読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

塩梅(えんばい)

2012-07-12 08:32:27 | 読書
梅は花に人気があるが、古代中国人は実の方に関心が有った。
「詩経」では梅の実を詠んだ詩はあるが、花を詠んだ詩はない。
「書経」説命(えつめい)に「和羹(スープ)を作るには塩と梅」
と言う言葉があり、梅は塩とともに調味料として使われていた
事がわかる。今は、味加減を言うとき塩梅を使い、あんばいと
読む。