電車の中
ある駅から初老の女性が乗車
乗車口の近くの手すりにつかまります。
座席の端に座っていたスマホ“がんみ”の若者がすくっと立ちあがる(どうやら席を譲るらしい)
「いいの、いいのよ…」と初老の女性
「・・・」無言の若者
「・・・」まだ無言の若者(早く座れよ…と言わんばかり)
ちょっと間をおいて
「ありがとう」と女性
「・・・」スマホに目を落としたまま無言の若者
席をみずから譲るということは立派でいいのだが…
お互いの顔を見ない、見合わすことがないやりとり
コトバがない、コトバが出てこない光景
小さな声でもいいんで、「どうぞ…」とか「いいえ…」とか
ちょっとした「ひとこと」でも間にはさめば、「席をゆずった」「席をゆずられた」というやさしい雰囲気になるのだが…。
次の次の駅で女性は席を立ち下車した。
若者の前で「ありがとう」と言って。
若者はスマホに目を落としたままで「・・・」無言で立ちつくしていた。
ある駅から初老の女性が乗車
乗車口の近くの手すりにつかまります。
座席の端に座っていたスマホ“がんみ”の若者がすくっと立ちあがる(どうやら席を譲るらしい)
「いいの、いいのよ…」と初老の女性
「・・・」無言の若者
「・・・」まだ無言の若者(早く座れよ…と言わんばかり)
ちょっと間をおいて
「ありがとう」と女性
「・・・」スマホに目を落としたまま無言の若者
席をみずから譲るということは立派でいいのだが…
お互いの顔を見ない、見合わすことがないやりとり
コトバがない、コトバが出てこない光景
小さな声でもいいんで、「どうぞ…」とか「いいえ…」とか
ちょっとした「ひとこと」でも間にはさめば、「席をゆずった」「席をゆずられた」というやさしい雰囲気になるのだが…。
次の次の駅で女性は席を立ち下車した。
若者の前で「ありがとう」と言って。
若者はスマホに目を落としたままで「・・・」無言で立ちつくしていた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます