゅうさんの記事にあったのを今も実行している。

幾つ目かは定がではないがもう止めてくれと言いたくなるこんなコブをやっとの思いで乗り越すと

斜面の大岩の左を抜ける。

直ぐ目の前のビークに見えるのが音羽から東に延びる稜線の一角。

着いたところは音羽三角点から45mの東、僅かの距離で藪を通過すると音羽の山頂に到着。
北東コースの一本目の開拓成功(12.48)。
おやおや、山頂標識の様子が又、様変わりしていてご新規様登場だ。これだから低山の
標識は面白い。新たなコレクションが増えてマニアとしてはニンマリ。

去年の四月はこんなだったし

肝心のこのG氏のものもうっかり見落としてしまった。

三角点は三等で点名・音羽 1014.72m。

頂上台地には登山者の姿は見えず貸切状態。西端の北側にあるこのマークの近くで
休憩と軽食。第二ルート確認に出発は13.05。

頂上からの北への下山は広い斜面並みの尾根を左目に下ると踏み跡とテープ。方向は北北西、降り切ると
踏み跡不明瞭の笹原になるがそのまま直進。

この白リボン辺りから軽い登りになる。

目指すは目の前に現れるこの尾根、左に行けば音羽北西400mにある1010mの岩突起を経て三峰山への
長大な笹尾根の一本登りとなる。今日のルートは右に下る。

笹原の尾根だが良く見ると通過する人も居ると見えて筋目は明瞭。

唯一のY字分岐は綺麗な右に誘われることなく笹道の左を選択。

その先は地形図で見るようにすっと下れる訳でもなく意外にアップダウンがある。

下り尾根の突端に来た。もう林道が微か下に見える。この突端から広い斜面を急降すると
途中の崖状の所にはジクザグの踏み跡、野生動物ならジグザグ道など歩かないから
人が踏んだ跡だろう。

楽々と林道に降り後日のために赤テープ。

林道を10mも行かないところに見覚えのあるマーク。これを見て外れないように根元を
赤テープで補強してからもう10年は経っているのに未だ健在で嬉しくなる。ここはかって
三峰山の東南ルートを探るために数回利用した場所。

林道を下り始めるがいやはや、この道も凄く荒れている。既に廃道と言いたい位で
足裏にこたえて実に厄介だ。

間もなく午前中に使った登山口を通過。

又、崩落跡のような箇所を足早に抜ける。

放置車両を今度は正面から。

この分岐で合流するとやや歩き易くなり

本日も無事に駐車場に到着(14.12)。8300歩。

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