微笑観音

ほほえみかんのん

地蔵が岳にて

2023年08月27日 | 山梨県の仏さま
「地蔵が岳」著書=池田光一郎

光一郎さんは、僕の大叔父で、父方の祖母の弟ということになります。
僕は、1985年に、お会いしたことがあります。たぶん、その邂逅が唯一だったと思うのですが、今となっては、光一郎さんや父に、確認することが出来ません。

<(子福)地蔵尊は、子宝を求める婦人が、その一体を自家に借り受け祈願すれば、地蔵尊の霊験はまことにあらたかで子宝をさずかるという。その霊験を受けた婦人は、「願返し」と、いう習わしに従い、謝恩のあらわれに地蔵尊を二体として、山上にお返しする信仰が行われている。>

なるほど、と思ったのは、僕がこのブログを始めてからのことです。それ以前は、石仏さまに興味がありませんでしたので。

<荘厳なる南アルプスの山岳をバックに、崇高なる女神の如きモデルを使って、ヌード写真をものにしたら、よい傑作が出来るだろう。「エロではない、芸術だ、直ちに決行すべし」>

僕は、むしろ、元の宮殿下(竹田恒徳氏)に題字を書いてもらうような、お堅い本でありながら、かような遊び心も含まれていることに、興味と親しみを抱いていました。

父は戦時中、韮崎に疎開していたのですが、その際、池田家にお世話になっていました。父方ではなく、母方に、です。さらに言及しておかなければならないことは、父の母(僕の祖母)は、父が3歳の頃、既に亡くなっていたにもかかわらず、です。当時の事情については、それこそ確かめようもないのですが、父の、光一郎さんに対する感謝の気持ちについては、疑いようもありません。

まぁ、そんな経緯があり、だから、登ってみたかった。そして、写真を撮りたかった。何かを確かめに行きたかった。

登山は、しんどかった(苦笑)
けれども、登山の先生、旅の友のおかげもあって、無事に下山することが出来て、今に至っている、というわけ。
そうして、今後の課題・宿題は、何らかの形で、あらためて、仏さまたちの魅力を伝えたい、伝え続けたい、ということ。

7月16日 山梨県韮崎市 地蔵ヶ岳にて
スペシャルサンクス 光一郎さん&親父さん
サンクス ちゃねり&Ryoちゃん

惣善寺

2023年08月27日 | 福島県の仏さま
ついにこの日が来てしまったのか、という想いでした。
在りし日のあの仏さまは、雨風や東日本大震災に負けず、(僕に言わせれば)国宝級の佇まい、相変わらずのお姿で、そこにいらっしゃったわけですけれども、今回はその場所を、別の観音さまに譲られていました。
あの仏さまが、今、どこにいらっしゃるのか、知る由もありませんが、僕が実感しているのは、<色即是空 空即是色 >なのです。

8月22日 福島県いわき市 惣善寺にて

2023年8月23日

2023年08月27日 | 稲田の観音さま
あえて原点に戻りました。
約4年半ぶりの再会でした。
前回から、かなり月日が経っていましたし、
惣善寺のこと(後述)もありましたので、
既にいらっしゃらない、ということも想定していました。
というのも、あくまでも、商品のはず、ですので、
いつかは、どこかに売られる運命にあるわけですし。
しかし、何の因果なのか、相変わらず、そこにいらっしゃいました。
後姿を見送るような按配で、撮影させて頂きました。
驟雨の後の青空が素敵でしたし。

親父さんの墓苑にて

2023年08月27日 | 親父さんの墓苑にて
時系列がさかさまになります。
地蔵が岳の振り返りがまだ出来ていないからです。

8月26日 埼玉県所沢市 親父さんが眠る墓苑にて

平和観音

2023年08月07日 | 山梨県の仏さま
恥ずかしながら、明らかに、逃げています。今後の展望というか、現実から。
そんなわけで、またしても時系列から外れて、地蔵が岳登頂後の、そのバスの車窓からの1枚です。

7月16日 山梨県韮崎市にて