読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

屋外の電話回線が不良で

2012-07-18 10:26:56 | パソコン
昨日までの四、五日間、ネットに繋がりにくかった。
モデムの動きが変だった。息子に見せると、このモデム
にはハブを通じて四台のPCに繋がっているが、どのPCからも
ネットに繋がらなければモデムの故障だろうと言っていた。
モデムはNTTからこの三月に買ったばかりのものだった。
そこでNTTのサポートに電話をしようとしたら電話の音声が
雑音が酷く、聞き取れない。電話器も故障かと思った。
他の電話器を屋外から入ってくる回線のモジュラーに直接
繋いだが結果は同じでひどい雑音だった。と言うことは
モデムの故障ではなく屋外の回線の信号の流れが悪いのでは
と思った。携帯からNTTのサポートに連絡し十回以上電話を
して、やっと相手につながり、予想通り屋外の回線の不良
を修理してもらい、ネットにも繋がるようになった。
モデムの故障ではなかったのだ。

世界に最も良い影響を与えている国

2012-07-17 09:05:51 | 新聞

 2006(平成18)年に英国のBBC放送が、世界33カ国、約4万人を対象に世論調査を行った結果、「世界に良い影響を与えている国」としてトップに挙げられたのが日本だった。

 全体では肯定が55%、否定は18%だった。この年は平成13(2001)年以来、靖国参拝を続けてきた小泉純一郎元総理が退任した年であり、靖国参拝で「日本は国際的に孤立する」と一部のマスコミは喧伝してきたが、それは事実でない事が判明した。

 確かに中国と韓国では否定が肯定を上回ったが、ともに大東亜戦争に巻き込まれたインドネシア、フィリピンの肯定が85%、79%という数字を見れば、中韓2カ国の方が世界の異常値であることが分かる。

 この調査は、その後、毎年実施され、日本はその後3年連続で「良い影響を与えている国」第1位を維持し、2009(平成21)年こそ4位に落ちたが、翌年は2位に返り咲くなど、世界のトップレベルを維持している。

 この調査で興味深いのは、日本人自身の自国に対する評価が極めて低いことだ。2010(平成22)年の調査結果では、日本人の日本に対する肯定的評価は43%だが、上述のインドネシア、フィリピンの70%以上、米国65%、ロシア58%、タイ66%、英国57%などと比べると段違いに低い。韓国でさえ、この年は64%も肯定的評価をしている。

 世界各国での日本に対する高い評価と、自国への際だった自虐的評価のギャップこそ、わが国の教育や報道の大きな偏向ぶりを表している。

落語

2012-07-14 10:58:22 | 読書
中国では漫才に相当する「相声」と言う演芸はあるが
落語の相当する語はないそうだ。
一人で何人もの人物を演じ分ける落語は世界でも珍しい芸だ。
黄遵憲は「日本国志」と言う書物で落語を次のように説命している。
落語は手で扇子を操りながら、泣いたり笑ったり、歌ったり、酔ったり
流し目をし、腰をくねらせ女の真似をしたり、「必ず人を捧腹絶倒せしむ」と

身近な片づけの悩み、実は夫婦の深い問題?

2012-07-13 09:11:59 | 暮らしの中で
wsj日本版から 
カレン・スティールさん(43歳)がカリフォルニア州ローズヴィルの自宅の変化に気づいたのは、彼女が2年前に再婚してまもなくだった。問題は自宅にある夫のオフィス。部屋は書類とプラスチックのホテルのカードキーが詰まった「がらくた入れ」と化していた。収納箱には写真があふれ、デスクには複数の皿とコーヒーカップが常に散乱。カレンさんは、その部屋に足を踏み入れ、ひと言。「ついに(夫が)わかってきた」。彼女は、整頓が行き届いたキッチンで過ごす方が好きだ。

 技術系企業の営業マネージャーであるカレンさんは、「家族の家のまんなかに独身貴族の城があるようなものだ」と話す。

 ソフトウエアの営業職に就く夫のブルース・スティールさん(49歳)は、仕事中に手を伸ばせば楽に届くように、書類を積み重ねて手元に置いておくのが好きだ。「何がどこにあるのかわかるのがいい。引き出しにしまったら、もう二度と見ないよ」。彼は、他の部屋はきれいに保つよう心がけていると言う。

 忙しいなか、楽しく暮らそうと努力する家族にとって「散らかし」は手ごわい問題だ。心理的にストレスがたまり、家族関係が悪化することもある。専門家によると、手がつけられない状態になって初めて問題の重要性を認識するカップルがほとんどだという。

 また、カップルが問題克服を決意したとしても、その過程は主導権をめぐる争いになることがしばしばだ。「床に落ちている汚れたタオルについて口論することは、もっと言えば、責任の追及につながる」とニューヨークで開業している精神科医、エドワード・ハロウェル氏は言う。

 ある程度の散らかりは気にならず、居心地がよいという人もいれば、家が片付いていないのは家と家族の生活が最優先されていない証拠だと考える人もいる。

 ハロウェル氏によると、多くのカップルは、治療の過程で散らかりの問題を話し合うことに戸惑いを感じるという。たまった郵便物や寝室の椅子に脱ぎ捨てた靴下について文句を言うのはつまらないことではないか、と思うからだ。「(散らかしは)セックスやお金ほど議論の対象にならないが、同じくらい身近な問題だ」とハロウェル氏は言う。

 持ち物を捨てる必要性にどう対応するかという点で、散らかし屋も潔癖症も軽度の強迫性障害かもしれないと精神科医らは指摘する。ため込み癖は、潔癖症の最も対局にある症状だ。

 チャーラ・ブレガンテさん(49)と夫のポール・クレッチュマーさん(57)は、散らかしなど結婚生活の問題を解決するために、セラピストに通っている。2人とも家が雑然としがちであることは分かっている。しかし、現在の散らかりがより大きな争いの種となり、物事の優先順位をはじめ、時間の過ごし方、家でどのくらいの時間を過ごすか、他人にどうみられるかをどの程度考慮するかといった「より深い問題」を引き起こしている、とブレガンテさんは話す。

 ブレガンテさんは、専業主婦だった頃は家をきれいにしておくことが自分の務めだったと話す。障害を持った学生を指導する仕事に復帰した今、家は前よりも散らかっている。しかし、夫の助けはない。

 クレッチュマーさんは、行動を変えることは難しかったと言う。彼は、散らかっている状態は嫌いで、家がもっときれいであってほしいと思っている。しかし、妻が子どもと一緒に家にいた時代、彼は、家事のやり方やタイミングについて関わることをやめた。「実は、家のそうじをもっとやりたいと思っている」とクレッチュマーさん。彼は、この問題についてのいざこざは、「2人の主導権争いを示している」と付け加えた。

 セラピストの指導の下、クレッチュマーさん夫婦は、彼らが住む3ベッドルーム付きコンドミニアムの各部屋の掃除の仕方についてリストを作成、大方の片づけを終える期限も日本から交換留学生が来る7月中旬とすることも決めた。留学生は、カリフォルニア州ゴレタにある彼らの家に10日間滞在する予定だ。

 本や洋服、おもちゃ、こどもの物を捨てることは、カップルの片方にとって辛くても、もう片方にはその辛さが不思議で理解できない、とカップルの心理に詳しい臨床心理学者、パティ・アン・タブリン氏は指摘する。

 この感情のずれは、がらくたが昔の結婚や恋人の思い出の品々だった場合に特にひどくなる。こうした持ち物を2人で一緒に整理すればストレスが和らぎ、パートナーとの間に絆が生まれやすくなる、とタブリン氏は言う。

 精神科医のハロウェル氏によると、相手の散らかす行動を非難するよりも、散らかしは日常茶飯事であるというジョークの方が、ムードを明るくする。たまには相手のがらくたの片づけを手伝うのも良い合図かもしれない(ただ、相手のがらくたを単に他の場所に積み上げるのは避けたい)。

 ハロウェル氏は、女性が、男性よりも散らかしやすいとか散らかしにくいということはない、と言う。

 散らかしに対する姿勢は、幼少期に学ぶことが多い。ハリー・ファルバー氏(66)は、母親がいつも紙くずを散らかしたままにしていたと話す。彼の妻は、小間物を彼女の母とまさに同じやり方で集めている。

 「彼女の実家に入る時、横向きに歩かなければならない。でも、可愛いものだ。(ごみが散乱し荒れ果てた屋敷が舞台の)映画『グレイ・ガーデンズ』のような感じではない」とファルバー氏は話す。

 結婚して16年、ファルバー氏と妻のパトリシア(54)は、コネティカット州ウェストンの自宅(4ベッドルーム、花崗岩のキッチンカウンター付き)に2人の物を置かない「中立地帯」を作った。「決められたエリアにだけ自分の物を置くという暗黙の停戦を考えついた」(ファルバー氏)

 ファルバー氏、パトリシアのいずれも、散らかしがゼロになったわけではないが、彼らは互いのがらくたを分けている。そうじの時、責任の所在が明確になるからだ。「がらくたは混ざることはない」とファルバー氏は言う。

記者: ALINA DIZIK

塩梅(えんばい)

2012-07-12 08:32:27 | 読書
梅は花に人気があるが、古代中国人は実の方に関心が有った。
「詩経」では梅の実を詠んだ詩はあるが、花を詠んだ詩はない。
「書経」説命(えつめい)に「和羹(スープ)を作るには塩と梅」
と言う言葉があり、梅は塩とともに調味料として使われていた
事がわかる。今は、味加減を言うとき塩梅を使い、あんばいと
読む。

「五輪トリビア」その2、IOCではフランス語が第1公用語、英語よりも格上?

2012-07-11 09:15:46 | 新聞
wsj日本版から
国際オリンピック委員会(IOC)の公用語はフランス語と英語。ただし、世界の趨勢と異なり、フランス語が第1公用語だ。

 五輪憲章により、公式文書のフランス語版と英語版の原文に相違があれば、フランス語版が優先される。開閉会式で最初にアナウンスされるのはフランス語で、各国選手団の国名プラカードにもフランス語の国名がトップに記載される。また、憲章はIOC委員について、フランス語か英語のいずれかを話す必要があると定めている。

 IOCでフランス語が特別な地位にあるのは、近代五輪の開催を提唱し、IOCの設立に関わったフランス出身のIOC第2代会長、ピエール・ド・クーベルタン氏の影響だ。五輪マークを考案したのも同氏だ。

 IOCは通常、大会ごとにフランス語、英語、および開催国の言語で公式文書を作成する。一方、総会では2公用語のほかにスペイン語、ロシア語、ドイツ語、アラビア語の同時通訳が用意される。

 ちなみに、IOC(International Olympic Committee)は、フランス語ではCIO(Comité International Olympique)になる。

香魚

2012-07-10 08:59:42 | 読書
アユは日本では鮎の漢字を当てるが、これは日本だけの用法で
漢語では香魚と言う。漢詩には殆ど登場しないらしい。
幕末の漢詩人、梁川星巌は岐阜は長良川の近くの生まれで
詩に多くアユを詠んでいる。
「香魚を食す」で
「芙蓉、紅浅くして雨初めて涼しくはつはつたる銀刀、夜
、梁に入る」が有る。

妊婦の血液だけで胎児のDNA解析可能に-米研究チーム

2012-07-08 08:56:15 | 科学
wsj日本版から
米スタンフォード大学医学部の研究チームは4日、妊娠中の女性の血液サンプルのみを使って胎児の全ゲノムの塩基配列を解析できたと発表した。これは、子どもがどういう遺伝的状況で生まれてくるのかを知るため、従来のように母体侵襲、つまり妊婦の腹部と子宮の壁に針を挿入するような方法をとらなくてもいい方法を見つける取り組みで前進したことを意味する。この研究は4日付の英科学誌「ネイチャー」に掲載された。医学界では、現在実施されている検査にまつわるリスクなしに、速く、比較的安価で、しかも正確に遺伝的状況を予測する方法を見つけることに強い関心が集まっている。今回の研究は、こうした関心を反映している。例えば、胎児の遺伝的状況を得るために多用されている羊水穿刺(ようすいせんし)は、妊婦の腹部と子宮の壁を通じて針を挿入する必要があるため、わずかに流産のリスクがある。今回の研究には米国立衛生研究所(NIH)やハワード・ヒューズ医学研究所が出資した。

 研究チームによると、今回の方法では父親のDNAが必要ないという。論文が引用した情報源によれば、米国では生まれてくる子どものうち推定3~10%は本当の父親が分からないとされている。それだけに、父親のDNAが必要ないのは利点だ。この論文の上席執筆者であるスタンフォード大学のスティーブン・R・クエーク教授(応用物理学・生物工学)は、「父親から必ずDNAを採取できると想定するのは現実的でない。父親が誰か当然分かっているとする想定もそうだ」と述べた。

 この研究は、胎児が妊婦の血液にDNAを放出するという1990年代末の医学的発見から派生して実施された。クエーク博士が共同設立者となった2社を含む多くの企業は既に、分子計測技術を使って、母親の血液内の21番染色体が他の染色体と比較して多く存在するかを計測し、胎児がダウン症かどうかを判断している。同教授は、現在行われている研究はこの手法を採用し、「全ゲノムに適用している」と述べた。

 ただし、ワシントン大学のジェイ・A・シェンデュラ准教授(ゲノム科学)は、こういった非侵襲的な全ゲノム検査を病院で実施する準備が整うまでには恐らくあと数年かかるだろうと述べた。同准教授はこの研究に参加していない。同准教授は先月「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン」に掲載された似たような研究、すなわち母親の血液サンプルと父親の唾液を使って胎児のゲノムの塩基配列を解析した研究の筆頭研究者だ。

 同准教授は、ゲノム解析の費用が近年下がってきたものの、妊婦の定期検診で行えるようにするためには、コストがもっと下がる必要があると指摘した。同准教授は「1人や2人ではなく、何千人もの妊婦を対象にしたいのであればコスト低下が不可欠だ」と述べた。

 スタンフォード大学の研究チームは血液サンプルから解析する手法を2人の妊婦で試した。1人は健康な妊婦、もう1人はディジョージ症候群の妊婦だった。ディジョージ症候群は心臓などに問題を引き起こす恐れのある遺伝的疾患だ。同チームはディジョージ症候群の妊婦の胎児が母親の遺伝的状況を受け継いでいることを正確に特定できた。チームは臍帯(さいたい)から採取した血液中のDNAを使って、この結果を裏付けた。

 米臨床遺伝学会(ACMG)のエグゼクティブディレクター、マイケル・ワトソン氏は、この技術を出産前に使う上で残る大きな問題の一つが、どういった遺伝子突然変異が重い病気を引き起こすのか、はたまた引き起こさないのかに関する情報量が限られていることだと指摘した。同氏は「われわれはこれを理解する段階で行き詰まっている」と述べた。同氏は今回の研究に参加していない。

記者: Amy Dockser Marcus

理容師業はなぜ安定しているか リセッション後も需要が高い職種

2012-07-06 10:10:16 | 暮らしの中で
wsj日本版から
リセッション(景気後退)の前も、最中も、後も、ある種の労働者に対する需要は常にほかの労働者より高かった。ファストフード労働者から、在宅医療・介護の手伝いやネイリストまで、人の手伝いや世話をするパーソナルサービス分野の労働者だ。(wsjからこの記事を引用している私も理容師なのだが)

 こうした職業には共通点がある。自動化や海外アウトソーシングは簡単ではないということだ。マンハッタンで20年前から理容師業に携わるイスラエル・カクリエフさん(37)は、客がわざわざ中国やインドに散髪に赴くわけにはいかないと語る。アルツハイマーを患った高齢女性の髪を切れるロボットはない。フライトアテンダントの仕事すべてをこなせるロボットも同じだ。エコノミストらは長期的なトレンドをいくつか把握している。労働者を高、中、低のスキル別に分類すると、エンジニアから専門的な工場労働者まで、最もスキルや教育程度の高い労働者に対する需要は世界中どこでも比較的高い。一方、グローバリゼーションとテクノロジーの進化で、スキルが中級、給与が中程度の仕事の需要は減退している。工場では、組み立ての仕事は機械化で減ったり、海外に移転したりしている。オフィスでは、かつて人間がしていた仕事がコンピューターや音声対応ソフトウエアに取って代わられている。

 マサチューセッツ工科大学(MIT)の経済学者教授デービッド・オーター氏は、海外ではできず機械で行うのも難しい、パーソナルサービス部門が伸びていると指摘する。オーター氏とMITのダロン・アセモグル氏は米労働人口をスキルと教育の程度によって318の職種に分類し測定した。リセッション直前の1989~2007年には、定型的な生産、機械操作、事務の仕事は5%の増加にとどまったが、マネジャー、専門家、パーソナルサービスでは36%増え、マネジャー、専門家、金融上級職など、高スキルの仕事は40%増えた。

 労働市場の二極化は続いている。07~10年、米労働市場の雇用は全体で6%近く減ったが、パターンは変わっていない。自動化や海外アウトソースの影響を最も受けやすい中級のスキルの職業は12%減った。給与が高く高学歴が必要な職業は1%の減少。パーソナルサービスの分野ではリセッション中にもかかわらず2%増えたと言う。

「ヒッグス粒子」発見か=国際研究チームが発表

2012-07-05 08:55:39 | 科学
 欧州合同原子核研究所(CERN)の物理学者チームは4日、物質の質量の起源となる「ヒッグス粒子」とみられる新粒子を発見したと発表した。



 新粒子の存在は2つの国際グループが確認した。その1つを率いるジョー・インカンデラ氏は、新粒子は間違いなく(物質を構成する粒子を相互媒介する)ボース粒子であり、これまでに発見されたなかで最も重いボース粒子である、と述べた。

 CERNは、極めて高い精度で、この新粒子が陽子の125~126倍の質量を持つことが確認されたとしている。

 ただ、発表を行った研究チームは、今回の発見がまだ暫定的なものであり、今後、追加実験で検証する必要があると述べた。

 ヒッグス粒子は物質の最小単位である素粒子の中で唯一発見されておらず、「神の粒子」と呼ばれる。

記者: GAUTAM NAIK