琵琶湖にこのような島があるのを知らなかった。
かっては竹で覆われ竹島と呼ばれていて、
江戸時代に土を運んで植林されたことで、
眺める方向によって多様な景色を見せるようになり
多景島という名前に変わったそう。
島全体が日蓮宗見塔寺の境内で、
島そのものがご神体となっている。
彦根港から赤備えの「直政」号という
一日一便のフェリーで約20分。
島での滞在時間は30分。
周囲約600mの小さな島で、
30分あれば島を十分見てまわれる。
日蓮上人像の横に題目岩という大きな岩があって、
今は崩落して無くなっているが、
上の写真のように「南無妙法蓮華経」と
字が彫られていたそう。
また、釈迦堂には悟りを開かれ、
断食苦行を終え、今、まさに山を出ようと
片膝を立てている姿の出山釈迦牟尼佛が
祀られているそう。
やせ細って骨皮筋衛門のお釈迦様の像は初めて。
この島、当然人は住んでいないが、
社務所にはお世話する人がいて、
発電機や冷蔵庫はガス式を使っているそう。
ガス式の冷蔵庫、初めて聞いた。
琵琶湖にはいくつ島があるんだろうと調べてみた。
有人の島があるのは知っていたけど、
沖島という名前は知らなかった。
竹生島は有名で、多景島と同じ島全体がご神体。
沖の白石は上陸できない4つの岩からなっていて、
一番大きい岩で高さが14メートル。
ツアーの添乗員さん、バスの中で
色々興味深い話をしてくれ、そのひとつ、
約400万年前に現在の三重県伊賀市付近に浅くて狭い湖ができ
その後、断層運動によって形状を変えて移動し
現在の琵琶湖になったと。
ひょっとしたら琵琶湖は三重県にあったかもと。
そういえば、先日ミステリーツアーで行った
草津市の琵琶湖湖岸にある琵琶湖博物館は
琵琶湖の生き物だけでなく、
かって象やワニもいたと、展示してあった。
時間が短くて、見切れなかったけど、
400万年の歴史を誇る、琵琶湖だけあって
なかなか、面白い。
もう一度、ゆっくり行きたい所。
滋賀県は私の好奇心をそそる場所が
いっぱいあって好きだ。