NHK-Eレテ「朝の体操」を終えた午前6時40分の気温はマイナス4度。
これに先立ってニャンコにご飯をあげてまいりましたけど、飲み水が全く凍っておりませんでした。
今年初めてのことでござる。
朝方はそこそこ冷えてますけど、深夜から未明にかけて寒くはなかったということらしい。
日も長くなってきて、北国もいよいよ春の気配でござる。
さて、
南スーダンで展開しておるニッポンの自衛隊によるPKO活動でござる。
昨年7月に発生した政府軍と反政府勢力による大規模戦闘では、300人近くが亡くなっておる。
この時の日報については、これまで「情報公開請求」をしておったけど、「廃棄」としておった。
そこで自民党衆議院議員の河野太郎さんが再調査を求めておった。
そしたら出てきたのです。
自衛隊は「日報は廃棄した」と大ウソこいておったとみてよい。
新たに公開されたのは去年7月7日から10日までの3日間だ。
日報によると衝突は7日午後8時から始まり、自衛隊宿営地の南西方向で15分間に30発の発砲音があったそうだ。
日報には当初、「抗争」と書かれておったけど、その後9日からは「戦闘」と言う表現に変わった。
事態はどんどんエスカレートしておる、と現場の自衛隊員は思った、というのが常識的な理解だ。
これについて防衛省は「戦闘」は一般的な意味で使ったもので、PKO参加5原則から逸脱した「戦闘行為」ではないと説明しておるそうだ。
申し訳ないけど、PKOの現地には報道関係者もなにもいないのでござる。
ニッポン国民にとって、南スーダンの自衛隊宿営地付近の情報は、自衛隊に頼るしかない。
おかげさんで、これまでも、この先も、南スーダンから伝えられる情報は「自衛隊発」の一方的なモノになる。
「大本営発表」みたいになってしまうのではないのかね?
しかも、自衛隊トップの河野克俊統合幕僚長は8日の記者会見で、派遣部隊に対して、戦闘という言葉を使う際は注意するよう口頭で指示したという。
間違った命令であろうと、とんでもない命令であろうと、これに黙って従うのが自衛隊員でござる。
サラッと「戦闘という言葉使う際は注意するよう」というけど、この河野統合幕僚長の発言は、現場の隊員にとっては非常に重い。
実際には「戦闘という言葉は注意して使わない」ことになる。
ようするに、これから南スーダンはもとより、自衛隊のPKO活動における日報から「戦闘」という文字が消えてなくなるということを意味します。
自衛隊宿営地のどんなに近くで大規模戦闘があっても、日報には「戦闘」とは記載されず、結果として国民にも事実が公表されなくなるというわけだ。
その昔、「きょうも大勝利」「日本海軍、敵を殲滅」と大本営は大勝利を発表しておったけど、実際にはアメリカにドロドロに負け続けておった。
黒を白と言いくるめる。
「大本営発表」とはそういうことだった。
これからの自衛隊の日報や報告から「戦闘」が消えるわけですから、これって、「ほぼ大本営発表」になっちゃうんでないの?
自衛隊トップの河野克俊統合幕僚長さまよ、戦後延々築きあげてきた国民に愛される自衛隊、、旧日本軍とは違うはずの自衛隊、そんなことでいいのか?
どうよそのあたり???