ヤマノイモ科ヤマノイモ属。 別名:ヤマノイモ、ヤマイモ、ジネンジョウ(自然薯)。 つる性多年草。 ヤマノイモ属の食用種の総称。 里山の林道や河川沿いの土手によく自生する。やや湿った土壌を好むが、鬱蒼とした林の中では自生しにくく少ない。 高山には分布しない、 発育環境が合えば公園の植え込みでも生育する。 原産地:日本原産。 北海道西部から本州、四国、九州、台湾及び、朝鮮半島、中国に分布する。 雌雄異株のつる性植物で、細長いハート形の葉を持ち、夏には葉腋から穂状の花序をつける。 果実は大きな3つの陵があり、夫々の陵が中に種子を含んでいる。 種子の他に葉腋に発生するムカゴ(珠芽)によって栄養繁殖する。 果実は雌株に、ムカゴは両株につきます。 種子の他、このムカゴによっても繁殖する。地下には1本の芋があり地下深くへと真っすぐに伸び、1mを超えるなど採取は困難です。 世界には600種ほどの種類があり、店で売られている長芋は、山芋とは別種で染色体の数に大きな違いがあります。 ムカゴは食用としても利用され、1~3㎝ほどの丸い大きさ。 花言葉:「治療」、「芯の強さ」、「恋のため息」、「悲しい思い出」。
写真 山芋の花(雌株)8月29日楢原町
写真 山芋の花(雌株)8月29日楢原町