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おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

世論は「脱原発」だった!!「維新、みんな、未来」計2092万票の重み

2012年12月18日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス4度。雪が降っておって荒れ模様の天気でござる。

さて、今回の選挙結果でござる。

きのうのTVタックル、白鳳大学教授で選挙予想がよく外れる福岡政行さんが、たいそう面白い数字を挙げておったです。

今回大勝したという自民党の比例得票数は1662万票、惨敗した民主党の票は963万票だったそうな。で、興味深いのはここからでござる。

「維新+みんな+未来」の合計得票数は、なんと2092万票でござる。きのうニッポン国民、民度が低いなど書きましたが、どっこいちゃんと見ておったです。

第3極の合計得票数は、自民党を大きく上回っておるではないの!! これに加えるところ共産、社民が脱原発の声の総数じゃ。

ようは、国民は脱原発を求めたということでござる。

つまり結果をみれば、アホタレ野田の思惑というか、財務省の思惑通り第3極潰しは大成功ってこと。

もし、選挙が来年に持ち越され、第3極の3党が連携したならば、脱原発のシングルイシューで世間はガラリ変わっていた可能性もある。

ついでながら、昨夜のTVタックルで、好色・東国原がいみじくも言っておったけど「選挙中、『なんで石原さんと組んだの』という声が一番多かった」はまさに実感でござろう。

「橋下・維新」が暴走老人の手練手管に惑わされなければ、「みんな」と連携しておった可能性は大きい。

さらに言えば「未来」も「小沢隠し」などと批判されて票を減らしたわけで、渡辺喜美代表の父の仇、小沢一郎がいなければ、「未来」と「みんな」の連携もあり得た。

ようは石原、小沢の老人ふたりがいなければ、第3極はまとまる可能性があった。トホホな国じゃねぇ。

死票にはなったものの、今回の選挙における国民の多数は、「脱原発」の意志を示したのでござる!! ゲリピー安倍には、ここんとこをしっかり押さえておいていただこうではないかね。

さらについでですが、今回の比例における自民党の得票数1662万票は、3年半前に民主党に敗れたときより219万票も少ない

前回選挙での自民党得票数は1881万票。こんだけの票で自民は野党転落したのでござる。

その前、05年の郵政選挙における自民党の得票数は2588万票、自公の与党は計3488万票(全体の51%)。

野党の合計は3294万票(49%)とほぼ拮抗しておったです。前々回の郵政選挙、実は与野党は拮抗状態だったのでござる。

そこへ加えて、3年半前の民主党、得票数はというと、驚くなかれ、今回より2000万票も多い2984万票でござった。

その2000万票がそっくり「維新+みんな+未来」に流れた。

今回、維新の比例の得票数は、民主党を大きく上回る1226万票。みんなは、比例で524万票。未来342万票。

合計2092万票でござった。

ニッポン人、捨てたもんではございませんね。ただし、第3極の政治家の皆さんよ、離合集散してる場合ではないね。

この死票の山、どうしてくれる!!