昨日は拉致を利用するタカ派政治家の話を書きました。今日は実例を1人挙げたいと思います。赤ら顔に三白眼、あの石破茂防衛庁長官です。
一昨年の9月17日、小泉首相が北朝鮮を訪問した時点で、石破氏は拉致議連の会長でした。石破氏は小泉首相の訪朝にあたり、こう言いました。
「拉致被害者全員を連れて帰って来なければ、私たち拉致議連は小泉内閣の打倒をめざす。」
小泉首相と金正日氏との会談で拉致の事実は明らかになりましたが、拉致被害者の方々の帰国はかないませんでした。さあ、石破氏は小泉内閣打倒に動くのか、と私は注目しましたが、彼は全く動きませんでした。何の動きもないことに拉致議連の内部からも不審に思う声が漏れ始めました。
9月末になり、小泉首相が内閣改造を行ないました。その閣僚名簿には、「防衛庁長官 石破茂」という名がありました。
小泉首相は、「小泉内閣の打倒をめざす」という言葉に屈服し、その先鋭である会長を閣僚に加えることで「懐柔」を図ったのです。そして石破氏は大喜びで防衛庁長官のポストを得て、拉致議連会長を辞任したのです。
彼が「拉致議連は出世コース」という先鞭を付けたおかげで、拉致議連は大幅に議員数が増えました。「拉致問題」で目立てば自分を売り出せる、とヨダレを流す議員が、自民・公明だけでなく民主党からも続々と名を連ね出しました。
「敵を作り、勇ましく敵対をアピールすれば自分を売り出せる」この問題に絡んだ様々なスタンドプレーには、こうした背景があることを皆さんにも、ご理解頂きたいと思います。
一昨年の9月17日、小泉首相が北朝鮮を訪問した時点で、石破氏は拉致議連の会長でした。石破氏は小泉首相の訪朝にあたり、こう言いました。
「拉致被害者全員を連れて帰って来なければ、私たち拉致議連は小泉内閣の打倒をめざす。」
小泉首相と金正日氏との会談で拉致の事実は明らかになりましたが、拉致被害者の方々の帰国はかないませんでした。さあ、石破氏は小泉内閣打倒に動くのか、と私は注目しましたが、彼は全く動きませんでした。何の動きもないことに拉致議連の内部からも不審に思う声が漏れ始めました。
9月末になり、小泉首相が内閣改造を行ないました。その閣僚名簿には、「防衛庁長官 石破茂」という名がありました。
小泉首相は、「小泉内閣の打倒をめざす」という言葉に屈服し、その先鋭である会長を閣僚に加えることで「懐柔」を図ったのです。そして石破氏は大喜びで防衛庁長官のポストを得て、拉致議連会長を辞任したのです。
彼が「拉致議連は出世コース」という先鞭を付けたおかげで、拉致議連は大幅に議員数が増えました。「拉致問題」で目立てば自分を売り出せる、とヨダレを流す議員が、自民・公明だけでなく民主党からも続々と名を連ね出しました。
「敵を作り、勇ましく敵対をアピールすれば自分を売り出せる」この問題に絡んだ様々なスタンドプレーには、こうした背景があることを皆さんにも、ご理解頂きたいと思います。