むかし日本に住んでいた頃、、、
いつも通る道路沿いに、1950年代のキャンデーレッド再ペイントのアメ車が駐めてあったが、全然走行してる様子がなく、そのうち野ざらしなのでペイントが焼けてきて白くなり~~~の。
そのうち、ある知り合いが、うちに来たのだが、偶然この車の話題になったが<<この知り合いが車の所有者のマザーと話ししたそうだが>> 高額クレジットで息子が購入したら、それほど走行しないうちにエンジンが駄目になり、修理代が出せなので放置状態だそうだ。
財力がないのが無理して買った末路の典型だった。
納屋で発見!5508kmで時を止めたポルシェ│再び太陽の下へ
11/17(日) 20:45配信
octane.jp
納屋で発見!5508kmで時を止めたポルシェ│再び太陽の下へ
Photography:Masayoshi SUETZGOO
5508㎞で止まった走行距離計。再び太陽の下で走り出すことを、このポルシェ911は期待すらしていなかったかもしれない。レストアによって、どう生き返るのか。
納屋で発見!5508kmで時を止めたポルシェ│再び太陽の下へ(写真7点)
京都駅から歩けば小半時。近くには"御寺(みてら)" 泉涌寺や、紅葉名所の東福寺などもある閑静な住宅街。京都でも格別に風光明媚なエリアにある小さな木造建築の納屋に、一台のポルシェが長く保管されているという話を聞きつけた。
オクタンの取材陣が到着すると、すでにシャッターは上がっており、現行モデルより遥かに華奢で懐かしいスタイルのポルシェ911がそこにあった。
美しいが、でも埃だらけの911。小屋の中で散歩を待つ子犬のようなたたずまい。久しぶりに外の空気を吸い、どこか嬉しそうにしているようにも見える。この車は1980年ポルシェ911SC。リアウインドウには「Mitsuwa Motors」のステッカーが、三和自動車にて販売された正規輸入車であることを主張する。驚いたことにオドメーターの数字は5508㎞。もちろん実走行である。
オーナーご夫妻からヒストリーを伺うと、この911は、ご主人が免許を取ったばかりの頃、お祖父様からプレゼントしてもらったものだという。当時は鈴鹿サーキットを走りに出掛けたこともあったそうだが、雨の日には一度も車庫から出すことなく、大切に乗り続けていたそうだ。それから忙しくなり乗る頻度が下がってしまい、いまの状態になったという。そして、このままでは可哀そうだということで次のオーナーを探してもらうことを決めたらしい。
車内を見せていただくと、ドアもウインドウも閉めっ放しだったとのことで、タン色のシートには粉雪のような埃が薄っすらと積もり、本革の一部にはカビが生えてしまっていた。だいぶ空気の抜けたタイヤはさすがに元気を失っている。しかしボディはすごぶる状態が良く、驚くべきことに擦り傷ひとつみつけることができない。生憎の雨だったが、雨滴で埃が流れたボディには艶さえも見えるほどだった。これから整備を担当するスタッフに話を伺うと、オイル類を交換してバッテリーさえつなげば、エンジンは容易く掛かるかもしれないとのことだった。
人にはそれぞれの生きかた、暮しかたがあるように、車にもさまざまな一生がある。37年間でわずかしか走らなかったポルシェ911SC。正しい整備とレストアを施され、今ごろ新しいオーナーのもとでマイレージを増やしているだろう。
Octane Japan 編集部
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財力がないのが無理して買った末路の典型だった。
納屋で発見!5508kmで時を止めたポルシェ│再び太陽の下へ
11/17(日) 20:45配信
octane.jp
納屋で発見!5508kmで時を止めたポルシェ│再び太陽の下へ
Photography:Masayoshi SUETZGOO
5508㎞で止まった走行距離計。再び太陽の下で走り出すことを、このポルシェ911は期待すらしていなかったかもしれない。レストアによって、どう生き返るのか。
納屋で発見!5508kmで時を止めたポルシェ│再び太陽の下へ(写真7点)
京都駅から歩けば小半時。近くには"御寺(みてら)" 泉涌寺や、紅葉名所の東福寺などもある閑静な住宅街。京都でも格別に風光明媚なエリアにある小さな木造建築の納屋に、一台のポルシェが長く保管されているという話を聞きつけた。
オクタンの取材陣が到着すると、すでにシャッターは上がっており、現行モデルより遥かに華奢で懐かしいスタイルのポルシェ911がそこにあった。
美しいが、でも埃だらけの911。小屋の中で散歩を待つ子犬のようなたたずまい。久しぶりに外の空気を吸い、どこか嬉しそうにしているようにも見える。この車は1980年ポルシェ911SC。リアウインドウには「Mitsuwa Motors」のステッカーが、三和自動車にて販売された正規輸入車であることを主張する。驚いたことにオドメーターの数字は5508㎞。もちろん実走行である。
オーナーご夫妻からヒストリーを伺うと、この911は、ご主人が免許を取ったばかりの頃、お祖父様からプレゼントしてもらったものだという。当時は鈴鹿サーキットを走りに出掛けたこともあったそうだが、雨の日には一度も車庫から出すことなく、大切に乗り続けていたそうだ。それから忙しくなり乗る頻度が下がってしまい、いまの状態になったという。そして、このままでは可哀そうだということで次のオーナーを探してもらうことを決めたらしい。
車内を見せていただくと、ドアもウインドウも閉めっ放しだったとのことで、タン色のシートには粉雪のような埃が薄っすらと積もり、本革の一部にはカビが生えてしまっていた。だいぶ空気の抜けたタイヤはさすがに元気を失っている。しかしボディはすごぶる状態が良く、驚くべきことに擦り傷ひとつみつけることができない。生憎の雨だったが、雨滴で埃が流れたボディには艶さえも見えるほどだった。これから整備を担当するスタッフに話を伺うと、オイル類を交換してバッテリーさえつなげば、エンジンは容易く掛かるかもしれないとのことだった。
人にはそれぞれの生きかた、暮しかたがあるように、車にもさまざまな一生がある。37年間でわずかしか走らなかったポルシェ911SC。正しい整備とレストアを施され、今ごろ新しいオーナーのもとでマイレージを増やしているだろう。
Octane Japan 編集部
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