「地蔵が岳」著書=池田光一郎
光一郎さんは、僕の大叔父で、父方の祖母の弟ということになります。
僕は、1985年に、お会いしたことがあります。たぶん、その邂逅が唯一だったと思うのですが、今となっては、光一郎さんや父に、確認することが出来ません。
<(子福)地蔵尊は、子宝を求める婦人が、その一体を自家に借り受け祈願すれば、地蔵尊の霊験はまことにあらたかで子宝をさずかるという。その霊験を受けた婦人は、「願返し」と、いう習わしに従い、謝恩のあらわれに地蔵尊を二体として、山上にお返しする信仰が行われている。>
なるほど、と思ったのは、僕がこのブログを始めてからのことです。それ以前は、石仏さまに興味がありませんでしたので。
<荘厳なる南アルプスの山岳をバックに、崇高なる女神の如きモデルを使って、ヌード写真をものにしたら、よい傑作が出来るだろう。「エロではない、芸術だ、直ちに決行すべし」>
僕は、むしろ、元の宮殿下(竹田恒徳氏)に題字を書いてもらうような、お堅い本でありながら、かような遊び心も含まれていることに、興味と親しみを抱いていました。
父は戦時中、韮崎に疎開していたのですが、その際、池田家にお世話になっていました。父方ではなく、母方に、です。さらに言及しておかなければならないことは、父の母(僕の祖母)は、父が3歳の頃、既に亡くなっていたにもかかわらず、です。当時の事情については、それこそ確かめようもないのですが、父の、光一郎さんに対する感謝の気持ちについては、疑いようもありません。
まぁ、そんな経緯があり、だから、登ってみたかった。そして、写真を撮りたかった。何かを確かめに行きたかった。
登山は、しんどかった(苦笑)
けれども、登山の先生、旅の友のおかげもあって、無事に下山することが出来て、今に至っている、というわけ。
そうして、今後の課題・宿題は、何らかの形で、あらためて、仏さまたちの魅力を伝えたい、伝え続けたい、ということ。
7月16日 山梨県韮崎市 地蔵ヶ岳にて
スペシャルサンクス 光一郎さん&親父さん
サンクス ちゃねり&Ryoちゃん