らいふ

日々の想いと暮らしの足跡。

ラストエンペラーの録画を観終わる

2023-08-24 11:15:33 | 観たもの聴いたもの読んだもの
録画していた「ラストエンペラー」をやっと観終わりました。
3時間近い大作なので、合間に少しずつ読むように見たせいか、1冊の長編小説を読み終えた思いがします。
35年前にアカデミー賞を総なめにした作品だそうですが、ちょっとやそっとのスケールではない納得の作品でした。

始皇帝が「ファーストエンペラー」なら、「ラストエンペラー」は最後の清の皇帝溥儀の物語。
3歳で皇帝に即位し外界を知らずに何千人もの宦官に囲まれ、やがて18歳で王宮を追われ、そして満州国の皇帝になり戦後は犯罪者として10年近く囚人生活を送り、公民として生涯を終えるまでの溥儀の人生が描かれます。
まさに、激動の歴史に翻弄された波乱の生涯です。
ジェットコースターのような流転の人生。
想像もできません。

見終わって思ったことは、どのようなことが起ろうと、どんなに環境や立場が変わろうと、「とにかく生き抜くことだよね」ということです。
そして、人の幸せって何だろうと思います。
王宮の回廊を覚えたての自転車で母を追う幼い溥儀。
コオロギやネズミをポケットに入れて心を癒す溥儀。
生まれた子どもを殺され、妻がアヘンで変わり果て、涙を流す溥儀。
最後に人民服を着た溥儀が王宮をおとずれ、過去に座っていた王宮の玉座に座りコオロギが入っているツボを取り出す夢で終わります

何でもいい、心の支えがあることが幸せなのかなと思います。

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