金澤翔子さんの書を観る機会に恵まれました。
金澤さんは33歳。ダウン症の天才書家として世界的に活躍しておられる。
写真の1枚目は
「佛は常にいませども
現ならぬぞ あわれなる
人の音せぬ暁に
ほのかに夢に 見えたもう」
2枚目は
「流鏑馬」
3枚目は
「神人和楽」
ただただ「すごい…」と思いました。
書がまるで絵のように見えます。
「流鏑馬」の書を観ていると、馬の蹄の音や、射られた弓が空気を斬る音が聞えそうです。
そして「神人和楽」からほとばしる力強い壮大な世界観。すごかったです。
1枚目の歌は梁塵秘抄の中に収められた佛の道の修行について歌った句らしいです。
今の人にとっても、早朝の暁に静寂のなかでそっと見出すほのかな希望は身に覚えのある感覚なのではないでしょうか。
魂の存在をまざまざと見せていただいた気がします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます