ツバキ科ツバキ(カメリア)属。 常緑小高木。サザンカはツバキ属の1種で、日本固有種です。 基本的な性質はツバキ(椿)に似ていますが以下の点で区別されます。 新梢と葉柄、葉の裏表の中央脈、子房に短い毛があり、花弁は基部で合着しないので花が終わると1枚ずつぱらぱらと散ります。椿は根元から落ちる。 椿は早春から春に咲くのに対し、サザンカの野種は10月~12月に白い花が開花し、晩秋の花として親しまれてきました。椿より耐寒性が弱く、四国、九州、沖縄と本州では山口県に分布が見られます。 別名:ヒメツバキ(姫椿)、イワハナビ(岩花火)。 原産地:日本固有種(本州の山口県、四国、九州、沖縄)。 園芸品種も多く、サザンカから作出された園芸品種のほか、現在サザンカの園芸品種とされるカンツバキを中心に作出された品種群、椿とサザンカの交雑種のハルサザンカから作出された品種群と合わせて3つの園芸品種群として扱われています。 樹高2~6m。 開花期:10月~12月。枝先に5~7弁の花を開き、自生種は白で一重咲き、園芸品種には、白からピンク、濃赤、淡赤、ボカシ、八重、半八重、縁が紅色になるもの、香りのあるものもありバリエーションが豊富です。椿の実から油がとれますが、サザンカの実からもとれます。 10月30日の誕生花。 花言葉:「困難に打ち克つ」、「ひたむきさ」、「理想の恋」。 花色別:赤:「あなたがもっとも美しい」、白 :「あなたは私の愛を退ける」。ピンク :「永遠の愛」。
写真 サザンカ(101日26日・楢原) 晴
写真 サザンカ(101日26日・楢原) 晴
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