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現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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承前 象は鼻が長いと言っている 文例

2023-08-03 | 日本語文法論議23
日本語文法議論2383         象は鼻が長いのである、といえば、どうしてか、と聞くことになるから、それはこれこれこうだから、というように、そこには、この表現についての文章があらわれてくる。象は鼻が長い、と、言い切りで、言い放てば、聞く方では、象は 短いよ、と混ぜ返しができそうであるし、もっといえば、長くも短くもない 小さい とでも言いだすことになる。 . . . 本文を読む

学説の例文は正しくない

2023-08-02 | 日本語文法論議23
日本語文法論議2382        文章は次のようである。 >豊臣秀吉は天下を統一する少し前、マイホームと政庁を兼ねた城郭を築いた。京都・平安京跡の聚楽第である。その形状も規模もはっきりしないが、近年の発掘調査で、石垣の一部やいくつもの金箔瓦が見つかっている。さぞかし豪華絢爛(けんらん)で、威容を誇ったに違いない。 日経記事20230802付けコラム 春秋より . . . 本文を読む

三上学説、文法がわかっていない

2023-08-01 | 日本語文法論議23
日本語文法論議23801         主語廃止論の根っこは国語に二重主語があるといわれていたころの文法批判によることを三上学説で言い続けていることを知る。そうしてそれを、かの、象は鼻が長い構文でセンセーショナルにとにかく具合が悪いのであると、象の鼻が長い、とすればいいんじゃないかと言い出して用語の廃止を主語抹殺とまで表現をして教育界に波紋を呼んだのであるが、 . . . 本文を読む

なにかがわかる

2023-07-31 | 日本語文法論議23
日本語文法論議23731           文章における文節が文章の構成単位である、とするのは、文を文節に分ける、文章を連文節に分ける、つまり連文節が文節扱いとなれば、文章を構成する文節を言うことになる。文と文章の単位をどう議論するか。文の単位は構造的には国語文法で整理する意味的な捉え方がわかりよいし、よりシンプルにする日本語教育の表記法にも分かりよさがある。  そ . . . 本文を読む

何か言いたい

2023-07-30 | 日本語文法論議23
日本語文法論議23730           述べてきたことを繰り返し、語と単語の別で、わかりにくいので、言い言い直しして、言いたしてみる。  付属する語は自立する語につくので単語を言うときには自立語がそれで単語となる、つまり自立語は単語であり、自立語と付属語もまた単位語である、自立語に付属語、付属語となってもそれは単語、単位になる語である、というふうに見ると、気 . . . 本文を読む

発想の転換

2023-07-29 | 日本語文法論議23
日本語文法論議23729        議論という言葉を用いているから難しいこと言うのかとおもったら、そうでもない。会議で飛び交う言いたい放題ということだけ、結論を求めない意見の言い放しである。それを言い出すようになって、議論の義と侖とを考えれば論いになるか話し合いになるか、筋があるようにしてきた。言いたいことを言えばいいとしながら、老獪な連中を相手に多勢に無勢で . . . 本文を読む

議論のもとには

2023-07-28 | 日本語文法論議23
日本語文法論議23728          国語と日本語で文法単位に異なる定義があるのは困ったこと、文について説明に統一がないから混乱を招く。日本語の文には主語でなく補語があるとする議論は日本語教育文法で唱えられるようになる。基礎日本語文法にも文の説明には句点を以て文とするという。  これだけでなく文法をとらえる考え方の違いが議論として通じなくなる。それはまた、文 . . . 本文を読む

主語を見つけた国語

2023-07-27 | 日本語文法論議23
日本語文法論議23727         文章を単位に、文章を構成する文について実例を見ていくと、すぐにも国語で説明する文の形としているものがわかる。あまりにも自明のこと、国語教育の説明で足りる。もちろん教科文法として規範を説明するので、実際の文章においては例外、規則に当てはまらない例文もある。それも学習の応用で理解されてきている。ここで最も注意しておかなければな . . . 本文を読む

西洋語の影響にある文には

2023-07-26 | 日本語文法論議23
日本語文法論議23726            日本語文法で日本語には文という規定がなかった歴史経緯から、それを振り返る議論はほとんど見られないが、なかには文とは何かを議論していて、そこには文法論には文ありきだったようすがある。文の議論にまして文章の議論は文法論では行われない。といっても、文論は確かであるし、文章論は学校教育用文法で実践法となっているのは、ひいては . . . 本文を読む

文法則

2023-07-25 | 日本語文法論議23
日本語文法論議23725         日本語文法は文法として文法則をつくり出してきた。 日本語には文があったのか。 句というものと文章というとらえ方があった。 だから、幕末、徳川政権の時代から、近代に移行する中で文法を学び、文というもの取り入れようとした。 文はそれまでの文章と呼ぶものにあいまいに文また文章というと翻訳の文法書で定義されていた。 その定義となる . . . 本文を読む