読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

続「THE LAST SHOGUN」を読む

2007-09-13 09:53:04 | Weblog

「THE LAST SHOGUN」の冒頭に便利な記述が二つ有る。一つは江戸幕府時代の各藩の所在が図示して有り、現在のどの県のどの部分に各藩が位置するのかが良く解ると言う事である。例えば、今の愛知県と静岡県にまたがってOwari,Mikawa,Totomi,Surugaと言うように位置している事が解るのだ。もう一つはこの歴史小説に登場する主だった人物が短く紹介されている。例えばABE MASAHIRO(1819-57)Dimyou of the Fukuyama domain(now part of Hiroshima Prefecture)and chief senior councillor of the Tokugawa shogunate from 1843 to 1857;と説明され、更にarchitect of the shogunate's policy of opening Japan to diplomatic and trade relations with Western nations.とまで親切に解説が有りこの小説の人間関係が理解され易くなっている。