読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

「父親達の星条旗」から

2007-03-21 15:45:26 | Weblog

太平洋戦争中、日本には配給制度が有った。国民に少ない物資、食料を分割配給し、その配給システムにより日本国民は戦争中でも飢えずに済んだと言う事である。その制度は業種毎に有り原材料物資が各企業に効率良く配分された。それらの配給制度は後に経団連や日経連などになったと評論家の立花隆が本に書いていた。ところで、アメリカにも戦争中にそうした配給制度が有ったばかりか「欲しがりません、勝つまでは。」や「贅沢は敵だ。」と言った日本の標語に当たる「使い切れ、最後まで着よ、間に合わせよ、なしで済ませよ。」と言う標語が有ったそうだ。またガソリンを無駄に消費しない時速35マイルの速度で走る「勝利速度」と言うものが有ったり家庭で野菜を作る「勝利菜園」なども有ったと言う話が「父親たちの星条旗」に出てくる。