午前6時の気温はマイナス3度。
この時期にしてはずいぶんと暖かい。
一方、ニッポンも広いもので鳥取市では33年ぶり積雪91センチだそうですわ。
慣れてないから大変でしょうなぁ、、、
亡くなった方もいるようで、ご同情申し上げます。
さて、
アメリカはホワイトハウスでござる。
息をするようにウソをつく我がニッポンの安倍総理がご到着し、出迎える気色の悪いトランプ大統領とハグしておりました。
トランプ大統領は「きょう会った時にハグをした。そういう気持ちになったからだ。われわれは、とても相性がいい」と述べたそうで、とっても薄気味悪い。
こんな怪しい大統領と相性がいいと、アメリカもニッポンも「一蓮托生」と世界の皆さんに思われるわけで、これでいいのかニッポン国とも思う。
アメリカ側は、「日本の自動車分野の不公正」の是正を迫るそうで、トヨタなど自動車メーカーはいきなり降ってわいたような話でビビっておる。
ニッポン国を代表する自動車メーカー、どう対応したもんか慌てておるわけで、おかげさんでトヨタ株は昨年12月半ばから下がりっぱなし。
勝手に「アメリカ第一」はいいけれど、これにビビったニッポン政府は「アメリカの雇用や対米投資」をするそうです。
「高速鉄道などのインフラ投資で約51兆円の市場を創出」
「70万人の雇用を生む」
ニッポン国内のアベノミクスがさっぱりうまくいってないのにアメリカの雇用でもあるまい。
アメリカではなくて、デフレ継続中のニッポンでそれをやれって話だ。
まずはニッポンの雇用、ニッポンの景気回復でないの?
アメリカへの51兆円は、我がニッポン国のGDPの1割ですわ。
ニッポンの防衛費の10倍だ。
しかも世界の各国首脳が大批判しておるトランプに、なんでそんなにおもねるの?
そんなにご機嫌伺いしてなんなのさ? って思うのはおぢだけか?
上記はニューヨークタイムスのマンガ「運転手の行きつく先は地獄」だそうな。
お土産をごっちゃり持参したニッポン国、アメリカはウハウハかしらんけど、この先日本の国益ははたして大丈夫なのか、たいした心配にもなる。
国際ジャーナリストの高橋浩祐さんは、東洋経済オンラインに「日米首脳会談で安倍総理は『罠』にハマった」と、書いておる。
これによると、トランプ大統領はニクソン元大統領が行った「マッドオン・セオリー」を実践しておるにすぎないのだとか。
マッドオン・セオリーとは「狂人理論」。
「安倍晋三首相はそんなトランプ大統領の『狂気な演技』に、外国首脳の中で、いの一番に騙されてしまったかもしれない」と高橋さんはいう。
現状についても、
「野球で例えれば、米国人投手が最初に思いっきり日本人打者にビンボールを投げ、ひるませる。そして、『次もどんなビンボールが来るかもわからない』とおじけづいた日本人打者が次々と三振をしてしまったようなものだ。そして、官民そろって次々と米国に得点を献上している」とか。
狂人理論に尾っぽを振って、手土産ふんだくられて、なにしてんだかニッポン外交…
理由は「中国の脅威」でしょうけど、それだってトランプは急に方向転換し「中国はひとつ」だと習近平に電話で申したそうな。
かつてニクソンショックというのがありました。
ベトナム戦争で敵対していた中国と、アメリカがいきなり関係改善。
ニクソンが中国訪問するに至っては、ニッポン外交、驚天動地、ひっくり返りましたわ。
そのニクソンをご尊敬するというトランプ、いきなりの米中急接近もありえるのです。
対中国で連携したいニッポン政府、あれやこれやのお土産など、チョウチン持ちしておりますが、アメリカに足をすくわれる危険もある。
ノー天気に相性がいいなどと言ってる場合ではないのです。
アジャパーなことですわ、、、