午前6時の気温はプラス12度。
朝の気温、二桁がすっかり定着してきました。北海道にも本格的な初夏の到来でござる。
今朝は空全体がいい感じに晴れわたっております。いわゆる快晴、気持ちがいいなぁ~
きのうは午前中いっぱい雨だったり、時折強風も吹いてましたけど、午後からすっかり回復。少し風は残ってましたけどね。
そんな中、ハニーさんは真狩村の義母を車に乗せて、スーパーやらホームセンターやらへ。
きょうあれこれ種を植えるためでござる。おぢもハニーさんもこのあと駆り出されるのですよ。
話は戻って、ハニーさんと義母が買い物してる間、おぢはというと、パソコンにかじりつき、せっせと仕事しておりましたです。
時間と場所に制約されないフリーの仕事は、心の健康にまことによろしい。
会社に縛られない生活が、こんなにいいもんだとはねぇ。
もっと早くこういうお気楽生活しておけばよかったかとも思いますが、住宅ローンで縛られておったからねぇ。
考えてみれば、おぢが生まれ育った時代はインフレで、借金して家やマンションを買っておくのが正しかった。
ところが、バブル崩壊以降は、一転してデフレ傾向。借金して家買ったりマンション買ったりしても、不動産価格は下がり続けるなど、資産価値は目減りしっぱなし。
借金して不動産を購入することに、たいした意味などないことに。
それが昨年秋からのアベノミクスとやらで、ようやく反転の兆しが見えてきた。
やれやれと思ったのもつかの間。きのうも東京市場は大荒れでござった。
日経平均の終値は737円安の1万3500円とほぼ1カ月ぶりの安値。
下げ幅は先週木曜日に次ぐ今年2番目の大きさだそうな。
そんなことで、不動産株の下げがひどいことになっておる。
この理由はというと、どうやら財務省でござる。
国債市場が混乱しておることから、財務省が「財政健全化の重要性を強調」する姿勢を示したことで、一気に円高要因へ。
つまり、日本の財政健全化→日本の内需悪化→デフレ脱却確率の低下→円高という受け止め方だそうな。
したがって株安。
これについては、 高橋洋一さんがちゃんと指摘しておったです。
「経済財政諮問会議が放ったとんでもない“矢” 『財政健全化を第4の矢に』」は正しいか」。
ここは「正しくありません」としっかり書いておきましょう。
財務省の財政健全化とは増税でござる。
高橋さんは「増税は明らかに経済成長にはマイナスである。消費税率3%の増税で経済成長率は1%程度低下する。消費税は増収になるかもしれないが、所得税や法人税が減少するのだ。その結果、税全体で増収になるのか減収になるのかわからない」と書いておる。
そして結論はこうだ。
「イギリスでは2011年から財政再建のために消費税増税したが、景気低迷している。世界的に、緊縮財政が見直されているが、日本の財務省だけは増税に固執している。日銀がまともな金融政策をして世界から評価されたが、今度は財務省の番だ。急がば回れ、財政健全化のためには増税ではなく経済成長が先だ。そうすれば、財政健全化は後からついてくる」。
元財務省のお役人の高橋さん、やんわり財務省批判だ。
ここは財務省が財政健全化とのたまったおかげで、株が暴落したといわれてもしょうがない。
今回、長期金利が上がったから、大借金しておる国の財政が危ない。だから増税だという。
実際にはイギリスのように増税しては景気低迷でござる。
それを海外投資家は知っておるから、ニッポン株が売られたのじゃ。
株が上がれば、債権が暴落するってのは、当たり前のことでござる。
国債なんかより株が有利と思えば、国債から株へおカネは移動するのです。
おまけに日銀が大量に国債を買うことにしたわけで、国債そのものが市場から姿を消して買い手もいない。
そりゃ金利も上がります。
金利が上がれば、国の借金の金利も上がってヤバイ。
だから財政再建しないとニッポンの財政が危ないという論理です。
せっかくここで景気回復の芽が出てきたというのに財政再建を持ち出して増税では、ニッポン経済は失速じゃ。
だから株が売られたのです。
高橋さんがいうように、景気が回復すれば、税収は増えまする。そうすりゃ、結果として財政は再建されるのです。
そこをようやく景気が回復しようという最中に増税だ。そして、これをあろうことか「第4の矢」だそうな。
何考えてんだ、アホたれ財務省!! と申しておきましょう!!