読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

「五輪トリビア」その2、IOCではフランス語が第1公用語、英語よりも格上?

2012-07-11 09:15:46 | 新聞
wsj日本版から
国際オリンピック委員会(IOC)の公用語はフランス語と英語。ただし、世界の趨勢と異なり、フランス語が第1公用語だ。

 五輪憲章により、公式文書のフランス語版と英語版の原文に相違があれば、フランス語版が優先される。開閉会式で最初にアナウンスされるのはフランス語で、各国選手団の国名プラカードにもフランス語の国名がトップに記載される。また、憲章はIOC委員について、フランス語か英語のいずれかを話す必要があると定めている。

 IOCでフランス語が特別な地位にあるのは、近代五輪の開催を提唱し、IOCの設立に関わったフランス出身のIOC第2代会長、ピエール・ド・クーベルタン氏の影響だ。五輪マークを考案したのも同氏だ。

 IOCは通常、大会ごとにフランス語、英語、および開催国の言語で公式文書を作成する。一方、総会では2公用語のほかにスペイン語、ロシア語、ドイツ語、アラビア語の同時通訳が用意される。

 ちなみに、IOC(International Olympic Committee)は、フランス語ではCIO(Comité International Olympique)になる。