哲ノート

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あしたのために あしたのジョー!展 -世田谷文学館-

2021-01-23 23:20:35 | ちょっとそこまで。
今年も“要チェック”の“せたぶん” 世田谷文学館にて、年明けさっそく「これはいかなくちゃ・・・」の企画展が。

「あしたのために あしたのジョー!展 -情熱的なあすを生き抜くために-」

原作・高森朝雄(梶原一騎) 作画・ちばてつやの魂のボクシングマンガ

少年マガジン連載だが、実際はテレビ放映で見てファン層が拡大していった作品

   

今回の企画展では100枚を超える貴重な原稿などとともに、「あしたのジョー」のすべてを紹介されています。

原稿・原画とともに登場人物である矢吹丈・力石徹・丹下段平・白木葉子・マンモス西・下町ドヤ街の住人・ホセ=メンドーサ・・・との確執関係が連載の流れとともに紹介されています。

    

その中には丹下段平のバイブル的な「ボクシング論」「ボクシング教本」とも呼べるものがあったり、やはりはずせない「力石徹」とのかかわりあい、白木葉子との関係

ドヤ街の住人との世相・人情・暮らしぶり、最終話ホセ=メンドーサとの死闘場面などなど・・・、さまざまなエピソードや読者の反応など織り交ぜて展示展開されていす。

原作原稿と作画マンガとの対比なども展示されており、しばし足を止めて作品作画を思い出しながらじっくりと時間をかけて見ることができました。

          

 

ボクシングそのものの凄まじさ、人物群像、生き方、生きざま・・・と、マンガ・劇画としてこれほどまでにインパクトを受けたものがなく、

ファンのみならずその時の時代に与えた影響の大きさをあらためて認識させられた力作であったことを実感しました。みごとな「あしたのジョー!」展でした。
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