午前8時の気温は零度。
ようやくいつもの気温でござります。
それにしても、今年は雪が多いなぁ。
ようはなかなか融けないわけだけど、どうなってんだろ?
そんな中、きのうは我が町内会の年に一度の会合でござった。
昨年一年の収支報告などをしたわけ。
うだうだ、1時間半ほどご近所が集まって、世間話などいたしました。
この町内会、いわゆる限界集落でござる。
なにせ一番若いのがおぢ夫婦。
で、この2年間で連れ合いをなくされた方がおふたり。
奥さんが入院中のお方がおひとり。
ってことで、年寄りの単身世帯が3つ、夫婦だけの世帯が2つ。
計5家族しかない、まさに限界集落なのでござる。
そう遠くない将来、お近くの別の町内会に加盟せんとダメなことになっておる。
スキー場界隈は、たいそう元気だけれど、我が町内たいそう寂しいことになっておって、えらい違いなのじゃ。
さて、
トルコ旅行もいよいよ最終日でござる。
夜の首都アンカラを寝台車に乗って、ガタゴト、ガタゴト、イスタンブールへ。
列車は、ニッポンとまるきり違って、定刻なんってものはない感じ?
黙って、遅れて、出発いたしました。
ニッポンでは鉄道マニアいわゆる「鉄ちゃん」とか「鉄子」とかがいるけれど、こんだけ発着時間がメチャクチャな鉄道にファンなんかいるんだろか?
って感じでござった。
なにせ到着時間は、車掌さんもわからんというのです。
お国柄ってことですかね。
でも、イスタンブールからは「オリエント急行」ってのもあった。
あれは一度乗ってみたいか…
翌朝観光したのは、ブルーモスクで知られる「スルタンアフメッド・ジャーミィ」とお近くの「アヤソフィア博物館」。
いずれも、イスタンブールの象徴とでもいう、どでかい建物なのじゃ。
アヤソフィア博物館は、1世紀に完成したというギリシャ正教の建物じゃ。
その後15世紀にキリスト教の聖堂が、イスラム教のジャーミィに変わったという一風変わった成り立ちなのじゃ。
17世紀には内部のモザイク画は漆喰で塗りつぶされたけど、いまその漆喰をはがす作業などが行われておる。
天井やら壁に描かれたキリスト教のモザイク画がずんずん明らかになっておる様子で、なかなかに見事でござる。
また、聖母マリアの手形とかいう柱があって、この柱のくぼみに指を入れてぐるりと円を描けたら、願いがかなうとか。
大勢が並んでおって、なもんだからお約束ってことで、一応試してみましたです。
結局、おぢの場合、願いはかないそうもないことになってましたけど…
そして、グランバザール、エジプシャンバザールなどを見学いたしましたです。
どこへ行っても、ニッポン語のうまい店員さんがいて困りまする。
あやうく、あれこれ買わされそうで危なかったのじゃ。
中でもグランバザールは、キンキラキンでびっくり。
我が家にはまったく無縁な貴金属やらが、ごっちゃりでござった。
スパイスなどが香辛料や食べ物が売られておるエジプシャンバザールの方が、我が家向きでなのでござった。
で、こんとき美味しかったのが、グランバザールの手前にあった鶏のグリルのお店。
ハーフサイズも、クウォーターサイズもあって、それに熱々のバターライスにスープにパン食べ放題で数百円でござった。
これが美味かったなぁ。
旅行中、ずーっとトルコは鶏肉が美味しいと思っておったけど、ここは格別でござった。
「一般人が食べてるものは、世界中どこへいっても美味い」と思うおぢですけど、ここも例外ではござりませんでした。
トルコはケバブより鶏肉でござります。
お肉のフアフアした食感はニッポンの鶏肉と別物だったのでござります。
そんで、最後は名物のサバサンドを食べながらの、ボスボラス海峡のクルージング。
もっと熱々だったら美味しかったはずのサバサンドでしたけど、ちょいと冷えててねぇ。
あっ!!サバサンドとは、焼いたサバやから揚げのサバをパンに挟み、タマネギなどなど野菜をはさんだもの。
出来立ては、たぶん絶品でござる。
で、多少冷えたサバサンドにぱくつきながら、ヨーロッパとアジアを隔てる海峡をトルコ人ガイドの流暢な日本語で聞きながら、1時間半ほどのクルージングを楽しんだのでした。
そしてその夜は、自由時間ってことで、イスタンブールの繁華街、タクスィム広場周辺を散策。
スタバでコーヒー飲んだり、トルコ料理のファストフードの店で食事したりと、楽しく最後の夜を過ごしたのでした。
イスティクラール通りには、演劇してる劇場もあったけど、ちょいと入りにくくて、止めましたけどね。
いずれにせよ、トルコは遠くて遠い国でしたけど、8万8千円ってことで、十分楽しめましたです。
さて、今度はどこに行こうかねぇ。
ま、我が家のことですから、旅費の値段が目的地を決める、ってことになってますけど…