現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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ハイブリッド日本語

2018-11-26 | 国語と日本語
国語を日本語にとらえることは和語を国語とし、国語に漢語を入れていること、そして外来語、混種語にも国語であることを認めて日本語とすることである。借用語はわかちがたく国語となった。和訓とされた日本語読みにカタカナ訓がついて表記される現象はハイブリッド日本語である。ハイブリッド、hybrid、 種や品種が異なる、2つまたはそれ以上の異質のものを組み合わせ一つのものにする、という意味であるから、植物や人間を含む動物から生まれた子孫などに雑種としての起源がある。イノブタ、飼い豚と野生の猪の混種、異種のものを組み合わせたものである。ハイブリッド日本語は雑種日本語の謂いである。和語の借用において漢語を文字とした工夫に国語の概念が無自覚に意識されていたところに異種の言語として移入された言葉にポルトガル、スペイン、そしてオランダ語などが加わったので外国語についての意識が生まれたものである。 . . . 本文を読む

ウイキウイキ

2018-11-26 | ほんとうのところは
いいんかいNP、辛坊議長がシンボーできないのか、ウイキペディアより確かな情報典拠はないんですかと、というようなことを叫んだ。サイトのフリー百科事典はかくしてまともには見られていない。ウイキペディアがウイキであることによる便利さを理解していない。理解はなくともその恩恵は計り知れないほどの利用価値があるにもかかわらず、またそれを読むことは自由であるので、もっと確かなものと言えば、ネット情報の危うさをいつの間にか常識としてしまう、その典型がウイキペディアの物言いには、ある種、インターネトサイトの誤解された用法となる。ウイキのページに、こうしてウィキペディアは、2001年の1月に始まった、と見える、こうしてというのは、どうしてであったかを知ってみるとよいかもしれない。 . . . 本文を読む

四分五裂

2018-11-26 | 木瓜日記
四分五裂と使えば、4つに分け、5つに裂くような状況をつくってみようとする。日本を4つに分けた、その島を北海道本州四国九州とすれば明らかに、これは乱暴なたとえであるが、4分してそこに地域特徴を見るようなことであるが、そこに5裂くとするにはどうすることになるか。本州を関東と関西に分けて線引きする、どう考えてみて、日本列島の四分五裂はあり得ない。しかし日本の現実はそのような状況に陥りつつある。これは敗戦後の70年において見えていた事実が現れ始めたことによる。なにか。日本の民族問題、労働者人口、経済社会の格差、そして政治の議論である。独立国家日本はその自立において歴史を持つものであるが、冊封に対する自律、鎖国を敷いた幕府、帝国による日本支配は王政復古であって、この国が得た民主主義はその理念から100年余を経過してきたにしても、あくまでも民主と自由の真の意味での国家にはなりえていない。民主国家の独立はそれまでの支配関係を清算はしたものの、民衆、大衆の国民意識には封じ込められた自由の錯覚の中に取り残されたままである。そこに5裂の、4分プラス1になるのは、国家体制である。立憲民主とそれまでの立憲君主には、国民の一人一人がどうとらえているかは議論するところにない。 . . . 本文を読む

文字を言語とする

2018-11-26 | 国語と日本語
くにことばは方言である。方言は地域語のことであると考えれば、中央があっての方言は方処、方処の言葉である。地域語は、そこに行政府が中央としておかれると、中央語という考え方が生まれる。東京方言を東京弁、東京語として明治以来、標準語とする考え方があった。何が標準であるかは、ここをもってそうするという言語採取のようでもある。標準語は言い換えられて共通語と言っている。言葉の伝搬を電波でひろめることから、地域における言語現象は、共通語とするもので広められてきた。いまならさしずめインターネトによる言語の広がりを思うところである。方言と方言を音声言語の対照によって重視した言語現象は文字言語による情報量の相違によって変化を起こしている。発音なき方言、黙視する書記言語に、共通語の実態がかわりつつ、またあらたに生まれつつある。メールと呼ばれる文字言語のやり取りである。ブラウズメールはアプリによる、のぞき窓に変わった。スマフォ世代が端末機の文字言語だけで日常を済ませている。 . . . 本文を読む