「フランス語が不十分」 フランス出身女性の永住権認めず カナダ・ケベック州

2019年11月09日 | 海外移住で地獄に堕ちたはなし


「フランス語が不十分」 フランス出身女性の永住権認めず カナダ・ケベック州

11/9(土) 10:19配信

AFP=時事
「フランス語が不十分」 フランス出身女性の永住権認めず カナダ・ケベック州

カナダ・ケベック州のホテル、フェアモント ル シャトーフロントナックの前に掲げられた国連の旗(2018年6月5日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】フランス語を公用語とするカナダ・ケベック(Quebec)州で、フランス出身の女性が永住権の取得を求めたところ、フランス語の能力が不十分という理由で拒否されていたことが分かった。

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 2012年からケベック州に住んでいるエミリー・デュボワ(Emilie Dubois)さん(31)は、フランス東部ブルゴーニュ(Burgundy)出身のフランス語話者。ケベック市にあるフランス語使用のラバル大学(Laval University)で博士論文を完成させ、同州内で小企業を立ち上げた。語学テストにも合格していた。

 しかし、これら全てがあっても、ケベック当局にとってデュボワさんが永住権を手にするのに必要な適合証明書を交付するのには不十分だったようだ。

 1763年に英国に譲渡されるまで仏植民地だったケベック州ではフランス語が唯一の公用語とされており、政府や商業、裁判所などで使われている。

 しかし同州で多数を占めるフランス語話者は、フランス語をあまりにも厳格に保護しているとしてしばしば批判されてきた。

 ケベック州移民局から渡された書類によると、デュボワさんが学位論文の一部をフランス語で書かなかったのが、永住権を認めなかった理由だという。

 デュボワさんが書いた細胞分子生物学に関する博士論文は科学誌に掲載された学術論文だったため、5章あるうちの1章が英語で書かれていた。しかし他の4章はフランス語で書かれていた。

 デュボワさんは「ばかばかしい。でも誰かが間違いを犯しただけだと思う」と話した。

 報道によると、ケベック州のシモン・ジョリンバレット(Simon Jolin-Barrette)移民局長はこの件を知り、再審査をするよう求めた。

 今後も永住権取得を目指していく決意を固めたデュボワさんは「ケベックに住みたいという意思はより強くなった」と話している。【翻訳編集】 AFPBB News
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異なるカーストのインド人夫婦、親族が石で殺害 「名誉殺人」か

11/8(金) 0:32配信

AFP=時事
異なるカーストのインド人夫婦、親族が石で殺害 「名誉殺人」か

インド・ムンバイで雨の中、傘を差すカップル(2019年6月28日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】インド南部カルナタカ(Karnataka)州で、異なるカーストの男性と結婚し、罰を恐れて実家から逃げ出していた女性が、家族に会うために夫と共に地元の村に帰ったところ、自らの親族らに石を投げ付けられて2人とも死亡した。警察が7日、明らかにした。

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 同じ村の出身で、いずれも29歳だった2人は、家族の反対を押し切って3年前に結婚。同州ベンガルール(Bangalore)などに転居し、2児をもうけていた。2人は先月、家族に会うため帰郷していた。

 地元警察官がAFPに明かしたところによると、「村人らが6日、夫婦を見つけ、女性側の男のきょうだいに知らせた。男は暴徒を集めて2人を襲い、石で殺害した」という。

 この警察官は「主犯3人の身元が特定された。その男と女性のおじも含まれている」と話している。インドの地方部で横行するいわゆる「名誉殺人」とみられている。

 名誉殺人は、厳格なカースト制度において一家の名誉を守るためとして、近親者や村の長老らが手を下すことが多い。

 国連(UN)の統計によると、世界中で毎年5000件発生する名誉殺人事件のうち、1000件がインド国内で発生しているとされる。

 同国の最高裁は2011年、名誉殺人で有罪とされた者には死刑を適用すべきとの判断を示している。【翻訳編集】 AFPBB News
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