懇意に願っている町内のHさんを頼んで、一日植木の刈り込みをやって貰った。
Hさんは、専業農家の経営主である。どのくらい耕作面積があるのか知らないが、大型農業経営者であるには間違えない。稲作の他レンコン造りもやっている一方、耕耘機や田植機も常備してあるので、余所の農家の賃稼ぎもやる。
今は、農家でも農業を専業としている人は数少なく、田圃をつくるといっても、Hさんのような人に、田うない、代かき、田植えを一切やって貰い、自分は田回りして、水の管理をしたり、追肥や除草剤をばらまくぐらいが、主な仕事になってきている農家が多い。
Hさんは身体も丈夫に出来ている上、手先が器用なので、庭師や、大木の枝払い、伐採なども手がける、生真面目な人だから、村人には貴重な存在で方々から頼みが殺到する。
拙宅では、何ヶ月も前に頼んでおいてやっと来ていただいた。
お茶のみ休憩時間の雑談は農協が話題になった。
「オレはまだ、農協青年部長なんだ」と笑いながら云った。あとから農協に入って来る人がいないので、いつまで経っても青年部長なのだという。
小生も自称青年を気取ってはいるが、正直いって何歳までが青年なのか、「後期」という熟語が流行語になっている折柄、大いに気になってきた。
因みに広辞苑に『後期高齢者』は載っていても、『後期青年』はなかった。
青年とは一体何歳までを云うのか?
せいねん【青年】(名)わかもの。一五・六歳から二十四・五歳の頃の人。(辭苑)
(参考迄)
【後期高齢者】一般に七五歳以上以上の高齢者のこと。この年齢層は有病率や日常生活上の困難が急増する。(広辞苑第5版)
調べた序で余計なことを記せば、
創価学会青年部
男子部:40歳未満男性。
女子部:未婚かつ40歳未満の女性。
壮年部: 40歳以上男性。
婦人部:既婚または40歳以上の女性。
多宝会: 65歳以上の男女。東京では「宝寿会」、関西では「錦宝会」と呼ばれる。 (Wikipedia)