哲ノート

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井戸の茶碗 -末廣亭 二月上席-

2014-02-06 23:35:44 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
身に堪える寒さの中、末廣亭で寄席見物

こんな夜ですから、いつもなら会社帰りの方でだんだんと満席になる末廣亭平日の夜席ですが、ざっと見60人くらいかなぁ。(座席もポツポツ)

いつもの桟敷席なんて、ひとりふたりって感じで、おもいっきり足を伸ばしちゃって、超~リラックスモードで落語を堪能します。

けどけど、桟敷席は目立っちゃって、演者のなにげない視線が投げかけられるからちょっと緊張!!



今夜の「色物」は…マギー隆司さんの“なんともしまらない”マジックに紋之助師匠の“よしっうまくいった”江戸ゴマ…いいやねぇこの雰囲気(ザ・演芸ですよ)

落語も「権助芝居」「子ほめ」…志ん輔さんの歯切れのいい「元犬」南喬さんの「河豚鍋」…と、しっかりとした話芸が続いて少数精鋭“落語ファン”だけの亭内も納得の演目

トリの権太楼師匠は休演で、トリ前の“お目当て”さん喬師匠が今夜のトリでした。

演目はご存じ“正直清兵衛”「井戸の茶碗」(いい話です)をたっぷりと。

何度聴いてもいいなぁ…この話(あっ昨年6月上席でも演じてました…ブログから)

わかりやすいし、テンポもいいし、そんなに“かまえなくても”安心して聴ける人情話。

出てくる人みんないい人だし、この寒空の下にこれこそ「心あたたまる」話です。

今夜は有名どころの演目を安心して…でも亭内は“少数精鋭”で演者と観客の妙な緊張感を味わいながら楽しめた末廣亭の夜席でした。

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