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おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

21世紀の電力!?「マグネシウム発電」がなんだか凄い

2012年12月19日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス9度。積雪ごっちゃりのおよそ30センチ。この冬一番の積雪でござる。

なのに除雪機はまだ動きませぬ。写真はデッキの上の小型除雪機でこれは20年以上前にハニーさんが買い求めたモノ。毎日、現役でバリバリ働きます。

これでなくて、軒下などを除雪する大型のモノがまだ動かない。加えて物置小屋と薪小屋の屋根雪も下さないとことには、そろそろヤバイです。

あれこれ忙しいというのに、どうしよう、、、 スキーにも行きたいし、、、 なんとも悩ましい朝でござる。

きのうのおぢ、会計事務所のおねーちゃんから確定申告についてご指導受けておりました。前回の確定申告は、税務署から派遣されたこのおねーちゃんに無料で教えていただいた。

ではありますが、今回は、ソフトをエクセルから「弥生」のものに変えたことから、分かんないことがごっちゃりあって、有料で1日だけのご指導を受けたのでござる。

おかげさんで、半ボケじーさんですが、この先、確定申告はなんとかひとりでできそうでござる。

実は確定申告するほどたいした収入があるわけではありません。しかしおぢは、サラリーマン時代からニッポン特有のこの源泉徴収システムに疑問を持っておったです。

会社の経理部門が、勝手にしかも正確に納税してくれるから、税金を支払っているという実感がない。「自分の税金は自分で計算して支払う」という「世界の常識」がまるで通じないのがニッポン国なのでござる。

おかげさんで、多くの給与所得者から「納税意識」というもんが、ごっぞり欠落しておる。アメリカ人が人前で話をするときは必ずといっていいほど「私はちゃんと税金を払っているアメリカ人です」みたいなことを言う。

世界に類を見ないニッポンの「源泉徴収システム」が、国民の納税意識を希薄化させておいて、財務省を筆頭にしたお役人さまが国民のカネを使い放題していると、おぢは感じておる。

だから、世界では当たり前田のクラッカー、確定申告をすることにしたのでござる。

で、今回初めて弥生のソフト使って驚いた。いまどきは預貯金の通帳に記載されておる取引なんぞは、ネットを通じて銀行から直接ダウンロードできるのですなぁ。いちいち通帳の内容をぽちぽちパソコン上に書き写す必要がない。まことにけっこうでござる。

少なくとも、数字の打ち間違いってもんがございません。何でもかんでも便利な時代でござる。

こういう時ぐらいかなぁ、子どものころに頭の中で描いていた「夢の21世紀」を感じるのは。ネットやパソコン、タブレット端末と便利グッズは次々登場しておりますが、あとの生活は20世紀となにも変わんない印象でござる。

政治が進歩していないせいでしょうか? はたまたカネと利権でがんじがらめになった前世紀の遺物、原子力発電所がいまだ動いておるためでしょうかね。ため息が出まする。

そんな中、日曜日のTBSテレビ「夢の扉+」にびっくり。 

とにもかくにも驚いた。何が驚いたって、ほぼ無尽蔵の資源ともいえるマグネシウムと塩水を使った、有害物質を排出しない「クリーンエネルギー」の登場でござる。

 東北大学未来科学共同研究センターと古河電池が開発したという「マグネシウム燃料電池」なのじゃ。マグネシウムが酸化する際に発電する特性を活かして、マグネシウムを塩水に浸けるだけで空気中の酸素と反応して電気をつくり出すのだそうな。

なんていったって、マグネシウムも塩水も、どっちも無尽蔵。どこにでもある。

そのマグネシウム、発火しやすく電解液に溶けやすいといわれておったです。そのため、燃料電池の大容量化は不可能とされてきたそうですが、燃えにくいマグネシウム合金を開発し、これで難点を克服したのだそうな。

 http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121212t72015.htm

凄いのはこれを開発した東北大未来科学技術共同研究センターの小浜泰昭教授というお方でござる。3輪電気自動車(EV)で実際に100キロを走っちゃった。

おかげさんで古河電池株は、月曜日、ストップ高となりました。この先はおぢも、利の乗ったパナソニック売って古河電池か?

 この小浜教授はインタビューでこう言っておったです。

 「子どもたちの時代、そしてその先に、安全で持続可能なエネルギー社会を残したい!

なんとまぁ、素晴らしい。おぢより少し年上ですが、社会に貢献しようと精一杯頑張っておる。たいしたカッコいい。

このたいへんな教授にソッコー100億円出す企業はないのかね。カネまみれの薄汚れた原発なんぞに頼らなくてもいい夢の電力が、もう現実味を帯びておるではないの。

マグネシウム発電をはじめ、その他もろもろのクリーンエネルギーへ移行する大チャンスがきておるのじゃ。

この発電に必要なのは、マグネシウムと塩水だ!! なぜ経産省は100億、200億の補助金出さないのかね? これぞ究極の低コスト、クリーンエネルギーではないのかね。

しかも、もう実用化一歩手前まで来ておる。

これぞ財界も望む低コスト電力。アメリカの9倍の値段(この間は5倍と書きましたごめんなさい)のLNGを燃やして発電し、コストが高いから「電気料金を値上げする」って言ってるんだぜ、電力会社は!!

どうだね米倉経団連会長、マグネシウム発電は。電力会社の提灯持ちしてる場合でも、時代でもないと思うけど、どうよ?????