おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

五月晴れじゃぁ!!

2011年04月30日 | Weblog

久々、朝からスカッと晴れておりまする。たいそう気持ちがいい。小鳥もあちらこちらから飛んできて、デッキで羽を休めておりまする。そこを我が家の飢えたニャンが狙うという、一見のどかだけど、ちょと怖い光景なのでござる。

ってことで、今朝のニャン、あんまりカリカリのご飯を食べないことになっておる。おぢたち起きる前に、何を食べたんだか… そういえば、この間から、玄関前には「もぐら」が横たわったりしておる。

ご主人様への献上品でござろうか。おもちゃにしたんだろなぁ。我が家のニャン、かなり怖いで~す!! でも、写真の三毛は別格にメンコイのじゃ。いつもご飯を早々に切り上げて、玄関前でおぢを待っておって、スルスルッとドアの隙間から家の中に入り込むのじゃ。だからといって、玄関のタタキの上からはあんまり動いたりせずに、すりすり、すりすり。

おかげさんで、「動物で癒される」って感じ、ようやくわかるようになりましたです。これもハニーさんのおかげでござろうか。こんなじっちゃんになっても、気づくことがあれこれあるんですなぁ~ としみじみなのでござります。

さて、きのうは、室蘭から旧友のMと小中学校で同期だったYらとドップリ呑んじゃいましたです。合計7人のご一行様は、お近くのペンションに2泊する予定だそうな。

で、わざわざニセコに来たのだから、アウトドアでも楽しむかと思いきや、ただただ、酒を呑むのだそうだ。昨夜もぢぢぃ3人に、若いのやそうでない女性4人で、7リットルのビールを軽々空けたのだそうな。

そういえば、過日観た「若者たち」で、兄弟そろってビールを呑むシーンがありましたです。で、なんだか、ど太いビール瓶が出てきたと思ったら、あの懐かしい「サッポロジャイアンツ」でござった。あれって何リットル入ってたのかねぇ、いまはさっぱり見ないけどさ。

で、話は戻って、件の7人組じゃ。20代のあんちゃんでもあるまいに、呑むこと呑むこと。おぢとハニーさんは、金曜日の定番、ラテン・エクササイズの「ズンバ」でジャブジャブに汗かいて、温泉入ってからの参加でござった。

皆さんとは、3時間遅れのスタートしたけど、酒にはすっかり弱くなったおぢ、あっという間に追いついて、べろべろでござった。そんなこんなで、早々に引き上げたおぢ夫婦でござりますが、7人組は、眠る気配もございませんでした。何時まで呑んだんだろ?

ってことで、きょうはとてもよい天気ゆえ、外であれこれ作業しようかしらん。こういう陽気が、しばらく続くといいのですがねぇ…

 


ネコヤナギ

2011年04月29日 | Weblog

細かな雨が、しとしと降っておりまする。気温も午前7時で2度と肌寒いです。よく見たら、雨ではなくてミゾレでござる。寒いはずじゃ。だからさぁ、北海道だけでも大型連休は、6月にしてくれ~ と思うのでござる。

写真は、我が家のそばに生えておるネコヤナギ。芽吹き始めておりまする。そういえば、北海道の遅い桜も、函館方面でようやく咲き始める頃でござります。その桜が終わって、5月も下旬から北海道はいよいよ、ステキな季節を迎えるのでござります。

今朝のおぢ、「旧知の女友さん」ご推薦のNHK教育テレビの朝の番組「Eテレキッズ」のコーナー、「0655」を観ましたです。きょうはネコの投稿写真で、なにやら歌ってました。ネコ好きハニーさんは、TVに釘付けでござった。もっともハニーさんは、動物なら、何見ても「きゃぁ~可愛いぃぃ~」というので、おぢはいつも口あんぐりなのじゃ。

だから、動物がジャンジャン出てくる映画が好きかというと、これが観ないのじゃ。聞いてみたら、「可哀相な場面は嫌」なのだそうだ。う~ん、動物好きというのは、なかなか難しいことになっておることよ。アルコールなら何でもOKという、おぢのような「酒好き」の方が分かりいいと思うけど…

さて、朝日新聞によると「脱原発」を訴えている、信用金庫の城南信金(東京都品川区)が、脱原発のための預金や融資を5月2日から始めると発表したそうな。

太陽光発電などを導入すれば、定期預金の利息を年1%に引き上げ、導入のためのローンも最初の1年間を無利子にするという。いいねぇ、こういうの!! こんな銀行、ジャンジャン出て来てほしいです。 アッパレじゃ!!

5月2日以降に、太陽光発電のためのソーラーパネルや自家用発電機、蓄電池、LED照明のいずれかを10万円以上買った人が対象だそうな。領収書を出せば、1世帯あたり100万円まで預金できる。 おお!!

ソーラーパネルなどを買うためのローン金利は低くするそうな。融資額は50万~300万円で、期間は3~8年。最初の1年間は無利子で、2年目以降は年1.0%の固定金利、かなり低い金利となるそうな。ちょっと、なんちゅういい信金、でござることか。

過日も書いたかしらんけど、電力各社はTVの夕方ニュースのほとんどの番組のスポンサーとなっておる。新聞もTVも週刊誌その他も、金でがんじがらめと言ってよい。その広告費、途方もない額でござる。

それを支えておるのが、諸外国の約3倍という高額な電気料金でござる。原子力関連の学者や大学には、高額な寄付。政治家にも接待から何から取り入っておる。で、ごっちゃり広告費貰っておるマスコミも口が出しにくい。いわばやりたい放題の状況をつくっておるのが電力会社の実態でござる。

そんな中、2位とはいえ東京の一信金が、脱原発じゃ。凄いねぇ。一方、今朝の新聞によると、中部電力は、東海地震の震源域にある静岡県御前崎市の浜岡原子力発電所3号機を7月に再稼働することを前提とした、業績見通しを正式発表しておる。どもこもならん。

いま、フクシマの次に一番危ないとされる浜岡原発を何で動かすというんだか。ったくもう!!

朝日新聞にはこう書いてあった。「城南信金の吉原毅理事長は原発事故後、『脱原発』を掲げ、自社の電力消費量を今後3年以内に約3割減らす節電策を打ち出した。『危険が高い原発に依存しなくて済むような地域社会作りに貢献したい』としている」そうな。

いやぁ、応援したくなるなぁ、城南信金!! 脱原発を社会貢献とする企業、偉いなぁ。電力各社からの有形無形の圧力があるか分からんけど、ガンバレ城南信金!! それにしてもこんな銀行、北海道には出ないだろ。地元有力企業である北電に弓引く所業は出来ないじゃろ。金の力で横っ面を引っぱたく電力会社、怖いですぅ~


「若者たち」をご存知か?

2011年04月28日 | Weblog

午前8時の気温は、プラスの5度。しとしと、雨の朝でござります。このところの温かさで、我が家の周りの雪も、ガサガサ音を立てて、減ってきておりまする。

写真の薪小屋、ようやく完全に姿を現しましたです。少し前までは、ほとんど屋根まで雪で覆われておりましたけど、ついに出ましたぁ。春ですなぁ…

ちょっと前(3月29日撮影)まで、こうでしたもんねぇ。雪割りしてたら、もう少し早かったでしょうけど、我が家の場合、雪は「放置プレー」だからさぁ。それにしても、今年の雪どけ、昨年よりは、少し遅いような気がしておりまする。

「♪君の行く道は~果てしなく遠い~なのになぜ~」という「若者たち」をご存知か? 昨夜、録画しておった映画「若者たち」を観ましたです。この間から、BSNHKの「山田洋二監督が選ぶ日本映画100選」を録画しておって、先日、「若者たち」を放送しておったのじゃ。

いやはや懐かしいこと、懐かしいこと。といっても、この映画、観ておりませんでした。当時TVドラマの「若者たち」は欠かさずに観ておったけど、映画は観ていなかったのじゃ。

男四人の兄弟に、妹一人が織り成す青春ドラマでござる。登場人物は、TV放送と丸きり同じ。長男は田中邦衛、次男が橋本功、長女が佐藤オリエ、三男が山本圭、四男が松山省二でござった。

TV放送が1966年というから、おぢが中学2年の頃でござろうか? クラス対抗の合唱コンクールで、この若者たちのテーマソングを歌って入賞したのを覚えておりまする。

合唱コンクールで、こうした歌を歌うなんぞということは、それまでなかったことではありました。音楽の教科書に載ってる曲を歌うもんでしたけどね。というぐらい、みんなこぞって歌える曲でござった。

しかも当時北海道にはフジテレビのネット局はなく、日テレ系の札幌テレビが放送しておった。貧乏だけど、元気な時代ではありました。おぢの家にも、前年ようやくTVやってきたもんねぇ、貧乏でした…

内容はというと、あれこれ青春の葛藤ってことでござる。ドラマは、いつも茶の間での兄弟ゲンカ。のちの「寺内貫太郎一家」はこのパクリかね? で、いがったんだなぁ、佐藤オリエさんが。ステキでした。きのう観たら、そうでもありませんでしたけど、当時はとってもステキなおねーさんなのでござった。

山本圭さんもいがったねぇ。つい先日自殺した田中実さんをもう少しインテリにした感じでござった。社会派のチョー真面目ドラマで、いまはこんなのとても視聴率など取れませぬ。「時代」ってことです。

映画には、ほかに故石立鉄男さん、故小川眞由美さんなんかも出ており、若き日の江守徹さんもいい味出しておりましたです。昭和40年代初めは、豊かさと貧困が入り混じり、あれこれ摩擦の多い時代でござった。

一方、「シャボン玉ホリデー」に代表される楽しい番組も多い時代でしたね。多感だったあの時代を思い出し、なんかしみじみした夜なのでござりました。ニッポンは、あの頃、とてもいい時代だったのでした。原発ないし…

 

 


きょうは今年一番の温かさだそうな

2011年04月27日 | Weblog

午前8時の気温はプラスの6度で温かじゃ。風もなく穏やかでござる。雪もどんどん融けておる。日中は、プラス15度まで気温が上がるそうで、ニセコは本格的な春の訪れなのでござります。

写真は、登別の温泉でハニーさんが用意してくれたケーキなのじゃ。ロウソク6本が、なんとも悲しいです。60歳の衝撃から、まだ立ち直っておらんおぢでござります。悲しい…

さて、きのうは登別からの帰り、ラジオを聴いておりました。国会中継でござる。民主、自民の被災地出身議員が、質問に立っておったけど、内閣の答弁、どれもこれも、箸にも棒にもかかりませなんだ。

被災者の皆さん、どう聞いたんだろ。なんとも頼りない内閣なのでござります。仮設住宅は、被災から1ヶ月が過ぎたというのに、まだ1000戸に満たないそうな。

阪神大震災とは比較にならない遅さでござる。「お盆までには6万戸」とか申しておったけど、あんまりにも遅すぎますです。なにしてんだか!! 

ところで、今回の福島原発事故の当事者である東京電力じゃ。従業員の給与削減でお茶を濁して、企業の存続を狙っておるという。しかも電気料金の値上げだそうだ。冗談ではござりませぬ。

世界中に放射性物質をばら撒いた、このずさんな企業が、存続すること事態、許せんね。大体、ニッポンの電気料金は、他国の3倍という高額料金だそうな。市場原理が働かない、独占企業ゆえでござる。

週刊文春によると、ある企業経営者が、東電幹部に問いただしたそうな。「なぜ電気料金が下げられないのか?」。と件の東電幹部は「下げてもいいけど停電しますよ」とのたまったそうな。

「努力もせずに、よく客に向かって不良品になりますと言えるよな」と、あ然としたそうな。どもならん。ここは東電、潰すしかないと思うけど、誰も言い出しませぬ。TVも新聞もそんなこと言おうもんなら、広告費に響くというわけ。

それでいいのかねぇ、未曾有の大事故を起こした企業が、生き残るってどうよ? 世界中に放射性物質ばら撒いたんだぜ!! しかもニッポンの被災者の中には、今後ガンで死亡する人が、じゃんじゃんでる可能性もある。

東北電力、中部電力に東電のあれこれ全てを売却し、企業を潰す選択肢は当然あってしかるべきだ。だけども、これを政府が言い出さんって言うのもなんだかおかしな話ではありまする。「東電を潰します」とでも言えば、「官」総理の支持率も上がるやもしれませぬ。東電が今後も存続するなど、世界の常識からして、おかしなことだと思うけど、どうよ?

 


地獄の谷じゃぁ~

2011年04月26日 | Weblog

更新が遅れました。スマンこってす!! きのうからハニーさんと登別温泉に行っておりましたのです。いつもと違う登別の湯、1泊して堪能してきたのじゃ。さすがニッポンの名湯の一つ、いい湯でござりました。

登別温泉を訪れたのは、小学6年生の修学旅行以来のことでござる。その時は、札幌から中山峠、洞爺湖温泉を経て登別で一泊。翌日はオロフレ峠から支笏湖を経て札幌へ。そんなコースでござった。

そのとき、登別温泉では、第一滝本館という大きな温泉に泊まりましたです。そうほぼ40年前のそのころ、第一滝本館は混浴で、修学旅行生もしっかり男女こぞってスッポンポン、ミックス状態でござった。

で、温泉大浴場には、巨大な滑り台があり、男女ともどもその滑り台を滑って降りておった。女子もゴッチャリ滑って降りたのだけれど、教師は降り口あたりでニヤニヤしておったのを、たいそうよく記憶しておりまする。物覚えの悪いおぢですけど、そういうのはしっかり覚えておるのじゃ。

いま考えてみれば、とんでもないことではありますが、昔はなんちゅうことのないことでござった。さらには、やっぱりアンポンタンな生徒もいて、なぜだか水中メガネ持参で、混浴風呂に入るのもいたのでござる。

そう、メガネをつけて、もぐっておるのじゃ。当然、女子生徒はキャーキャーいうわけで、そう時間が経たないうちに、先生に取り上げられたのだけれど、それっきりでござった。おぢもどんだけ、メガネほしかったことか…   それにしてもいい時代でござった。なにがいい時代かよくわかりませんけどね。

そんなこんなを思い出しつつ、清水旅館とかいう老舗に泊まってまいりました。旅館では、「写真でもどうぞ」とか申して、な、な、なんと、赤いちゃんちゃんこに帽子まで用意しておった。そんなもん、恥ずかしくて着れませんってば!! さすがにお断りいたしましたです。

で、登別の湯にゆったり浸かってまいりました。写真は地獄谷でござる。昔はずいぶん広いところのような気がしましたが、意外に狭いところでござった。

今朝は、オロフレ峠からかつての大滝村を経由して、我が家に戻ってきたのでござる。途中、峠のトンネルで、開発局の車が、道路のセンターライン上にコーンを置く作業に出くわした。でもって、延々1キロ近く、上り坂をノロノロ運転。そしたら、走行距離21万4000キロオーバーの愛車は、なんだか怪しくなってきた。

「エンジンチェック」とかいう今まで見たことのない赤いサインが出るではないの!! こりゃいつ止まってもおかしくないと、ビビッておった。で、トンネルを抜けるとエンジンルームを開けてみたけれど、何事もないようすでござった。

しかしながら、自宅までは、まだ数十キロ。この間、ビビリまくりでござった。下り坂では、サインも消えたりもしました。ホッとしたのもつかの間、今度は車体がガタガタ揺れるのじゃ。これまたびっくり。このクルマ、もうあきまへん。いよいよ寿命でござります。これじゃぁ、長距離は走れませぬ。

連休明けに、本気で中古車探しでござります。ネットでお安い中古車を探すのじゃ。10万円ぐらいの四駆のクルマ、どっかにないべか。塩化カルシウム撒いてない本州のクルマがいいと思うけど…

 


夕張市長は30歳!!

2011年04月25日 | Weblog

午前7時の気温は、プラスの5度ではありますが、空はどよんとしておって、風もあるし、なんだか寒い。よくよく考えてみれば(考えてみなくても)、4月下旬は、いつもこんな天気なのでござります。春と秋は嫌いです。

今朝のおぢ、ようやく復活しております。酷かったなぁ、二日酔い。このあたり、どうあがいてみても、じっちゃんでござる。「♪今年60のおじいさん」だもねぇ、しかたないです。

当ブログの読者、ペ様おばさまご指摘の通り、顔の肉は下がり、しわも増えておりまする。それでも、そんなことは、鏡を見なけりゃわからんけど、問題は手の甲でござる。そう、こうやってパソコンに向かっておると、否が応でも手の甲が目に入る。これが目に見えて、じじ臭いのじゃ。なんとも悲しいのでありまする。気分がよろしくないので、手袋はめてパソコンしようかしらん…

そんなこんなの今朝は、なんといっても統一地方選第2弾でござります。夕張市では、最年少30歳の市長、室蘭市でも33歳市長が誕生でござる。まことにけっこうじゃ。夕張は、元上司の石原都知事が応援に来たしたのは厭らしかったけど、自民の元衆議院議員のおばちゃんを破ったのがよろしい。

このおばの敗戦の弁、これには口あんぐり、呆れましたです。曰く「夕張市民の良識が問われる」だと!! こういうおばを落選させた夕張市民、どっからどうみても良識ある市民なのでござります。あっぱれ夕張市民と申しておきましょう。

室蘭は、よくわからんけど、若いからいいのです。60代以上は世間に迷惑かけないように、地道に生きるのがよろしいかも。「官」総理のように、社会に害悪もたらす、噴飯モノの政治家などになってはいけませんのですよ。

一方、我が倶知安町でも、38歳の町議が誕生しておる。これまでは、ペンション街を代表する町議がいなかったわけで、スキー場周辺のあれやこれやの問題が、解決されることになるやも知れませぬ。楽しみなことなのでござる。

いずれにせよ、既成政党は、もう、どこもここもアカンような気がしますです。この逼塞感、閉塞感、どうにもなりませぬ。こういうとき、独裁者が出たりして、国民の人気集めたりして、危ないことになるんだろう。ま、我がニッポン国、そんなカリスマが出るとは、思えませんがね。

ところで、おぢとハニーさん、きょうはこのあと登別温泉のとある高級旅館に行きまする。還暦祝いの一泊旅行でござる。ふたりして、温泉浸かって、美味しいものをいただいて、ノンビリ、ゆったり。温泉に浸かって、ノンビリ、ゆったりって、考えてみれば、普段の生活とあんまり違わない気もします。

震災の被災者のことは気にしつつも、自粛などしないおぢ夫婦でござります。読者の皆さま、自粛なんぞしてないで、お金ジャンジャン使って、景気回復!! 元気に遊んで、経済も!! 復興も!! なのでござります、ハイ!!

 

 

 


二日酔いでゲロッゲロ

2011年04月24日 | Weblog

数少ない読者の皆々さま、更新が遅れて、スマンこってす。昨夜は、ご近所Sさんがおぢの還暦祝いをしてくれましたです。ニセコの移住組Sさん夫妻と黒松内町のTさんにおぢとハニーさんの計7名でワイワイ、ガンガン呑んじゃって、気がつけば深夜零時を回っておりましたです。

そんなこなもんだから、今朝はどろどろの二日酔い。「頭ガンガンガン、心臓ドンドンドン」でござりました。で、起床したのも8時過ぎ。ようやく朝食を摂って、2回トイレ行って、それでもなおかつ、ずーっと死んでおりました。

で、熱々の麺類の昼ごはんを食べて、ようやくこの世に戻ってまいりましたです。いやはや、酷いことになってます。

写真は、ニセコのSさんの奥さんが手づくりしたもの。いただいたときは、「中には赤いフンドシが入ってるんじゃないかのか? ってことは着てくれってことだろか」と恥ずかしいやら、嬉しいやら? 想像を逞しくいたしましたけど…中身は、美味しいげな佐賀産のイチゴ。ホッといたしましたです。

で、呑み会は、延々0時過ぎまで続いてもうて、ヘロヘロのヨレヨレ。普段はどんなに遅くとも11時には就寝しておるのに、0時過ぎまで呑んじゃって… ってことで、あれこれ書きたいこともござりますが、なにせ脳が働いておりませぬ。

きょうは、このままダラダラして、夕方温泉に行って、ソッコー寝るパターンでござる。スマン!!


東電も北電も、なんだかなぁ…

2011年04月23日 | Weblog

数少ない読者の皆さん、おはようござります。4月23日、恐怖の朝を迎えておりまする。そう、おぢはきょう、とうとう60歳になってもうたのじゃ。頭がクラクラいたします。「光陰矢のごとし」などと申しますけど、ホントです。

ついこの間まで学生で、お仲間と連日酒呑んで、大騒ぎしておったようだけれど、「あれから40年…」ってことでござります。そういえば、あのカツラかぶったおじさんも、ほぼ同世代でござる。人生、あっという間の夢まぼろし。「青年老いやすく…」などとも申しますなぁ。

ではありますが、とにもかくにも、おぢは元気でござる。見方を変えれば、よくぞここまで生きてきた、ともいえますです。なにせ、貧乏人の子どものクセに、ひ弱なおぼっちゃまみたいでしたしねぇ。

親戚ご一同さまに、「こいつは長くは生きられないだろう」みたいに思われていて、それが60歳まで生きてきたわけで、たいしためっけもんってことでござろうか。はたまた、「憎まれっ子、世にはばかる」ってことでござろうか? いずれにせよ、チンチンを除いて、おぢは元気です!!

写真は、札幌の旧友Sから届いた還暦祝いでござる。数少ない当ブログの読者ゆえ、お祝い事はプレミアムモルツと心得ておるのじゃ。ありがとさん。心して呑みまする。できれば、毛ガニとセットだと、もっと嬉しかったけどね…

さて、きのう東電の社長が、福島県の住民らが避難する郡山市のイベント施設を訪れたそうな。原発から半径30キロ圏内の皆さんが避難しておるところでござる。そこで社長は、「ご迷惑を掛けて申し訳ございません」と何度も土下座して謝罪しておった。

それにしてもですが、このニュース、マスコミの扱いに、えらい違いがござりました。TV朝日の報道ステーションは、怒号が飛んでおったけど、日テレは、社長を気遣う住民の映像ばかり。日テレ報道部、あんたには呆れましたです。

もし、おぢが避難民だったなら、社長をグーで殴っておるところじゃ。家も土地も畑も、なにもかも、5年や10年使いものにはなりませぬ。殴り倒しても気が晴れないところでござる。

なのに東北のお方たち、多少怒号が飛ぶだけで、じっと辛抱しておる。それにつけても、許されんね、東電。東京の居酒屋では、東電社員と分かると、殴られるそうだけど、さもありなんじゃ。どの面さげて「原発は安全」などと言っておったのか。プンプン腹が立って、コンニャローでござります。

で、我が北海道では、きのう北電が泊原発で津波を想定した訓練をしておる。TVで映像を見ておったら、作業着で悠長に放水などしておった。何してんだか!! 放射能まみれの可能性もある現場で、作業着で放水しているヒマあるんかい!! ちゃんと防護服着てやらんかい!! お気軽な作業着を着て、訓練になるんかぁ?

泊原発の所長は「津波が来ても原子炉の安全を保てることを確認できた」とのたまったそうな。ア・ホ・か!! 電源は、導入したばかりの「移動発電機車」で確保したから、大丈夫ってことらしいけど、その前に、「冷却機能」そのものが地震と津波で失われている可能性もあるんではないのか? 

こんなん、単なるパフォーマンス。住民を舐めては困ります。パフォーマンスで、「安全を保てることを確認できた」はないんでないの?電力会社の体質、どこもここも一緒で住民を舐めておる、腹立つなぁ、プンプン!!

 

 


肌寒い朝でござる

2011年04月22日 | Weblog

午前8時の気温は、プラスの5度。気温はズンズン高くなっておりまするが、なんだか肌寒い。いまどき、4月の下旬、5月の連休の頃は、毎年のことながら肌寒く感じまする。ゴールデンウイーク、北海道は6月にして欲しいなぁ。

きのうのおぢ、朝から晩まで、びっしりパソコンに向かって仕事しておりましたです。腱鞘炎は、かなり回復でござるけど、液晶画面ばっか見ておると、どうにも疲れますです。

ハニーさんは、真狩の叔母を札幌医大に連れていっておりましたゆえ、おぢは、ひとりぽつんと取り残されたのじゃ。そこで、ニャンコと遊んでやろうと、少々余っておった日本酒を、ニャンコのお皿に入れて、反応をうかがいましたです。

ニャンが酔って、千鳥足する様子、見てみたいと思ったのじゃ。ニャンコがふらふら千鳥足で歩くなんて、なんかユーモラス、面白そうじゃんか。…などと思ったわけ。「動物虐待」なんぞで訴えないでちゃぶ台ね。 

で、子ネコ一匹が、舐めはじめましたです。「その調子で、ジャンジャカ呑まんかい」と思いましたけど、ペロペロペロッ、で終わりでござった。千鳥足で、ゲップするネコ、見れませなんだ。残念なことでござった。一応、愛猫家のハニーさんには内緒なのでござる。

さて、きのう被災地の避難所めぐりをした「官」総理、被災者にボコボコにされておった。さもありなんじゃ。本人は、政治的パフォーマンスでもしたかったのだろうけど、国民に敬愛されておる天皇陛下ならいざしらず、世間はこぞってアンポンタンと思っておる総理が、被災者ひとりひとりに声かけたって、所詮ムリ。

でもって、とうとう被災者も切れちゃった。「もう帰るのか!!」とか言われちゃう体たらく、「そういうつもりじゃなく、ごめんなさい」と散々でござった。なんとも頼りない総理なのじゃ。

30分しかないというなら、こういうときは、入り口で大きな声出して、一言元気の出る言葉をかけるだけでよろしいんでないの。一人ひとりに声かけたって、陛下ならいざしらず、アンポンタンに声かけられたって、誰も嬉しくありませんってば!!

ところで、スーちゃんこと、田中好子さんが亡くなったそうな。もう3人揃ったキャンディーズは見ることが出来ないのですなぁ。五十台半ばは、あまりに早すぎます。ご主人は、夏目雅子さんのお兄さんだったとか。美人の妹も美人の奥さんも、早くに亡くして、なんとも可哀相なことでござります。

しかもスーちゃんの場合は、1990年代から延々と闘病生活だったそうな。辛いことでござります。合掌。

 


香港や台湾の観光客が北海道へ、キタァ~

2011年04月21日 | Weblog

午前7時の気温は、プラスの5度。昨夜から今朝にかけて、雨が降っておりましたです。朝方は、ミゾレ交じりでしたけど、いまは止んでおりまする。ここんとこ、雪どけは足踏み状態、日中の気温が低いと、雪どけは進まないことになっておる。なんだか寒い今日この頃でござります。

さて、報道によると、函館には台湾からの観光客が来ておるそうな。札幌には香港からも観光客だそうな。感謝感激でござります。逆の立場だったなら、おぢは、原発事故起こした国へ観光などには、まず行きませぬ。

ありがたいことでござります。トップがアホでも、ニッポンを愛してくれる方がおるというのは、まことに嬉しいかぎりです。安全な北海道へ、ドンドコ遊びに来てくださいな、そこらあたりヨロピクなのじゃ!!

さて、100億円を義援金として寄付したとして注目を集めておる孫正義さんじゃ。今度は、太陽電池など環境エネルギーの普及を促進するため、「自然エネルギー財団」を設置すると発表したそうな。しかも10億円出すってさ。

これって、世界中の科学者ら約100人に参加を促して、政府への政策提言などを行うのだそうだ。民主党の復興ビジョン会合で明らかにした。

孫社長は今回の事故を受け、いち早く自然エネルギーへの転換を主張しておる。被災地域を中心に「東日本ソーラーベルト」を作る構想を提案。普及促進策として自然エネルギーで発電された電力の全量買い取り制度の導入も求めたそうな。
 
いま求められるのは、こういうことでござる。「官」総理は、「エネルギー政策の見直しもありえる」みたいなムニャムニャ発言しておるけれど、ドイツのメルケルさんでさえ、すでに原発から脱原発へ政策転換を表明しておる。
 
原発の被害を受けたご当地ニッポン国の総理が、ムニャムニャしておって、「♪バッカじゃなかろうかサンバ」でござる。心底アタマに来ておるけれど、孫さんはキッパリ明快じゃ。これぞ、あたり前田のクラッカー!!

その孫社長、こうも述べたそうな。「もう一度日は昇る。希望あふれるビジョンを作ろう」。このセリフを、総理が被災地に向けて言っておったら、どんだけ現地が勇気づけられたことでしょう。リーダーは、こういうことを言うだけでよろしいのです。
 
もし、こんなことをニッポン国の総理大臣が国民に向かって言ったなら、誰もがウルッと来て、「そうだ!! ガンバロウ!!」と思うだろう。 あとは、方向だけしっかり決めて、番頭さんに任せておればいいのです。だけども、それができないのが、アンポンタン。タコスケ総理は、屁こいて寝ろっちゅうの!!

原発安定へ6~9ヶ月って、ホンマかいな???

2011年04月20日 | Weblog

午前7時の気温は、プラスの2度。曇り空の朝でござります。風邪気味でしたおぢとハニーさん、きょうは体調良好!! 目覚めもスッキリでござります。きのうは、市民生協で、消費期限切れ寸前のしゃぶしゃぶ用のお肉を半額でゲット。おかげさんで、久々にホントのしゃぶしゃぶをいただいたのでござる。しゃぶしゃぶといえば、ずーっとブタかラムだったもんねぇ。

さらには、就寝前にニンニクをごっちゃりいただいたわけで、体調良好、目覚めスッキリは、ここらあたりが原因でござろうか。札幌では、季節はずれのインフルエンザが流行っておるそうで、こちらに飛び火しないかと、心配なことはござりますが、ニンニクまるごと1分30秒、チンして醤油にバター、一味か七味でいただくと、風邪程度は軽く吹っ飛びますです。

さて、ここんとこのおぢ、きょうは放射性物質、どっちに飛んでんだろと、先にご紹介したこのHPを、毎朝チェックするのが日課でござる。あなたの地方は、今朝どうよ?

朝日新聞によると、呆れた出来事が、茨城県つくば市でありましたとさ。一部の職員が、原発の事故後に福島県などから避難してきた転入者の一部に、「放射線検査を受けた証明書の提示」を求めていたことがわかったそうな。酷いねぇ。

市では、そうした定めは設けていなかったそうで、職員の勘違いだったという。しかし、職員、勘違いするか? 放射線検査の証明書が「移住の条件」だと思うのが、そもそも変。もし、おぢが上司から、「証明書の提示が移住の条件だ」と言われたら、「それ、おかしくないですか?」とまずは聞く。

で、もし、それが移住の条件というなら、おぢなら「そんなことしたら、大騒ぎになりますよ」と言うけどなぁ。この職員、かなり頭が悪いか、単なるイエスマンか、差別主義者か、いずれかでござろう。ぞーっとするほど民度が低い。

ヨーロッパなどでも、電車で隣り合わせた人が、ニッポン人と分かると席を離れたりしておるとか。ここらあたりは、外務省なんかの広報が足りないせいもあるだろうけど、つくば市の職員の場合、まさに噴飯もの。あまりに情けない。

そんな事態まで招いておる福島原発事故、日曜日に東電は、工程表を発表しておる。6~9ヶ月で、安定した状態にするという。おぢが驚いたのは、その前に、いまも東電主導で作業が行われておるという事実。未曾有の国難というのに、国が前面に出ていないって、どうなのよ? 

しかも、原発推進は、国策でござる。こと、ここに至っては、国がケツ拭くのが正しいと思うけど、東電に任せておいていいのか。どうなのよ?

それにしてもですが、6~9ヶ月で安定することなど、できるんだろか。週刊文春によれば、現場の所長と本社の対立、抜き刺しならないところまで来ておるという。本社と現場間で行われるTV会議は、たいそう陰険なことになっておるそうな。

「あれしろ! これしろ!」と現場にも来ないで指示しておる連中に、頭に来ておるでござろう。聞けば居住環境、まことに劣悪じゃ。もっとも大事な食事が、レトルトだとかカップ麺だとか、それって、めちゃくちゃじゃん。

それって、国難を救うヒーローの食いもんかい? 酷くないかい。考えてみれば、第2次大戦でのニッポン兵の死者は、230万人といわれておるけれど、そのうちの半分以上は、餓死といわれておる。そう、食い物がなくて、飢えて死んでおるのじゃ。

旧日本軍では、兵站(戦闘部隊の後方で、人員・兵器・食糧などの輸送や補給をする)が、軽視されておったという。米軍が、どんな激しい戦闘地域にも、温かい食事を届けたのとは対照的なのじゃ。

ちゃんとしたご飯食べさせないで、いい仕事させようってのは、なんかおかしい。少なくとも手づくりの食事を、自衛隊の部隊かなんかが担当して、現場の皆さんに毎日届けるべきではなかろうか。ご飯食べさせないで、「ガンバレ」は、大量の餓死者を出した旧日本軍と変わらんではないのか。酷いと思うけど、どうよ? タコスケ「官」総理!!!

 


あ然!!原発が「トイレのないマンション」とは

2011年04月19日 | Weblog

午前7時の気温は、零度。今朝も霜が降りておりまする。ストーブにも火を入れておる。北国の春は、なかなかやってきませんです。ゾクゾク寒いし。ってことで、夫婦してなんか風邪気味なのじゃ。寝込むほどではござりませんけど、ちょと不調なのでござります。

さて、原発事故のおかげんさんで、いろいろ教えていただいておりまする。「安全神話の実態」、段々分かってきましたです。例えば、次に危ない原発じゃ。静岡県御前崎市にある中部電力・浜岡原子力発電所なのだそうだ。ここが福島第一原発の次に危ないところだそうな。

ここは2009年に1号機と2号機が運転終了しておるそうだけど、3~6号機は稼働中だ。で、この原発は、想定されておる東海地震の震源域のほぼ中心に建っておるそうな。でもって、原発から8km以内に8本の活断層がありが、ほかに活断層の疑いのあるのが3本あって、そのうち2本は原発敷地内を走っておるそうな。ひぇ~

なんでそんなことになるんだろ? と不思議に思ったけど、TVタックルで観ましたけど、原発建設に伴って地盤など、地震を判定する委員会というのは、電力会社と関連会社などで作っておるところだそうだ。つまりその委員会、地震の専門家は皆無なのだそうだ。そんなところが、決めるってねぇ… ウソで固めた安全神話ってことでござる。酷いなぁ。

北海道の泊原発の沖にも、活断層があるそうな。ってことで、泊原発は、「新しいから大丈夫」も単なる神話にすぎませぬ。ビビるよなぁ。で、驚きついでに驚いたのが、4月21日号の週刊文春「池上彰のそこからですか?」。

今回は「トイレのないマンション」って標題で、原発はトイレのないマンションと同じというお話。池上さんによると、ニッポンで原子力発電を続けると、年間1000トンの使用済み燃料が出るという。これを貯蔵する施設が青森県の六ヶ所村で、貯蔵できる量は、全体で3000トンで、すでに2800トンあって間もなく満杯だそうな。

だから、各原子力発電所は、使用済みの核燃料を敷地内で保管するしかないのだそうだ。あちこちに保管しておる使用済み燃料、な、な、なんとすでに1万トンを超えているそうな。

そこで、この使用済みの核燃料を再処理して使おうという。で、再処理工場を六ヶ所村に作ったけど、トラブル続きで操業開始は来年10月なのだそうだ。

さらには、プルトニウムを加工して普通の原発で使えるMOX燃料というのを製造するらしいけど、これが2016年からだそうな。いやはや、まさにトイレのないマンションなのじゃ。で、世界各国が、トイレのないまま見切り発車で原発を作っておったというのじゃ。ア・ホ・か!!

使用済みの燃料の最終処分というのは、廃棄物をガラスに封じ込めて、30~50年冷やしたあと、地下300メートル以上の地層に埋めるのだそうな。

で、毎年1000本程度のペースで固体化するそうだけど、この費用は4万本(40年分)で約3兆円だそうな。しかもこれが安定する状態になるには、プルトニウム239の放射線が半分になる半減期、2万4000年かかるのだそうな。どもこもならんではないの!!

ついでながら、低レベルの放射性廃棄物(フィルターや布など)を処理するには、まず30年ほど閉じ込めて、地中に埋めて30年監視、最終的には300年地下に埋めておくのだそうな。この低レベル放射性物質はドラム缶で、年間4万~5万本だそうな。

おまけに原発1機を廃炉にするったって、解体するまで10年もかかるではないのか。この費用だって、とんでもない金額じゃ。今回の事故で明らかなように、国中、いや世界中をパニックに陥れるのが原発事故じゃ。

これじゃぁ、ムリだと思いますです。原発を維持するの。ムチャクチャ、デタラメの見切り発車と言ってよい。こんなもんを国策で続けるっておかしくないか? 多少不自由でも、もう一度原点に返ってエネルギー政策を考え直すのが正しいと思うけどねぇ。

 

コントロールが難しい上に、廃炉処理にも困る原発。おまけに建設から廃止、使用済み燃料の処理に至るまでのコストも半端ない。こんなもん、もう止めるしかないのではないか。子孫に大きな禍根を残す原発は、これをきっかけに止めるのが、いまを生きる我々世代の使命と思い始めたけど、どうよ??? 


アメリカ政府「退避勧告は行き過ぎだった」だと

2011年04月18日 | Weblog

午前6時の気温は、マイナス2度。車の屋根や窓に霜が降りて、まだまだ朝の気温は寒いことになっておる。それでも、日に日に、ずんずん温かくなってきてはおりまする。

我が家以外のあちこちでは、クロッカスも咲き始めておるようでござる。一方、我が家では、生えておる辺り、まだ雪に埋もれておりまする。雪割り作業、した方がよろしいのでしょうけど、あんまりやる気がないことになっておる、今日この頃のおぢでござります。

さて、原発事故を巡って、退避勧告を出しておったアメリカ政府ですが、14日、日本の首都圏などへの渡航延期勧告を解除したそうな。 これまでは、アメリカ人に対して、東京、名古屋、横浜などへの渡航延期勧告をしておった。だけどもこれを解除すると発表したわけ。もっとも、福島原発の半径80キロ圏内からの避難勧告は、継続する方針だそうだ。

これらの理由はというと、当該地域の「放射能の影響が、かなり小さくなった」ことなどを挙げているそうな。ま、元々放射能の影響がそう大きかったとは思えませぬ。ニッポン政府が、しっかり情報公開しないから、パニクったってことでござろう。

こういうことで、ドタバタ慌てふためいてパニックになるのが、西洋人。一方、ニッポン人はというと、諸外国から見れば、少々鈍感に見えるほど、落ち着いた対応なのでござる。被災地の実情を見れば、お分かりの通りなのじゃ。ま、国民性の違いということでござろう。

家族や自分の健康を考えて、ピューと海外へ逃げ出すのもよろしい。冷静に落ち着いた行動するもの、見識でござります。ニッポン人が、外国人と決定的に違うのは、この国以外のところで暮らすってことが、なかなかできないってことぐらいでしょうかね。

おぢなんか、かつては沖縄移住も考えたことあったけど、食べ物のこと考えたら、到底ムリでござった。それが醤油や味噌が高価だったり、なかなか手に入らないとなると、海外生活、まるきりムリじゃんって話でござります。

そういえばきのうの「たかじんのそこまで言って委員会」では、「年間100ミリシーベルト程度までの放射線を浴びると、かえってガンにり患しにくい」とか申しておった。

ようは、この程度の量を浴びた場合、運動して活性酸素が増えて健康によいのと、同じようなことになるのだそうだ。少々なら放射線浴びると健康によいってことらしい。もっとも、ある時点以上、浴びる量が増えるとガンなどにかかるリスクは、当然ながら上がるそうですけどね。

どなたかも言っておったけど、福島県の皆さんに、聞かせたい話でござります。そんなこんなで、3月に日本を訪れた観光客は、前年比50%減で過去最高の減少率だったそうな。そりゃもう、「あたり前田のクラッカー」でござる。

観光なんぞというもんは、安心して楽しめないことには、どもこもならん。放射能の心配しながら観光するお方など、世界のどこ探してもおりませぬ。原発事故の早急な解決しか、ニッポン観光復活はありえないことになっておるのでござります。

ところで、話は変わりますが、神奈川県知事に、元フジテレビの放送記者で、報道2001のキャスターをしておった黒岩祐治さんが、当選しておった。原発事故やらなんやらで、まるきり知らんかった。

このお方、現役のキャスター時代に、救急医療のキャンペーンを続けておった。で、そのことが、現在の救急救命士の誕生に結びつくなど、実行力のあるジャーナリストでござりました。

それが今回、神奈川県知事に初当選でござる。見回してみれば、恐ろしいことに、日本全国の知事候補、ほとんどが元官僚でござる。正直、気味が悪いです。そんな中、ジャーナリストとしては初の知事誕生ってことで、注目しておるのじゃ。

なかでも、全国に先駆けて、「各家庭などにソーラーパネルを設置し、ソーラーパネルの輝く、停電のないエネルギー都市を実現!」を謳っておる。ようは、各家庭がソーラーパネルで自家発電し、その電力を電力会社に売ろうというシステムでござる。

こうしたシステムは、すでにドイツなどでも行われておる。ごっちゃり補助金を一般家庭に出して、ソーラーパネルの普及を急ぎ、一方そこで生まれた電気を高く買うシステムを構築すれば、普及は一気に進む算段じゃ。

とにもかくにも、神奈川県が尖兵となって、脱原発へ向けて動く出すのがよろしい。国のエネルギー政策の転換が、出来るのか否かもわからん現在、黒岩知事には、たいそう期待がかかるのじゃ。

ニッポン国にもようやく明るい兆しでござろうか… はたまた原発事故に咲いたあだ花でござろうか。神奈川モデルに期待したいけどなぁ、どうよそのあたり?


「君子豹変」したメルケル、あんたは偉い

2011年04月17日 | Weblog

午前7時の気温、プラスの2度ではありますが、一面の銀世界でござる。もう雪はイランちゅうねん!! と思うけど、降るもんは降るんでござる。北国では、せんないことになっておる。

せんないことといえば、写真のニャンコじゃ。我が家のネコではござりませぬ。駅に住み着いておる「シマちゃん」とおぼしきニャンなのじゃ。薪小屋に居座って、我が家のメンコイニャンを狙っておるのじゃ。世間では人気のネコらしいが、ここでは我が家の仇敵でござる。

そう、このみったくない顔したニャンは、我が家のメンコイ雌ネコを手ごめにしようとやってきておる。「ったくもう!!」ってことで、石をぶつけてやろうと外に出ようとしたら、優しいハニーさんに止められましたです。

それにしても、家の周りのあちこちにウンチやらおしっこをしやがって、おまけにうちの雌ネコを手ごめだって!! 許さんね。大体、はるばる遠征してくるってのが許せん。

そう、古くは秀吉の朝鮮出兵だって、アメリカのベトナム介入だって、よそへ攻め込む戦争など、勝ち目はないことになっておる。今回の場合は、ニャンの戦争におぢが加担しておるのじゃ。ネコ戦争に加担するおぢ、大人げないのじゃ、悪いか、それで!!

などと、わけわからんことを書いておったら、なんだか頭が痛い。興奮しておったから、わらんかったけど、昨夜は福島県二本松市の「奥の松酒造」ご謹製の「特別純米酒」を呑んじゃったせいなのだ。これがモンドセレクションで賞を貰ったとかいうお酒で、たいそう美味かった。ようは二日酔いでござる。二日酔いで興奮して、なにしてんだか…

さて、NHKニュースによると、ドイツのメルケル首相は、去年秋、国内にある原発17基の運転を平均で12年間延長する方針を決めたそうな。ところが、福島第一原発の事故を受けて、この決定を3か月間凍結し、原発を含めたエネルギー政策の見直しを行っているそうな。

そう、このメルケルさんという女性首相、原発推進派でござった。ところが福島原発の事故以来、「コロッ」と意見を翻したのでござる。「君子豹変」とはまさにこのことでござる。

元々「君子豹変」とは、「君子が過ちを改めて善に移るのは、ひょうの皮のまだら模様のように非常にはっきりしているということ。」だそうで、いい意味なのじゃ。賢い君子はコロッと変わるのじゃ。最近では、悪いことのようにいわれておるけどね。

メルケルさん、記者会見では「われわれはできるだけ早く原発を廃止して再生可能エネルギーに移行したい」と述べておる。原発の稼働延長を柱としたみずからの政策を転換する意向を示したそうな。

そのうえで、風力や太陽光などの再生可能エネルギーの普及に向けた議論を加速させる方針まで示しておる。ドイツでは9年前に、前の政権のもとで、原発の運転を2022年ごろまでに、すべて停止するとした「脱原発法」が制定されたのに対し、メルケル政権は、代替エネルギーの普及が追いついていないなどとして、原発の稼働延長に大きくかじを切ったばかりだったのじゃ。

いいお手本ではござりませんか、メルケルさん。我がニッポン国も、トットと脱原発に向けて舵を切るべきだけど、どの政治家も、何も、発言しないというのはどうなのよ? この歴史的大事故を受けて、今後のエネルギー政策に何のコメントもしないというのはどうなのよ? 国民もこの大事故でさえ、6割が原発支持だそうで、わけわからん。おぢは二日酔いで、頭がウニだべか…

 


いまだから出来ること…

2011年04月16日 | Weblog

午前8時の気温は、プラスの6度。つい先ほどから雨が降り始めました。写真のように、このところ暖かい日が続いたことで、埋もれておった薪小屋がほぼ完全に姿を現しましたです。どこも壊れておりませんです。

もう1棟の物置小屋は、軒先が、雪で壊れておりましたです。多かったのね、この冬の雪ってば。さて、修理はどうしたものか… とりあえず途方に暮れておりまする。

壊れてもらっては困るものが壊れ、先行きの見通しがまるでないまま、すでに1ヶ月が経過しておりまする。そう、福島第一原発でござる。ついに「レベル7」の最悪事故の認定がされておる。

で、ここで止まるのか、どうか。まことに不安なことでござります。チェルノブイリ事故では、爆発と火災で、10日間で炉内の全ての放射性物質が飛び散ったとか。スリーマイル島事故では、16時間後には冷却装置が回復したそうな。

翻って、福島原発では、1ヶ月を過ぎても、延々と放射性物質がばら撒かれておる。これって、人類史上例のない、異常事態でござる。で、もっとも問題なのは、スリーマイルもチェルノブイリも事故を起こしたのは原発1基だけ。

今回の福島の事故は何基だっけ? おまけに諸外国では考えられぬ、使用済み燃料を同じ建屋の中に保管するという、口あんぐりの実態でござる。1基だけの事故で、世界を震撼させた前2例の事故とは、レベルとラベルが違いまする。この先、奇形児やガンの発生など、ニッポン人の子孫たちのことを考えると、この事故の責任は、「万死に値する」と申しておきましょう。

さて、おバカな「官」政権、さっぱり何してんだか、わけわかりませんが、この異常事態だからこそ「いまできること」「しなけりゃならんこと」を考えねばなりませぬ。

民主党内では、ことここに至ってもマニフェストにこだわる向きもあるそうだけど、もうそんな時期ではありませぬ。国家存亡の危機に近づいておって、ここでしっかり考えないで、いつ考えるってことでござる。

昨夜の報道ステーションで、元官僚の岸なにがしが申しておったけど、この先、消費不況が明らかないま、いくら復興に金がかかるといって「増税」などは論外。ここは岸さんが申したとおり、公務員の給与「2割削減」の絶好のチャンス、好機なのでござる。

この未曾有の事態の中、ぬくぬくとしてきた公務員の給与を削減し、復興に充てるのが正しいあり方ってもんだ。この場合は、民主党のマニフェストにも合致しておる。これぞ、「いましかできないこと」かもしれませぬ。

もっと大事なことは、これをきっかけに、政府のエネルギー政策を大転換するってことでござる。原発は、たいそうな利益をこれまで国民にもたらしてきた。豊かな生活も電気があればってことでござった。

で、多くの利益を得てきたけれど、今回の事故で失った損失、これから先50年、100年の間に、原発事故で失うであろう損失を考えてみてくださいな。資源がない国だからといって、プラスとマイナスの釣り合いが取れますかね? どう考えても、利益より損失の方が多いと思うのはおぢだけか?

昨夜の報道ステーションではないけれど、大体、東京でも札幌でも、あんなに自販機が必要かね? 電気をゴッチャリ消費する自販機、ヨーロッパで見かけたことがありますか? ヨーロパの街角では、いまもキオスクがあり、タバコや新聞など、あれもこれも人間が売ってます。しかも9~5時みたいな時間だけ!!

ニッポンだけですぞ、朝までやってるコンビニがあって、それでも、そばに自販機があるなんて!! 電気のムダ遣い、極まっておる。

例えば、自宅の電気じゃ。ニッポンの家の電気の明るいこと、明るいこと。外国人はこれを称して「ファクトリー・ライト」と申しておる。そう、ニッポンの家の明かりは、まるで工場の明かりって言われるほど明るいのでござる。

これに比べりゃ、我が家は、たいそう暗い。言わせてもらえば、夜は暗いものでござる。寝るのに明るくしてどうする!! と思いますけど。ことほど左様に、ニッポン国では電気のムダ遣い、極まっておるのじゃ。

おぢは、この先のニッポン、「観光」で生き残るしか、ないのではないかと思っておった。観光客の落とす金、とんでもない額でござる。しかもニッポンには「おもてなしの心」って優雅なものがござります。刺身もすしも、食事は格段に美味い。

だけども、今回の原発事故で、外国からの観光客は、パタリと途絶えたそうな。もう、これもアカンということでしょうか。いえいえ、そうではありませぬ。本州はともかく、北海道にはまだ切り札がござります。

「省エネ、エコ・アイランド北海道」構想でござる。あっ!! これいまおぢが考えただけ、だけどね。ようは北海道が、他の府県に先駆けて、脱原発を打ち出し、世界に向けてアピールするってことだ。

つまりは、泊原発の「10年以内の廃炉」を、知事あたりが宣言すれば、観光客は、少なくとも北海道にだけは戻ってくるんではなかろうかね。原発推進してきた元官僚さまの知事では、それもムリか… 嗚呼!!