2006-0721-yms090
大切な祭に目立つ働きで
受けた飾りがとても似合うわ 悠山人
○紫式部集、詠む。
○略注=題詞は長長しくてややこしいので、全文を引用する。「侍従の宰相の五節の局、宮の御前いと近きに、弘徽殿の右京が、一夜しるきさまにてありしことなど、人々言ひ出でて、日陰やる。さしまぎらはすべき扇などそへて」。要するに、宮中での五節(ごせち=収穫感謝の祭)のさい、弘徽殿(こきでん=天皇直近の女性たちの住まい)で、ひときわ目覚しい働きを見せた右京(女房名、あなた)に、と。煩瑣を避けて、注釈語句を省く。平王ク歌番号100。
□紫090:おほかりし とよのみやびと さしわけて
しるきひかげを あはれとぞみし
□悠090:たいせつな まつりにめだつ はたらきで
うけたかざりが とてもにあうわ
大切な祭に目立つ働きで
受けた飾りがとても似合うわ 悠山人
○紫式部集、詠む。
○略注=題詞は長長しくてややこしいので、全文を引用する。「侍従の宰相の五節の局、宮の御前いと近きに、弘徽殿の右京が、一夜しるきさまにてありしことなど、人々言ひ出でて、日陰やる。さしまぎらはすべき扇などそへて」。要するに、宮中での五節(ごせち=収穫感謝の祭)のさい、弘徽殿(こきでん=天皇直近の女性たちの住まい)で、ひときわ目覚しい働きを見せた右京(女房名、あなた)に、と。煩瑣を避けて、注釈語句を省く。平王ク歌番号100。
□紫090:おほかりし とよのみやびと さしわけて
しるきひかげを あはれとぞみし
□悠090:たいせつな まつりにめだつ はたらきで
うけたかざりが とてもにあうわ