あきお不定期日記

日常の思いついたことを不定期で書いてみたい。

やらせのタウンミーティング

2006-11-11 04:22:32 | Weblog
11月5日、中学の有志同期会が開催されたが、そのときに小生が参加者に配った「・・中学時代回想」を記してみたい。
 「我々が中学生活を過ごした昭和29年から32年。今のように物質的に豊かではなかったが、あのときのほうが心は豊かであったとは思いませんか。
先生には威厳がありましたが、一方ユーモアもありました。
先生にあだ名をつけたのも思い出です。アチャコ、三日月、出目金、ラッキョの逆立ち、体操は・・、ホワイトピック等など。
先生からもあだ名がつけられました。私なんかキンゴロウ(落語家柳家金吾楼)。
先生にも宿直があり、今晩僕宿直やねん。夕飯食べてから遊びにけいへんか。一年のときです。数人でいくと、肝試ししよう。真っ暗闇の校舎内を1人で一周させられます。木造校舎で廊下はきしみスリル満点です。この歳になっても忘れません。
授業が終ると掃除。一斉の床の雑巾がけ。窓枠に跨っての窓ガラス拭き。
帰り道にはチョット横道にそれ焼け跡の湿地帯でザリガニを取ったり、カエルをとったりの毎日でした。学校から帰るとカバンを放り投げ、近所のみんなと三角ベースのゴロ野球。夕刻になるとバケツと火箸をもって大通りにでてガス会社のダンプから落ちる落ち穂拾いならぬコークスひろい。夏休みは朝から、禁止されている淀川で蜆とり。巡視の先生に見つかり大目玉。
塾もそろばん塾と習字、英語塾程度で今のような整った学習塾もなく、今よりも学習の機会均等が図られていたと思います。中学時代の3年間は楽しい日々でした。
今年、オールウェイズ3丁目の夕日(日本のグランプリ総なめ)という映画を見ました。昭和33年の東京下町を舞台にした映画でした。あの当時の懐かしさがオーバーラップして映画館で泣くわ泣くわの連続でした。結局、映画3回、ビデオ1回見ました。
今、教育改革が議論されていますが、形ばかりの改革であってはなりません。我々の受けた頃の教育にそのあたりが隠れているのではと考える今日この頃です。」
以上が同期会当日配った回想です。
新聞、テレビなどで放映されている教育の問題。家庭教育もふくめ心底病んでいませんか。
法律ばかりいじったってどうにもなりません。時間をかけて戦後60年の教育の膿を出すことが必要ではないでしょうか。やらせのタウンミーティング、うその報告書など出させて何が教育改革でしょうか。

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