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主語を見つけた国語

2023-07-27 | 日本語文法論議23





日本語文法論議23727    
   
文章を単位に、文章を構成する文について実例を見ていくと、すぐにも国語で説明する文の形としているものがわかる。あまりにも自明のこと、国語教育の説明で足りる。もちろん教科文法として規範を説明するので、実際の文章においては例外、規則に当てはまらない例文もある。それも学習の応用で理解されてきている。ここで最も注意しておかなければならない文の必須要素とする考え方である。

 文は主語と述語を必須要素とする、とは、国語文法では説明しない。英語学習を始めて必須要素であることの重要なことを学習するのでそれを了解していても、国語文法では文は成分として主語述語を説明するが主語を必須としない。ここで要素とする、成分とする、その違いがあって、文は主語と述語があるという共通する理解がうまれる。国語の文は主語がなくてもいい、英語の学習では主語が必ずある。

 国語の学習では文はまだほかに説明されるものがあって、それを主語述語必須の要素とする英語のような説明には当たらないから、文に主語がなくてもいいんだとする生徒の了解に、文に主語がいるんだとする英語の文法説明が対比されて、なぜかという説明が求められる。そこに、主語が省略されることがあるという説明に終始してついには文は主語がいるのだという絶対が言われるようになる。ひいては、主語がなくても文だとする説明を否定しなければならなくなるから、日本語の文法をまともな説明としなくなってしまう。

 日本語の文法で省略を言う説明の便宜としても、省略されていないものが主語となるなら、それは文と文との関係で主語を探すことで解決が図られる。つまりは、主語があるわけで、そのときの文章単位の重要なことを説明することがない。対照する文法として、それだけにとどまらず、ほかの国語の文とする例が説明できなければならなくなるから、対照文法の心得を持つかどうかは説明する重要なポイントである。




 
   
      




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