おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

キッズレッスンに光と影

2017年02月07日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス7度。

予報によると、曇り時々雪のお天気でござる。

今日は吹雪による交通障害もあるそうですから注意が必要じゃ。

いまはスカッと晴れてますけどね。

2月に入っても、比較的穏やかな日が続くニセコですが、やはり今シーズンは海外からの客が少ないようですわ。

聞いた話によると、北米のスキー場というからカナダのウイスラーでしょうか、今シーズンは雪が多いそうだ。

それに加えて、あれこれキャンペーンをやったらしい。

ニセコ対策だろか?

ご当地は、いまやスキー場の国際競争でその真っただ中にいるのでござる。

そこへもってきてご当地スキー場周辺では、なにからなにまで値段が高騰、その上サービスも低下しているという声が外国人に囁かれておる。

雪は少ないし、サービスは低下したとなれば、外国の皆さん、こぞってニセコ離れしてしまう。

ネコも杓子も、放っておいても、「ニセコになびく」ってわけではないからなぁ、、、

雪がいっぱい降って、極上のパウダーで滑ることができて、ニッポン独自のおもてなしがあって、そこそこの料金だから「ニセコ」ですわ。

やらずぶったくりでは客離れしてしまう。

食事もそうだ。

値段相応においしいかったらいいのですけど、1700円のハンバーガーが小さくてたいしたこともないのなら、誰でもプンプン怒る。

さらにびっくりする話も聞いた。

あるスキースクールのことだ。

外国人は家族連れでやってくると、夫婦ふたりでスキーやスノボを楽しみ、子どもたちはその間、スクールでレッスンというのが定番だ。

そんなことで、子どものためのスキースクールは幾つも林立し、いずれも大繁盛しておる。

値段もけっこうなものなのだ。

ところが、ある大きなスクールでは「見失い」してしまう子どもが続発しておるそうな。

キッズのレッスンはせいぜい5~6人で行うのですが、そのレッスン中に子どもとはぐれてしまうというのです。

その数、そのスクールだけで今シーズンは70人に及ぶそうだから尋常でない。

ヤバイ事態にならないからいいようなもんだけど、ずいぶんとひどい話だ。

見失いだからいいようなもんだけど、これが誘拐だのなんだのとなったら大事件。

杜撰なスクール運営が外国人に広がれば、ニセコのダメージは相当大きい。

おカネ持ちの親は安心して子どもを預けられんゆえ、ニセコ離れしかねない。

なんでも、このスクールのコーチは、オーストラリアやニュージーランド人だそうで、これらの国のスクールコーチの資格取得は緩く、レベルも低いのだそうな。

そんなことなもんだから、このスクールでは見失う子どもがいない日には、ひとり数100円の報奨金が支払われるとか。

ニッポンの会社なら、大入りのポチ袋におカネを入れて手渡す感じか?

なんだかなぁ、、、

地に足の着いた仕事をしてないと、せっかくの世界的な「ニセコブーム」にも陰りがでてくると危惧する今日この頃のおぢでござる。