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四分五裂

2018-11-26 | 木瓜日記

四分五裂と使えば、4つに分け、5つに裂くような状況をつくってみようとする。日本を4つに分けた、その島を北海道本州四国九州とすれば明らかに、これは乱暴なたとえであるが、4分してそこに地域特徴を見るようなことであるが、そこに5裂くとするにはどうすることになるか。本州を関東と関西に分けて線引きする、どう考えてみて、日本列島の四分五裂はあり得ない。しかし日本の現実はそのような状況に陥りつつある。これは敗戦後の70年において見えていた事実が現れ始めたことによる。なにか。日本の民族問題、労働者人口、経済社会の格差、そして政治の議論である。独立国家日本はその自立において歴史を持つものであるが、冊封に対する自律、鎖国を敷いた幕府、帝国による日本支配は王政復古であって、この国が得た民主主義はその理念から100年余を経過してきたにしても、あくまでも民主と自由の真の意味での国家にはなりえていない。民主国家の独立はそれまでの支配関係を清算はしたものの、民衆、大衆の国民意識には封じ込められた自由の錯覚の中に取り残されたままである。そこに5裂の、4分プラス1になるのは、国家体制である。立憲民主とそれまでの立憲君主には、国民の一人一人がどうとらえているかは議論するところにない。




>しぶん‐ごれつ【四分五裂】例文一覧 1件
・・・続いて、文学と民衆、文学の大衆化の問題は、一九三七年の前半期に沢山の討論を招致したテーマであったが、ここに注目されなければならないのは、民衆というものを如何に見るか、という基本的な規定の点では、見解が四分五裂の観を呈したことである。明確に、・・・<宮本百合子「今日の文学の展望」青空文庫>


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