らいふ

日々の想いと暮らしの足跡。

映画「終わった人」

2018-06-10 20:54:56 | 観たもの聴いたもの読んだもの
夫婦で映画「終わった人」を観た。
観客はほぼ同世代と思しき夫婦連れが多かった。

定年あるあるエピソード満載で、おかしくて切なくて身につまされる内容だった。

40年近くある組織で勤め上げるのは本当に大変。
山超え谷超え定年退職という頂上に向かってただただ頑張った気がする
苦しかった。
でも、途中で下山するのも勇気が要った。
だからやむなく頑張ったというところかもしれない。

ところが、頂上で達成感と開放感を感じていられるのは意外に短い。
さあどうする?ということになる。
次の山を目指すのか、どうやって下山するのか。
定年クライシスである。
自由ほど心細いものはない。
仕事に縛られることに慣れすぎたのだ。

主婦として家事をがんばっているつもりでも
夫に食わせてもらっていることにどこか情けなさを感じて落ち着かない。
あと1年で年金がもらえたら気分も変わるのかな。

でも、入退院を繰り返す義母を看ながらということを考えると
これが私仕様の定年ライフなのかもしれない。

映画の中で「生きているんだから終わっていない」と言うシーンがあった。

映画「終わった人」は「終わらない人生をどう生きるのか」を考えさせられる映画だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする