布切れと雑巾

敗戦。終戦。けれども、精神的な苦痛は、先シーズン最終戦の方が強かったです。

辻監督の涙が、というよりむしろ、先シーズンにはなかったセレモニー自体が、救ってくれたのかな。というもの、去年、激高した私は、球団に訴えましたでしょ。そんなわけで。

あぁ、体調が優れない、ということはないものの、いくつか気になっている点もあるし、来年、あるいは再来年のこの時期、息をしている保証はありませんなぁ。まぁ、誰しもが同じような場所に立ってはいますけれども、ねぇ。

来シーズンも、ホームでは、背番号89のまま、参戦します。準永久欠番は重い。私には重すぎます。いつか必ず、願わくば早めに、背中の入墨をおろさせて下さい。


「英雄」吉田拓郎

いまはまだ、ボロボロの布切れのよう
けれども、雑巾にだって役割はあるのだし
きっとまだ、少しは必要とされているはずなのだから
いつかまた、僕たちは青い空に駆けてゆく