午前6時になります。
気温はマイナス2度でお天気はスカッと晴れて気持ちがいい。
写真は我が家に咲いたスイセン。
今日は日中の最高気温が17度にもなるとか。
気温が20度になる札幌では、サクラの開花宣言が出される見通しという。
新型コロナの影響でニッポン国中さっぱり元気が出ませんが、いよいよ北海道も春爛漫です。
さて、
医療現場では、いまだに「4日間、37.5度以上の発熱」がないと、PCR検査が受けられないという。
こんなことが今になっても続いておるらしい。
ガン患者だった岡江久美子さんでさえ、発熱していたにもかかわらず、待機を余儀なくされて、結果亡くなった。
初期とはいえ乳がん患者ですからソッコー「アビガン」とか「レムデシビル」を投与されておれば、助かった命かもしらん。
安倍総理はPCR検査について28日の国会でも「医師が必要があると判断した患者は、受けられるようにしていかなければならない」とした。
2ヶ月前の2月29日の記者会見でも「医者が必要と考える場合にはすべての患者がPCR検査を受けることができる十分な検査能力を確保する」と断言した。
さらに今月6日には1日2万件のPCR検査を目標に掲げた。
…とかなんとか口だけはご立派だ。
だけど、いまだにそんなことにはなっていないというから、口先ばっかで困るのだ。
厚労省は25日の時点で、1日に約1万5600件の検査ができるとしている。
ところが実際には、今月中旬以降の平日では安倍さんのいう2万件どころか、厚労省が申しておる約半分の約7000~約9000件に止まるのだ。
いまや陳腐な名称の「帰国者・接触者外来」に限って検査してきたことや、手一杯の保健所を通しておるからとされる。
保健所には、「コロナウイルスの感染経路の究明」という大事な仕事があるからこれに特化してもらう。
PCR検査はかかりつけ医を通じて民間の「PCRセンター」直接できるシステムする。
保健所はPCR検査にはタッチしないようにしないと職員が疲弊する。
そうしないと、いつまでたっても検査数は増えませんし、現場の苦労は軽減されません。
とにもかくにも検査数が増えないと、いつまで経っても感染の実態が見えてこないのだ。
今週号の週刊現代に東京都内の病院長の話としてこうある。
「新型コロナウイルスが『指定感染症』に指定されたことで、一般の医療施設は検査も診療もしてはいけないことになった」そうだ。
なので「指定病院は限られているから、感染が広まればすぐ病床が埋まる。そこで政府は『PCR検査を抑制する』という対策を打ち出した」のだそうだ。
へぇ~って話です。
厚労省とその筋のコメンテーターが「PCR検査はしない方がいい」と言っておった理由が実はここにあった。
ですがその結果「指定病院の医療崩壊」が起きたのだという。
「全国の指定病院の感染症病床は1871しかない。1万2000人にものぼる感染者数には到底足りない」
なので「ホテル待機や自宅待機を命じられた感染者は1700人を超える」のだという。
そして現状はというと「PCR検査の抑制する方針が取られていたため、水面下で市中感染が拡大し、本来コロナ患者を診ることが想定されていない一般病院の患者や医療スタッフから院内感染が起きた」という。
つまり「政府の感染症法に基づく対策が誤っていたことは明らかだ」としております。
ところがいまも「指定病院中心のクラスター対策」が続いているそうだ。
市中の病院で「軽症者を診るようにすべき」と言うのがこの医師の意見だ。
「新型コロナを、一刻も早く指定感染症から外すべき。そうすれば指定病院から『検査で陽性の患者を入院させる義務』はなくなり、自宅療養やホテル管理に切り替えられる。患者を受け入れる病院の負担が軽減される」としておる。
ようは指定感染症から外せば「指定病院が一手に患者を引き受けなくてもよくなる」わけ。
いまは「日本中の医療機関が総力をあげて感染者の治療をしなければならない段階に突入しています」とこの医師は言う。
おぢもそうですが人間は必ず間違います。
だから間違ったら「ごめんなさい」とお詫びして、正しい方向に方針転換すればいい。
太平洋戦争は、それがさっぱり出来なかったため350万人ものニッポン人が命を落とした。
兵士の6割は餓死と病死だった。
新型コロナでも政府のトンチンカンな方針で、亡くなる人が増えるのではアホバカ太平洋戦争と似たりゴンベ。
賢いニッポン人が、おバカなことを二度も繰り返してはいけないのだと申しておきましょう。