おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「文太」が残した言葉

2014年12月31日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス4度。

ジャンジャン、がんがん雪が降っておりまする。

きのう、物置小屋と薪小屋の屋根雪を下ろしておいて、いがったなぁ~

お天気は予報通りの展開で「やってて良かった!」と、ホッとする大晦日の朝でござる。

そんなきのうは大納会、東京証券取引所の今年最後の商いでござった。

期待された「掉尾の一振」はならず、日経平均は279円の大幅安で今年の取引を終了いたしましたです。

とはいえ、今年の東証株価は年初から大納会まで7%の上昇だったそうな。

世界的にみると日本の株価はかなりの上昇幅だったそうで、株価だけでみればまことにけっこうな1年でござった。

もっとも、振れ幅の大きい年でもあったそうな。

日経新聞によると「年間の高値と安値の差は4025円と、金融危機のあった08年(7528円)、13年(5804円)、郵政解散相場の05年(5518円)に続き過去10年でも4番目の大きさだった」そうな。

なんといっても、消費増税の直後には今年の安値を付けておる。

それに加えて新興国の通貨安にウクライナ情勢だった。

肝を冷やした方もいるんだろねぇ。

アベノミクスなどと申しますが、単なる「日銀の金融緩和」と「財政出動」に止まっておる。

規模は違えど、従来通りの景気対策、そこにちょいと毛が生えてアベノミクスとは笑止千万なのでござる。

世界が期待した「第3の矢」はさっぱりでござった。

安倍坊ちゃんの目的は「憲法改正」であり、「戦争できる」国家にすることが目的だろうから、官僚の嫌いな規制緩和なんぞに踏み込むわけがない。

官僚を味方にして、目的に向かって一気に進むってことだろう。

そんなもんは保守でも何でもありませぬ、「極右大暴走」だ。

これにはなんとか歯止めはかけないとなりませんな。

大所高所はともかくとして、とりあえず政府の株価対策に乗っかると、儲かることにはなってます。

東証株価は、年金を使って買いあさるそうで、どうやら来年は2万円を超える可能性大でござる。

てことですから、「日銀」が引き続き買い付けるETFやリートも上昇しますってことだろう。

「同じアホなら踊らな損、損!!」ってことでしょうかね。

そんなこんなで、数少ない読者の皆さま、今年もつたないブログ、お世話になりました。

今年の最後は、菅原文太さんが今年11月1日、沖縄で演説したこの一言で締めくくることにいたします。

「政治の役割はふたつあります。一つは国民を飢えさせないこと、安全な食べ物を提供すること!! もうひとつはこれが最も大事ですが、絶対に戦争をしないこと!!」

1万人の沖縄県民を前に菅原文太はこう言って、万雷の拍手を受けたのです。

お年寄りの皆さんは、若い人たちのため、何があっても上記のことだけは肝に銘じておきましょう。

おカネ儲けもそりゃ大事だけれど、若い人たちが理不尽な死に方をしないようにするのが、年寄りの役目だと思う2014年締めくくりのでござる。

来年もヨロピクね!!

 


北電の電気使用量2.9%減

2014年12月30日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス4度。

毎度のことですが、静かな朝でござる。雪も降ってません。

もう何日除雪をしてないんだろう?

…っていっても、この3日ほどだ。

とはいえ、3日も除雪してないって、なんだか嬉しい気がするのです。

ですが、薪小屋と物置小屋がとんでもないことになっておる。

あすから、また厳しい冬が戻ってくるわけで、きょう処理しないとヤバいことになるのです。

豪雪ニセコの山暮らし、なかなかしんどいことになってますが、好きで住んでおるんでしょうがない。

筋トレや運動で、体力を維持するとして、いつまで住めるのかなぁ???

さて、

NHKニュースによると、北海道電力が11月に販売した電気は、去年を2.9%下回ったそうな。

家庭用は2%減少し、産業用の大口電力は8.3%も減ったという。

電気料金の値上げが効いたのですなぁ。

また、産業用の電気はすでに自由化されておるので、北電との契約を解除し、他の電力会社に乗り換えた企業は220件に上ったそうな。

何遍も書きましたが、2016年には家庭用の電気も自由化される。

これまで電気は地域独占で、ご当地北海道では北電の電気しか買うことができませんでしたが、2016年からは気に入った電力会社の電気を買うことができるようになるのです。

ようやくニッポンも他の自由主義国家並みになる。

そうなると、ガス会社など燃料関係の会社は新規に発電所を設けるわけで、新電力が次々登場する。

これで競争原理が働いて、ようやくニッポンの電気も安くなるのです。

ここで困るのは原発というお荷物だ。

これも何回も書きましたけど、経産省はこの電力自由化に伴って、原発でつくられる電気の「価格保証」するというからあ然。呆然なのです。

「電力会社が新電力など小売事業者に市場で電気を売る値段が基準価格を下回った場合、差額を電気料金へ上乗せすることを認める」というのだ。

「電力会社は2016年以降の電力自由化で、発電部門と送配電部門の分離がすすむと、原発の維持が難しいと訴えている。売電価格を固定することで電力会社の収入は保証できる」そうな。

これで「コストが1番安い」とプロパガンダしてきた原発のコストが、実は高いのだいうことが、明々白々になった。

酷いねぇ。

電力が自由化されて「コストの高い原発は自然淘汰される」と思っておったおぢなんか、ビックリでござる。

希少生物を保護したり、文化財を保護したり、人類にとって大事なものを保護するなら納得だけど、なんで税金や電気代で原発を保護するのかが分かりません。

現役官僚若杉冽氏の小説「東京ブラックアウト」によれば、「電力モンスターシステム」を維持するために、原発が必要だという。

電力モンスターシステムとは、電力会社が業者から調達する物品から清掃作業に至るまで、発注金額を世間相場より2割は高いことを利用し、その2割のうちの5%程度を還流させる、合法的な裏金作りでござる。

その額年間2000億円だとか。

 電力会社が外部に発注する金額の総額は年間5兆円で、そこで生まれる電力会社が自由になるカネは業界全体で2000億円なのだ。

この「モンスターシステム」を維持するために原発を存続させる、それ以外に大きな理由は考えられませぬ。

あるとすればあとは原爆製造のためだ。

いずれにせよ、ムチャクチャな論理に支えられておるのが原発だ。

これで泊で過酷事故が起きたなら、ご当地の農業も観光もすべてアジャパー。

ブランドじゃがいもの「くっちゃんジャガ」も、真狩村が誇る「ユリ根」も、買い手なんぞ付くわけがない。

海外からのお金持ちスキー、スノボ客も胡散霧消。

2億とも3億ともいわれる高級コンドミニアムも廃墟となる。

なにせ冬の間のご当地自慢の豪雪は、泊原発のある岩内方面からの雪雲がニセコアンヌプリと羊蹄山にぶつかって、大量に降るのです。

ようは冬の過酷事故なら、倶知安、ニセコは確実に「ホットスポット」となる。

そうなりゃ農業でも観光でもないわけで、おぢも福島県民並みの流浪の民となるのでござる。

おぢのわずかばかりの土地と建物の不動産は紙くず。

一旦起きたら、手の施しようのない原発の過酷事故、これが起きる可能性は活断層を含め十分にある。

30キロ圏内に住む身としては、冗談ではございませんのです。

農業と観光に支えられた地域経済を守るため、まずは脱原発が必要だとおもうけど、原発のおかげで濡れ手で粟の業者の皆さんよ、どうだそのあたり???


大笑い大賞「兵庫県議の号泣会見」に決定!!

2014年12月29日 | Weblog

 

午前8時時の気温はマイナス1度。

今朝はすっかり寝坊いたしましたです。

午前6時25分のテレビ体操も何も、まるで気がつくこともなく、7時過ぎまで熟睡しておりました。

「それって何時に寝たんだ?」 とお思いでしょうが、これが午後9時!!

延々10時間、ぐっすり寝ておりました。すっかりお子ちゃま並みだ。

どこのだれかねぇ、「年寄りは早起きで、朝からうるさい」などと申したのは!?

おぢの場合、十代、二十代のように10時間、15時間は平気で寝ておれるような気がしております。

人生もずんずん残り少なくなってきたというのに、寝てばっかでいいのか???

「少しは世間のお役にたちなさい」と死んだばばに言われそうだわ!!

ところで、

週刊文春の「NHKお天気お姉さん 変態ダブル不倫 低気圧」には大笑いでござった。

まずはNHK7時のニュースのお天気お姉さんが、これまで大注目されてたことに驚いた。

ぽっこりお腹だった前のお天気おねえさんの「半井小絵」も、たいした人気があったそうで、そこも驚きましたけど、それに輪をかけて今回は驚いた。

パッと見、筋肉のない、弱々しい虚弱体質の地味な女性だったような…

それが「7時28分の妹」で「魔法少女」だそうだ。

持っている指示棒の先が天気予報の星のマークと重なって、魔法のステッキに見えることに由来するそうだけど、30歳にもなる女性が少女ってなんじゃらほい?

中高年の男ども、どいつもこいつも趣味悪くないか?

なんでまた、あんな地味な女性に人気があったのか、おぢには、さっぱり、皆目、まるきり見当がつかないのです。

でもってこのお姉さんが、実は三股だったというから、口あんぐり。

ひとりはTBSの気象予報士で、もう一人は気象庁関係者でいずれも奥さんがいるそうな。

でもってこれとは別の男性と10月に、ホテルデートをフライデーされたこともありいので「夜は大活躍中」の「魔法少女」なのだった。

世の中外見ではさっぱり判りませんなぁ、凄いもんです。

でもって、ネットには「ドジっこ ツイート集」なんてものあって、「ドジっこ萌えエピソード」というから、バッカじゃなかろかサンバ状態。

あんまりバカバカしいので、ひっくり返ったね。

ひっくり返ったとといえば、今年の極めつけは兵庫県議会議員だった野々村竜太郎議員の「号泣記者会見」じゃ。

この笑撃の記者会見が、年末に何回も三回も放映されるもんだから、おぢはそのたびに噴き出すのです。

先日もいただきモノの高級ビールをおいしくいただいておるときに、号泣会見が放映されて、思わずビールごと噴き出すところでござった。

ったくもったいない。

野々村竜太郎、今年世界を最も笑わせたニッポン人として、年内限定で世界中にしっかり記憶されることでしょう。

何遍みても噴き出すよなぁ、あの記者会見は!!

耳に手を当てて、記者の質問を聞こうとするあの感じ、これもバカバカしくてお笑いの才能はあるのかしらん。

いずれにせよ、議会議員になられた方に、フツーの人はあんまりいないんだなぁ、ってことが改めて判りました。

その功績、大ですので、今年からスタートした「第1回おぢの大笑い大賞」に認定いたします。

アホンダラの野々村竜太郎議員よ、屁こいて寝ろ!!

 


原油安、ルーブル急落、円安…

2014年12月28日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス5度。まだ外は真っ暗だ。

冬至が過ぎても、急には明るくならないと、よ~くわかってはおりますが、いつまでたっても朝が暗いとなかなかテンションが上がりません。

起床しても真っ暗だと、朝から「やるぞ!!」って気分になかなかなれないおぢ。

自分でいうのもなんですが、あーだ、こーだとメンドクサイじーさんでござる!!

そんなこんなの毎日ですが、昨夜は、おそば屋さんのお宅にお呼ばれして、すっかり呑んじゃいました。

65歳の誕生日だそうで、お祝いにネック・ウオーマーをプレゼントいたしました。

ハニーさんも外出するときには、ほぼ毎回使っておって、おぢもスキーの際、除雪作業の際はネック・ウオーマーは欠かせません。

首がヘルニアというおそば屋さんにもたいした喜んでいただきました。

首からスポッとかぶるネック・ウオーマー、首の周りを保護してくれるので、とても暖か。

実用一辺倒で、なんといっても安価です。

マフラーに比べ、おしゃれ感はありませんけどね。

さて、

原油の価格が急落中でござる。

直近では2008年に1バレルあたり136ドルもしておった価格が、翌2009年一気に1バレル半額以下の41ドルに急落。

その後は、70ドルから110ドルあたりを行ったり来たりしておりましたが、ここへきて55ドル台にまで急落しております。

節目の50ドルを切ると、次は2009年の41ドル前後が下値のメド。

これを下回ると、いわゆる「底抜け」状態でどこまで下がるか分かりません。

とはいえ、ニッポンの国民生活にも、田舎暮らしにも、ガソリン価格の下落は大いに助かるのです。

北国では多くの家庭で暖房に灯油を使ってますからこれも大助かり。

その一方、デフレ脱却を目指す安倍お坊ちゃんにとっては、この不景気と連動して、これまた暗雲じゃ。

11月の消費者物価指数は、全体として前年を上回ったものの、石油製品が前月より2・7%も下がるなど、デフレ脱却という政府のもくろみは怪しいことになっておる。

そんなこんなで日刊ゲンダイは「愚策アベノミクス」とバッサリでござる。

これによると「一昨日(24日)に発表された帝国データバンク大阪支社の意識調査によると、今年が景気の『悪化』局面だったと答えた企業は約29%と、前年の8%から3.6倍も増えている。一方『回復』は7%で、前年の4分の1だ。来年の景気の見通しも、『悪化』26%)が『回復』14%)を大きく上回っている」ってことだ。

今年は悪化局面だったという人が3.6倍ってねぇ、たいした不況だったということでござる。

だから原油安に救われたという人もいる一方、デフレ脱却は遠くなったともいえるわけで、まことにややこしい。

この原油価格の大幅下落、これで最も困っておるのは、どうやら原油生産国でもあるロシアだ。

ロシア通貨のルーブルは、今年に入ってドルに対しても、ユーロに対しても40%も下げるという「暴落」にみまわれておるとか。

そんなことですから、賢いロシア国民は、手持ちの米ドルをルーブルに交換しながら生活しておるそうです。

元々ルーブルをあまり信用していない、賢明なロシア国民は米ドルをちゃんと持っておって、備えておったということらしい。

時事通信によると、ロシアから脱出する人たちも出ておるそうな。

ルーブル建てで給料もらっても、外貨に換えれば、為替の差損であっという間に給料が4割も減ってしまってはどもこもならん。

ルーブルは1年で40%下がって「暴落」ですが、円だってこの2年で大幅下落でござる。

いまんとこ「円安」と世間は申しておりますが、これが急激に行き過ぎると「円暴落」の可能性もないわけではありませぬ。

そんなことで、元々ローブルを信用してなかったロシア国民と同様、ニッポンでも国民こぞって「円売りドル買い」に走る可能性も大いにあるのでござる。

円暴落の可能性はゼロ、と言い切れるお方もいないでしょうしね。

ま、リスクを避けるなら、多少の金額を米ドルや豪ドルで持っておくもの良いでしょうし、有事の際の「金」なんかもいいのかもしれませぬ。

チョー円安、言い換えると円暴落も頭の隅に入れておくのも、リスクを避ける知恵ってもんでござる。


シングルマザー

2014年12月27日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス7度。

今朝は5センチほどの積雪で、ホッとしております。

きのうは35センチだったそうな。

この量、1日としてはけっこうなものです。40センチ降る日もあったりはしますがね。

そんなことで、きのうは朝一スキーに行ってまいりました。

もちろん目的は深雪でござる。

ふあふあ底付きしない浮遊感たっぷりの滑りを楽しみましたけど、いかんせん、山のお天気が吹雪。

3本でそそくさと帰ってまいりました。

でもって、そこから怒涛のような除雪作業をいたしましたです。

おんぼろ中古の除雪機が屋根の下でフル稼働。

デッキでも小さな除雪機が奮闘するはずでしたけど、なんと雪が何度も詰まってしまって、うまく動いてくれないのです。

どうやら、前日は湿った雪がけっこう降って、その後気温が下がってふあふあ雪になったようなのです。

おかげで除雪機に雪が詰まってしまうわけ。

雪と一口でいいますが、なかなか一筋縄ではいかないのです。

そんなことで、デッキは手動での除雪となったわけで、これはこれで結構しんどいことになってます。

ハニーさんが「デッキの係」でしたけけど、きのうは真狩の母親の買い物だったのでお供をしたので不在だったのじゃ。

ってことで、朝は深雪スキーで、午後から夕方まで延々除雪と、しんどい一日でござった。

雪ってのは、ときにお楽しみでもありますが、ときに苦役もあるわけで。

なんでもそうですが「二律背反」、いいことも、悪いこともあるのが、豪雪ニセコの一日なのでした。

さて、

東京新聞に興味深い記事が載っておりましたです。

離婚し子を持つ母親が、シェアハウスに住んでおって、そこに男性がいるから「児童扶養手当と児童育成手当」が打ち切られたという。

東京都国立市のお話でござる。

シェアハウスに住んでおっても、男性と交際しておるわけでもなく、同棲しておるわけでもないのに「事実婚」とみなして支給を打ち切ったのそうな。

この根拠が34年前かつての厚生省の課長通知だという。

ようするに、男と同居しておるので「婚姻関係」としたわけだ。

まことにお役所らしい対応ですなぁ。

ではありますが、シェアハウスを隠れ蓑に、事実婚しながら上記手当を受け取る不埒モノがいないとは限らない。

難しいところです。

だけど、母子家庭に育ったおぢとしては、「生活実態に目を向けないのはおかしい」というNPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」を支持したいところでござる。

離婚した女性が、子育てしながら生きていくというのは、生半可なことではありません。

亡くなった母親が離婚したのはおぢが3歳、昭和29年のことでござった。

その後は再婚もせず、おぢを育ててくれた苦労は、バカ息子なりに知ってはおるのです。

法律を悪用する、どもこもならん輩はいるのでしょうが、ここはそれよりシングルマザーを救済する方に重きを置いて欲しいと思うけど、どうよ???

杓子定規な国立市さん!!


雪に埋もれるぅぅぅ~

2014年12月26日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス11度。

昨夜から今朝にかけての積雪はゆうに30センチはあるのです。

この冬の総降雪量はきのう現在、すでに3メートル40センチを超えておりまする。

ご当地の降雪量は年間およそ10メートル。

100万都市では世界に例のない5メートルの年間降雪量のある札幌のちょうど2倍あるのでござる。

今朝は「雪に埋もれちゃうぅぅぅ!!」って感じでござろうか。

そんなこんなのおととい、お近くの坂道で、大型のワンボックスカーが路肩に突っ込んでおりました。

パッと見、若いおねーちゃんだとすぐさま救出に向かうのですが、そうではないのです。

室内から小窓を開けて見ておると、言葉には英語も混じるのですがタイかシンガポールみたいな言葉を話しておる。どうやらお金持ち集団らしく、脱出作業はさっぱり要領を得ないのでした。

ではありますが、雪が酷い降りだったので、室内からしばらく傍観しておりました。

そしたらそこに通りかかった欧米人の若者2人が、脱出を手伝い始めたのです。

こうなると、家の中からののほほんと見ておるのもなんだかなぁ~って感じがおぢもしてくる。

ちょいと後ろめたいのです。

そこでようやくおぢも薪小屋にある除雪機を取り出して、坂道を上がって救出に行ったのでした。

皆さん、ちゃんとしたスコップもないままでしたので、手袋もはめずに雪の固まりを手でどけたりしておったのです。

見捨ててスマンね!!って気持ちになったりもいたしました。

とはいえそこへおぢの中型除雪機が助けに行ったのですから、その威力に皆さんホッとした表情でござった。

あっという間に車を掘り出して、そこへ宿泊しておるらしいコンドミニアムの職員がやってきて、ちょちょいと車を救出したのでした。

大型のワンボックスレンタカーは、ほとんど傷もなく救出されたのでした。

若い欧米人の職員が「ありがとうございました」と日本語でお礼を言ったので、おぢは「ユーウエルカム」と答えておきましたです。

その間、一番年長のじっちゃんは、ツルツルの坂道で転んで頭を打ってたいした痛そうに。

なのに、中華系の若いに-ちゃんたちは1メートルはゆうに超える路肩に降り積もった雪の中に入って、雪まみれで遊んでおったです。

通りがかりとはいえ、助けに来た欧米人は気付かなかったようですけど、おぢは「なんちゅうヤツラじゃ、あほくさ!!」って気分にもなったり。

考えてみれば、生まれて初めてこんな大量の積雪に触れるのでしょうから、ムリもないか、とも思いましたがね。

そんなこんな、豪雪の田舎町では、あれこれ草の根で国際交流が続いておるのでした。

豪雪ニセコの山暮らし、色々あってしんどいけど、楽しいこともあったりするのです。

朝食をいただいたら、深雪パウダーをいただきにスキーに行くことにいたしました。

きょうの雪はこの冬1番、美味しいパウダー三昧なのでござる。

スマンね!!


映画「ジ・インタビュー」が公開だ!!

2014年12月25日 | Weblog

 

午前6時の気温マイナス6度。

静かに雪が舞っております。豪雪ではありませんが、ゆっくり深々と降っております。

ニセコの冬景色でござる。

な~んて、悠長なことですけど、おぢは除雪も仕事も、年賀状もあって、たいそうしんどいことになってます。

ようするにケツに火がつく感じなのじゃ。

ところで、おぢのパソコンには毎日ごっちゃり迷惑メールが届く。

一時は毎日数百件も届いたメールですが、受信拒否の設定を来るメール、来るメールに延々しておって、これを断固排除しております。

これって安倍の坊ちゃんを支持するネトウヨのサイバー攻撃か?  

…と思って、断固戦っておるのです。

そんな今朝「I'm Anita」と書き出しにある英語のメールが届いたです。

青森県の住宅供給公社で経理担当をしておった男から、14億円以上をだまし取ったのが、南米はチリ人女性のアニータでござった。

ニッポン人向けの怪しいメールに「アニータ」だもねぇ、これではどもこもならんでしょう!!

いきなり詐欺でもしようというのか、ほかに名前の付けようはなかったのか?

味噌汁で顔洗って出直して来い!!

って話でござる。

そんなこんなのきょうこのごろ、アメリカでは金正恩を暗殺する映画「ジ・インタビュー」が公開だそうな。

北朝鮮からのサイバー攻撃でビビったソニーピクチャーズエンタテインメントが、怖いから「公開を見送ろうか?」とドタバタ恥知らずな行動をした、その原因となる映画でござる。

この動きにはオバマも怒ったし、アメリカの人気俳優にして人権活動家のジョージ・クルーニーも他の俳優らに上映するよう著名活動をしたそうな。

さっぱり賛同が無くてがっかりしたそうだけどね。

ところがここにきて一転、「言論の自由を守ろう」と独立系の映画館などが声を上げたのだそうな。

こういうところがアメリカのステキなところ、アメリカ人のいいところでござる。

でもって、結果200とか場合によっては300もの映画館が上映するというからたいした嬉しい。

もっともアメリカには4万4000もの映画スクリーンがあるそうだけどね。

おバカなコメディーだそうですけど、おかげで映画の宣伝になった。

ただし「ソニーの平井一夫社長が、同社幹部へのメールで細部の修正を指示した」恥さらしな行動もあって、そこはソニー社長に批判の声も出ておるね。

そのどもこもならん北朝鮮のサイバー部隊だけど、これが北朝鮮ではたいへんなエリートで憧れの職業だと日刊ゲンダイが伝えておる。

そしてその能力は「幼稚園時から頭のいい子を選んで英才教育していますから、北朝鮮のサイバー技術は米CIAと同レベルにまで達しています」だそうな。

なるほどねぇ、これなら高価な兵器つくるより安く済むってことだ。

いずれにせよ、どこの国でも、どこにあっても、言論に対する攻撃は許せません。

言論を封じる行動や活動は、右だとか左だとか関係なく、決して許してはいけませんのです。

どなたかが申しておりましたけど、「思想信条は違っても、相手が発言する権利は命を賭しても守る」のが民主主義ってもんだ。

間違ってもらっては困るけど、ニッポンのウンコタレ、ヘイトスピーチは言論とはとても申せませんけどね。

この際は、頑張れアメリカ、頑張れジョージ・クルーニーと申しておきましょう。

 


農業振興、観光振興

2014年12月24日 | Weblog

 

午前8時の気温はマイナス2度。

雪がジャンジャン降ってます。積雪深度は70センチを超えておるでしょうな。

よくもまぁ降ることです。ほぼ毎日、深雪パウダーを滑れるところなんか世界広しといえどそうはない。

ま、だからこそ世界のあちこちから、わんさか人がやって来るわけですけどね。

それにしても今年は外人の姿が多いです。

円安だもねぇ。2年前は1ドル80円前後でしたけど、いまは1ドル120円。

つまり外国人は2年前ニッポンで100円で買ったものが、いまは66円で買えちゃうのだ。

800円のラーメンが530円程度。1万円のモノが6600円で、1億円が6600万円だ。

そんなことだから、土地だってなんだって、彼らから見れば大ディスカウント価格。

旅行に使う金だって、湯水のごとくだわ。

ニッポンがバブルのころ、ニューヨークでビル買っていたのと同じことがご当地で起きておるのです。

このバブル、そのうちはじけることになるんでしょうけど、それでも雪がジャンジャン降っておるうちは、実需で世界中から人がやって来る。

これが雪が降らなくなったり、20数キロ先の泊原発が事故を起こせば、すべてアジャパー、完全にそこで終わりですけどね。

月曜日、ご当地の町長候補二人が、公開討論会やっておりました。

保守系候補の二人は、いずれも「原発はやむを得ない」と争点のない選挙だ。

農業振興、観光振興などをあれこれ申しておりましたけど、泊原発で過酷事故が起きたら、そこで農業も観光もすべてパーってことですから、よくわかりません。

原発がやむを得ない根拠も、これまでは「コストが安い」ってことでしたけど、2016年の電力自由化後は電気料金と税金で「原発を保護」すると、かの経産省は申しておるわけで、なんでやむを得ないのかがまるきりわかりません。

観光と農業、我が倶知安町を支える基幹産業が一瞬にして消え去る原発の過酷事故、元を断つのが一番だとは思わないのかねぇ~

脱原発デモで、ご当地のある農家は「農家は畑を持って逃げれません」とプラカードに書いたけど、ふかふかパウダーのスキー場も、2億、3億もする高級コンドミニアムも、持って逃げられないのです。

一瞬にしてすべてを無くしてしまうわ原発の過酷事故、そんなもん危ないもんを放置して、なにが観光振興で、なにが農業振興か、さっぱりわけわかんないおぢなのでした。

 


「ハラホロヒレハレ」でしたぁ~

2014年12月23日 | Weblog

 

数少ない読者の皆さん、ブログ勝手にお休みしておってスマンことでした。

日曜はここから車で約1時間の岩内の高島旅館で宴会でした。

でもって、翌早朝午前7時には自宅に戻り、今度はハニーさんのご親戚の葬儀に出席。

場所は島牧村ってことで、猛吹雪の中、ここから車で1時間半じゃ。

それに仕事と除雪が加わって、風邪もゼッコウチョー。

そんなことで、この2日間は完全に「ハラホロヒレハレ」状態でござった。

ハラホロヒレハレっていっても、若い読者はまるきり知らんでしょうなぁ~。

あっ!!若い人なんかこんなブログは見てないか?

返す返すもスマンこってす。

でもって、そのハラホロヒレハレを一応説明しときますと、あれはいまや伝説のTV番組となった「シャボン玉ホリデー」で、登場したのがたぶん最初。

番組のコントで、クレージーキャッツやらザ・ピーナッツがコケるとき、くねくねしながら発するのが、このハラホロヒレハレだったのです。

歌とショーにコントもあって、バカバカしくも楽しい番組でした

何遍も書いてますけど、観たのはおぢが中学生の時。

ロングドレスやミニスカートで歌って踊るザ・ピーナッツが、なんともオシャレで思春期のぼくちゃんにはたまりませんでした。

世間とは大きく遅れて、我が家にテレビがやってきたのもこの頃か?

ウキペディアには1961年放送開始とありましたから、おぢが見始めたのはずいぶんと遅かったようじゃ。

いまから考えれば、パソコンの画面程度の小さなブラウン管テレビでしたけど、日曜の夜は釘づけでしたね。

最後がお決まり、ザ・ピーナッツが「スターダスト」を歌って、そこにハナ肇が出てきて、しょうもないギャグをかませて、ピーナッツにひじ鉄を食らうワンパターンがなんともいがったのです。

小粋でおしゃれ、そして歌ありコントありなんて番組、もうできないのかねぇ。

写真は、高島旅館の料理でござる。アワビは踊り焼きに刺身など、これでもか状態。

それに、あれやこれやのお刺身、そして、岩内名物の「たちかま」。

たちかまは、たちから作るかまぼこで、いま全国区で人気だそうな。

そして、なんとかいう地元の魚の塩焼きに加えて、魚介の鍋でござった。

ハッキリ言って、食べられるものではありません。鍋は手も付けず、その他のあれこれも残したのでした。

この旅館、いつもこれでもかって量で、そこがウリらしいのですが、この年代には到底食べ切れません。

豪華なお食事ですが、もう食いものは量より質だなぁ。

食べ放題なんか、興味もありません。

TV番組も、良より質ってことだ!!

オシャレで小粋な30分番組、出来ないかねぇ、、、

 

 

 


GPIFが株購入で年金破たん???

2014年12月21日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス5度。

きのう午後から降り出した雨は、深夜まで降り続いておりましたです。

おかげで物置小屋や薪小屋の屋根に降り積もった雪は、きれいさっぱり融け落ちたのです。

きょうは穏やかな一日なるかと思いきや、未明から猛吹雪でござる!!

外は強風が吹き荒れ、雪が横や下から降ってます。

そんなことですから、雪は積もっておりません。

あんまりご当地らしからぬお天気なのでござる。

予報によると「21日に予想される最大風速は日本海側の陸上で18メートル、海上で20メートル。最大瞬間風速はいずれも30メートル。22日はさらに強まる恐れがある」そうです。

変なお天気が続きますなぁ、、、

…ここまで書いて、Eテレ「朝の体操」をいたしましたです。

先日から気になっておったのですが、清水さんというインストラクター、ご懐妊でしょうか?

お腹の辺りふっくらしてきておる感じです。

もしそうだとして、こういう場合、妊娠何ヶ月まで出演されるのかが、この先大注目でござる。

世間では少子化がずんずん進行中ってことで、できれば出産ギリギリまで出演していただいて、「妊婦にも体操」が必要ですとアピールしてほしいものです。

欧米なんかではそういうのが当たり前のような気がしますけど、ニッポンではあまり聞いたことがない。

ご本人の体調に問題ないなら、NHKさんはしっかりこのまま出演させるべき、と思いますけどね。

さて、

日経平均株価ですけど、選挙後2日連続で大幅安となったけど、その後はこれまた大幅高となっておる。

株高は、そりゃそれで結構で、おぢもたいしたいいわけですけど、異次元緩和ってことで日銀がETFやリートを買いまくっておる。

中央銀行が株を買って株価を支えるというのは、ちょいとおかしな話ではあります。

ま、いい調子で上がっているうちはよいけれど、資本主義は必ず行き過ぎてバブルわけ。

でもって、うまく売り抜ければいいようなもんですけど、そこが難しいことになってます。

ってことで、日銀が最後にババをつかむ可能性もあるわけで、心配にもなってくる。

さらに今年10月日銀は、国民年金と厚生年金の積立金130兆円を運用するGPIFの運用構成の割合を変更するとした。

これまで国債中心だった運用を国内株、外国株への投資を各25%、外国債券への投資を15%にまで増やした(週刊文春12月25日号)そうだ。

日銀がETFにリートを買いまくり、年金で株も買っておるわけで、あっちもこっちも値上がりしております。

国策に乗らない手はないわけで、これらを持っておる皆さんはとりあえず資産はジャンジャン増えそうだ。

とはいえ経済評論家の山崎元さんは「そもそも公的機関のGPIFが民間企業の株主になるのこと自体ふさわしくないでしょう」と申しております。

仮に株価が暴落して、おぢのわずかばかりの資産が無くなるのは自己責任だけど、「年金破たん」はまずいんでないの。

さらに、安倍坊ちゃん政権のもくろみが、景気回復ではなく、その先にあるってところがたいした困る。

株価を上げて景気を良くするのはあくまで手段、景気さえよくなれば、支持率も高く維持できる。

そこで、坊ちゃんの目的である憲法改正が視野に入るという寸法だから困るわけだ。

週刊現代によれば、この先1ドル160円も視野に入るという。

現状の「不景気の株高」は、果たしてほんとに景気回復につながるのかね?

その前に株価暴落、年金破たんの可能性ってことにならんのか?

注意してないと、我が家の資産だけでなく、国民の資産である年金も危ういことになりかねないのです。

「この道しかない」なんてなこと言ってて委員会!!


STAP細胞「できません」って!?

2014年12月20日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス1度。無風、曇り空のお天気でござる。

きょうはやたらめったら温かくなり、午後は雨が降るそうな。

で、夜になってようやくみぞれだというから、真冬とは思えませんな。

雪かきの少ない冬になりそうで、少しホッとしたりするおぢなのでござる。

雪かきが少なくって、それが嬉しいってことは、歳ってことだよなぁ、、、

さて、

今年1月、STAP細胞の論文がイギリスのネーチャー誌に掲載されるという快挙が発表されましたです。

聞くところによると、たいした簡単な方法だというから二度びっくり。

しかも若くてめんこいねーちゃんがこれを成し遂げたってことで、世間はすっかり大騒ぎに

ところが2月になって雲行きが怪しくなり、共著者が論文を撤回する騒ぎだ。

でもって、いよいよ怪しいことになり、今回再現実験をしたわけですが、STAP細胞はさっぱりできなかったのです。

200回もできたとか、コツがあるとか、あれこれ申しておった小保方さんでさえ、できなかったってことで、口あんぐりの事態なのじゃ。

天下の理研もアジャパーなことです。

それよりなによりSTAP細胞を巡っては、ノーベル賞候補とまでいわれた笹井芳樹さんが自殺してしまったわけで、ここはなんとも後味が悪い。

200回もできたし、コツも知ってるわけだから、「魂の限界まで取り組んだ」のなら、フツーちゃんとできるはずじゃん、ともいいたくなる。

ま「予想をはるかに超えた制約の中での作業となり、細かな条件を検討できなかったこと」と小保方さんは申しておって、確かにそういうこともあるかしらんけど、結果が出ないとなるとねぇ、、、

巷間言われておるように「ips細胞」へ対抗する意識もあったのかもしれませんけど、世間知らずのエリートの皆さんが、世渡り上手の「ごろにゃんねーちゃん」にコロッと騙された結果って気がします。

一番大事な再現実験を、なんでネイチャー掲載前に理研内部でしなかったのか?

どうにもこうにも不思議なことなのでした。

それにしても、この小保方さん、これから先どこでどうして生きていくのか、他人事ながら気にもなったりするのでした。

話はゴロンと変わりますが、

高橋はるみ知事が4選出馬する意向を固めたとマスコミが伝えておりまする。

出馬の理由に取りざたされておるのは「核廃棄物の最終処分場」を北海道に持ってきたい政府や経産省の意向もあるとか。

場所は幌延か? はたまたここんと「オール電化」の住宅なんぞが、なぜか急増しておる釧路あたりか?

そんなこんなのうわさが囁かれておって不気味でござる。

いよいよ北海道をニッポンの「ゴミ捨て場」いや、「核の最終処分地」にでもしようというだろうか?

我が北海道の知事が、経産省のパシリに過ぎないはるみちゃんではどもこもならん。

道産子の知事選候補者でTVラジオで活躍したキャスターの佐藤のりゆきさんに、ことさら期待が高まるわけだ。

現職はるみちゃんは、北海道初の4選、経産省(旧通産省)の官僚さまで、北海道経済産業局長を務めたことがきっかけで、北海道とは縁もゆかりもない人物じゃ。

悪いけどこの3期12年、北海道は相変わらずでござった。

何かしたのか? はるみちゃん???

そしてこの先、北海道にしようというのが核のゴミ捨て場では、どもこもならんでしょ!!

 


「東京ブラックアウト」にみるニッポンのウラのウラ!!

2014年12月19日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス5度。

雪がジャンジャン降ってます。きのうまでと違ってサラッサラのパウダーか?

町役場の「きょうの積雪・降雪量」によると、きのうまでで積雪深度は64センチ、総降雪量は2メートル40センチでござる。

けさはこれにプラス20センチってところ。

数値は街の積雪ゆえ、山暮らしの我が家より少ないとは思いますがね。

ご当地名物の豪雪もいよいよ本番ってことでござる。

さて、

現役官僚の若杉冽さんが上梓した「東京ブラックアウト」読みましたです。

本の帯には元財務省官僚の高橋洋一さんが「この小説は95%ノンフィクションだ。日本中枢で進行中の陰謀を見事に活写している」と書いておる。

面白いのは総選挙にあたって「電力モンスターシステム」がいかにフル稼働するかということ。

「日本電力連盟」(電気事業団体連合会、いわゆる電事連のことらしい)が作製した「ご説明資料」はまことに興味深い。

政治家の発言で、彼らにとって望ましいのは「脱原発依存、電源のベストミックス、バランスのとれたエネルギー構造の構築、電力自由化と原子力との両立」だそうだ。

さらに「ギリギリOKの表現」となると「脱原発、卒原発、電力自由化」だ。

ってことで、彼らにとって困る「極力避けていただきたい表現」はこうなる。

「原発ゼロ、全基廃炉、発送電分離」だとさ。

そして、「絶対に避けていただきたい表現」は「即ゼロ、全基即廃炉、所有権分離」だという。

最後の所有権分離は、発送電分離に関することだろう。

この発送電分離も、いま段階では従来の電力会社が発電も送電も所有権を握る「まやかしの分離」だもねぇ。

なんとしても発電と送電の所有権の分離は避けたいらしいけど、資本主義の常識では所有を分離するからこそ自由化でありコスト削減にもつながるだけどねぇ、、、

話は戻りますが、前出の資料を使って、電力連盟の常務理事は与野党を問わず、候補者間を走り回ったとある。

そしてこう言っておる。

「とにかく、即ゼロとだけいわないでください。そうすれば、資金面、人手ともに、私たちのグループで面倒をみさせていただきます。脱原発、卒原発とは発言していただいて構いません。当選後に『私が公約した脱原発は、即ゼロという極端な話ではなく中長期的な話。現実的には即ゼロは国民負担が大きいことが心配』と軌道修正していただければ、それで結構ですから」だそうな。

なんとも、よくできた話だはないですか。

小説ではこれがフクシマの事故のあとに、また別の事故が起きたその後の選挙という設定だから、それでも原発を維持するというから呆れるのです。

再び深刻な事故が起きたというのに、原発へのなんとも凄まじい執念があるのが電事連、元へ日本電力連盟なのだ。

その「私どものグループ」とは、「日本電力連盟を頂点とし各電力会社の取引先を末端とする企業グループ」。

そして地域独占に支えられ、「電力会社が物品の調達先や役務の発注先といった取引き先に、市場価格の2割増しの単価で発注する。その超過利潤(レント)である2割のうち5分を取引先のファミリー企業を組織化した任意団体に供託する」

このカネを電力会社が差配して政治家のパーティー券から政界工作、落選議員の面倒まで見るのだ。

小説では、このシステムをなんとしても維持したいのが日本電力連盟であり、各電力会社だというのだ。

電力会社が外部に発注する金額の総額は年間5兆円だ。そこで生まれる電力会社が自由になるカネは業界全体で2000億円にも上る。

事実上の裏金が2000億円って、これに群がる政治家がいて当たり前田のクラッカーってことだ。

あなたの周りの落選国会議員で、どこぞで大学教授なんぞしておる方はいますかね?

「電事連」がしっかり面倒見ておる可能性があるのです。

電力会社の力の凄さが想像できますなぁ。末端の社員は全く知らんことでしょうけど、、、

そんなこんなで、現役官僚が上梓した「東京ブラックアウト」は「ニッポンのウラのウラ」がよくわかる小説となっておりまする。

ご一読をお勧めいたします!!

 

 

 


漢方薬っていい!

2014年12月18日 | Weblog

 

午前10時の気温はマイナス2度。外は大荒れのお天気でござる。

除雪をしなきゃならんけど、おぢは風邪気味で役に立ちませんです。

代わってハニーさんがデッキの除雪をしております。

写真の小型除雪機は20年以上も前にハニーさんが買ったものだそうですけど、いまもしっかりデッキを除雪してくれるのです。

ホンダのこんまい除雪機ですけど、おぢよりもかなり役に立つ優れものでござる。

おぢはというとさっぱり役立たずってことで、まことにスマンこってす!!

そんなこんなで今朝は気温が高くて、雪も重いことになってます。

おまけに風も強く、我が家はきょうも家に籠っておとなしくすることにいたします。

ところで、

風邪といえば、あれやこれやの薬がありますが、ここんとこよく効くなぁと感心するのが漢方薬でござる。

先日のある健康番組でも、西洋医学の医者がこぞって勧めておって「そういう時代か!!」としみじみいたしました。

風邪の引きはじめと肩こりによく効くのは「葛根湯」だとTVで西洋医学の医者が申しておりましたけど、これはチョー納得でござる。

肩こりの酷いときなんかは、服用するとスーッと間違いなく軽くなります。

もう1000年以上も同じレシピでつくられておる薬だそうですから大変な歴史がある安全な薬だ。

せいぜいここ50~60年、へたするとここ1~2年の間につくられた薬とはそこらあたりが決定的に違うのです。

テレビであれこれ説明しておったお医者はスポーツマン、マラソンをするそうですが、足が攣ったりするときは「芍薬甘草湯」がいいそうです。

ランニングの前に服用するそうですが、足が攣ったときに服用しても6分ほどで効いてくるそうな。

だからランニングの際には、ポケットに忍ばせて走るのだそうです。

さらに二日酔いとむくみには体内の余分な水を出すという「五苓散」がよいそうな。

今度二日酔いになった時には、ソッコー五苓散じゃね!!

風邪を引いたとき、体内の温度を上げるには「麻黄湯」というのがいいそうで、これを服用して汗をかけば、これまたソッコー完治だろうか?

また、ホルモンバランスが崩れてイライラしたりする人には「加味逍遥散」がよいそうな。

ただし、いずれも人によって効いたり効かなかったりするそうで、しっかり医者に相談するのがよろしいらしい。

しかも多くの漢方薬は健康保険が適用になるそうで、まことにお安いのです。

1000年、2000年のレベルで人類が使い続けてきた漢方薬、大変な優れものってことのようなのです。

おぢも以前は「なにが漢方薬?」と小バカにしておりましたけど、どうやらこれが大間違い。

比較的副作用が少ない安全な漢方薬、もっと脚光を浴びてもいいと思うけど、どうよそのあたり???

 


ニセコはバブル!?

2014年12月17日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス5度。

昨夜はざぁざぁ降りの雨が降ったり、強風が吹き荒れたりと台風並みの悪天気でござった。

今朝は一転、静かで晴れておりまする。

予報ではご当地はすでに雪が降っておるはずですが、風もほとんどなく穏やか。

つい先ほど、家の前の道路を、軽トラがかなりゆっくりとしたスピードで通り過ぎて行きましたです。

荷台に人が乗っており、なにやら道路に撒いておった。

たぶん、滑り止めの砂なのでしょう。

圧雪状態の上にざぁざぁ降りの雨だもねぇ。そりゃもう道路はツルッツル!!

この上にさらっさらの雪が積もれば、スケートリンクでござる。

この低気圧、台風と似たりゴンベですからその右側の地域が大荒れになる。

ってことで、道東方面で大荒れは今日も明日も続くらしいのです。

去年の春のような何人も亡くなる大事故が起きないとよいのですがね。

そんなこんなのきのう午前中は、物置小屋の屋根の雪を下ろしましたです。

テキトーにやりましたけど、屋根に残った雪は昨夜の雨でほぼきれいになりましたです!!

しかし、12月の雨ってねぇ、、、

12月も半ばになって、ご当地では外国人の姿もかなり目立ってまいりました。

スキー場周辺は、一見するともうどこの国かわからん状態でござる。8割は外国人ってことで、あっちでもこっちでも英語ばっかでござる。

ついこの間まで1ドル120円の円安ってことでしたから、ドルベースではニッポンのモノはなんでもかんでも大変な割安感がある。

だからスキー客や観光客も増えるわけで、これに伴って新規のホテルやコンドミニアムがボンボコ建つ。

考えてみれば1ドル80円だったのものが120円になったわけですから、土地でも建設コストでも外貨ベースでみれば格安!!

円高だったとき、ニッポン人がおおぜい海外旅行したのと「全く逆」のことが起きておるのです。

そんなことですから投資ってことで土地も買えば、コンドミニアムも建つ。

そして完成した建物はというと、どれもこれも超高級。

あるホテルのオープニングセレモニーに行ってまいりましたけど、この雰囲気はなんだろ? って思いましたね。

ようやく気が付きましたけど、これは「あのバブルのころ」の「あの浮き立った雰囲気」なのでした。

若いお方は知らんでしょうけど、とにもかくにも華やかで元気があって、世間では札びらが文字通り舞っておりました。

それがご当地限定で、外国マネーとともにやってきておるのですから凄いのです。

お隣のニセコ町に出来た「カサラ」は、外見日本家屋風の建物で、3ベッドルーム(各室トイレシャワー付き)でダイニングとリビングを備えておる。

2棟計8戸あって、タウンハウスと呼んでおる。食事は自分たちでつくるか、食事を提供するサービスであるケータリングを利用するのだそうな。

ベッドルームには大きな書がちょうど頭の位置にあって、そこに「氷」って書いてあって大笑い。

ニッポン人なら寒々してくるわ!!

料金はいま時期の繁忙期がなんと1泊20万円で、3泊以上から利用可能だそうな。

完全に海外の富裕層向けだけど、2月はすでに満室状態というからびっくり。

周辺に出かける際には、電話1本で無料の小型バスがやって来るとか…

バブリーですなぁ、、、

って世界の金持ちにとっては屁みたいなもんか?

先日ヒラフスキー場のゴンドラ横にオープンした「木ニセコ」は、もっと凄い。

最上階のペントハウスは広さが約80坪!!

ようはお屋敷、とんでもない広さなのじゃ。

そこにベッドルームが5室あって、キッチンとリビングがあり、さらにベランダに10人が入れるジャグジー風呂があるなんだなぁ。

このジャグジーが夜はライトップされて7色に輝くというから、いかにもバブリー

利用料は1泊36万円でクリスマスと正月はすでに満室だそうな。

この木ニセコは、コンドミニアムとホテルが合体した「コンド・ホテル」というそうで、上記ペントハウスは2室あるけど1室はすでに3億4000万円ほどで売却済みだ。

1階には、日本人オーナーシェフの創作和食レストランがあるけど、ここにはカウンターもあって外国人が大好きな立ち飲みができる。

でもっておぢにとっての問題は、そのカウンターの高さだ。

おぢの肩の辺りにカウンターがあるんだなぁ、小柄なニッポン人にはさっぱり使えないカウンターってことで、完全に外国人仕様だから参るのでした。

そんなこんなでニセコ周辺は、円安効果かしりませんけど、なんだかとんでもないことになっておるのです。

一度見学に来るものよいでしょう。

そういえば先年超高級コンドホテルとして開業しておった「ヴェイル・ニセコ」は50室以下の冬季リゾートホテル部門で世界一に選ばれたそうな。

増々世界の金持ちが集まって来そうなことになっておるのです。

お安いニッポン人向けの従来型ペンションなんかもあるので、ニッポンの皆さんも雰囲気を味わいに来てはいかがかな?

 


沖縄に学んだら!?

2014年12月16日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス12度と冷え込んでおります。

ここんとこ連日の豪雪でしたが、今朝は降っておりません。

きのうは午後から晴れて、まずは我が家にとっての燃料庫、大事な薪小屋の屋根雪をキレイにいたしました。

でもって物置小屋もやっちゃえ! と思いましたけど、じーさんは疲れてしまって、あとは除雪機で落した雪を処分して終了しちゃいました。

そして、きょう午後からと、あす、あさってにかけては大荒れのお天気となるという。

そんなことですから、きょう午前中に物置小屋の屋根雪を下ろしてしまい、悪天候に備えることにいたします。

さて、

選挙結果でござる。

どうやら今回の選挙、実質的に戦いを制したのは公明党と共産党という組織票を持ったところでござった。

どちらも議席を大きく増やしておる。

もちろん多少議席は減らしたものの自民党の大勝利には違いないけどね。

組織票による勝利ってことは、皆さんご承知のように「低い投票率」に支えられてのことだ。

だけどなるほどねぇ、と唸った選挙区がある。

沖縄県じゃ。

自民党大勝利といいつつも、この沖縄県では小選挙区での当選はなんとゼロだ!!

沖縄1区では、共産、自民の一騎打ちで共産党候補が勝利。

2区は社民と自民の一騎打ちで社民の勝利。

3区は生活と自民の一騎打ちでこれも生活の勝利。

4区は自民党を離党した無所属候補が自民に勝利。

ようは、野党共闘もしくは与野党一騎打ちとなれば、野党候補が勝つってことだ。

全国でこの一騎打ち方式ができたなら、自公で300議席なんてことになるはずがない。

我が北海道4区、ここでは自民・中村と民主・鉢呂、共産・酒井の三つ巴で自民が勝利した。

だけどもこの北海道4区で、もし野党が統一候補を立てたなら、票の上では民主・共産の統一候補の勝ちとなる。

いいかえれば、4区では共産党が自民党をアシストしたことになる。

昔の名前で出ておる民主のじーさん鉢呂にも、共産党にも、うんざりしてはいますけど、野党候補の票より少ない自民党候補が勝って、それで「民意を得た」とかいわれても、なんじゃらほいって話なのじゃ。

そして今回の総選挙で最も多くの票を得たのは、脱原発を目指す自民党のこの2人でござった。

小泉進次郎が16万8953票でトップ、次いで河野太郎の15万5388票だったのだ。

そんなこんなで原発の「再稼動が容認された」なんてなことを、偉そうに安倍の坊ちゃんに言ってもらっては困るのです。

現行の小選挙区制度では死票があまりにも多いのよ。

おぢもかつては賛成した小選挙区制度でしたけど、いまとなっては完全にアウトだ。

なんでもやってみないことにはわかりませんなぁ、、、

そんなことで、若者の投票率を上げる方策と、中選挙区に戻す方策を考えないと、いよいよニッポン国は少数の意見で物事がドンドコ進むってことで、そうとうヤバイのです。

写真は、きのう購入した現役官僚「若杉冽」さんが書いた小説「東京ブラックアウト」。

出だしは首都圏に住む官僚の家族が、密かにニッポンを脱出するところから始まるのです。

どうやら原発事故は首都圏を直撃するというお話らしい。

エネルギー省に所属するとみられる官僚が、特定機密法が施行される直前に上梓したそうな。

ニッポンのエネルギー行政を巡って、どんな話が暴露されるのか、たいしたお楽しみなのでござる。