まぬ家ごめ助

姓はまぬけ、名はごめすけ、合わせて、「まぬ家ごめ助」と申します。どうぞお見知りおきを。

ノーヒットノーラン、最高勝率、最優秀防御率

2015-08-28 01:44:35 | 日記
入浴介助中。おばあちゃんとの会話。

「文藝春秋で、お笑い芸人さんの芥川賞受賞作を読んでいましたよね、面白かったですか?」
「面白かったよ。私、落語とか好きだから」
「そうなんですか。寄席とか行かれていたのですか?」
「ラジオで聴いていただけなの。」
「好きな演目とか、好きな噺家さんとか、おありですか?」
「そういうのはないの。ただ聴くだけなの。」
「あの~、今日、落語があるの、ご存じでしたか?」
「そうなの。行ってみようかしら。」

普段は、大概ベッドで休んでいるようなおばあちゃんが、なんと、開演1時間前であるにもかかわらず、エレベーターの前で待っていたのでした。
そんなわけで私は、内心こう思っていました。なぁ、可女次さん、こんなおばあちゃんだっているのだから、お願だから、つまんない落語だけは、やってくれるなよ。
送迎の時、会場の雰囲気、空気を、ちょっとだけ感じることができました。笑いが、いい按配に起きていました。うん、これなら心配なかろう、私は安堵したのでした。

「落語、どうでしたか?」
「うん、面白かったわよ」

私が言いたいのは、おそらく80歳は超えているであろうおばあちゃんが(ちなみに、我々の同業者の多くが、ご利用者さんの年齢を、あまり気にはしていないのではないでしょうか。というのも、肝心なのはADLなのです。ですから、年齢なんて、100歳を超えてようやく話題になるような、およそ、そんな感じなのです。)、若者の小説を面白く感じる感性を持ち合わせていることに、私は感動するのです。否、むろん、それだけではなく、落語を聴きに行かなかった彼だって、私の心の中のスーパースターだったりもする、そんな世界!
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まぬけさん

2015-08-26 22:13:13 | 日記
たくさんいじられました・・・(笑)
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おからハンバーグができるまで(経験と体験の違い、な~んて)

2015-08-22 00:01:26 | 日記
本当にどうしようもなく、うちひしがれた時、そんな自分を解放してくれたのは、女性の肌がいちばん効果的ではあったものの、その他に、音楽のいくつかのメロディやハーモニー、文学と呼ぶにふさわしい文章であったり、そして、落語の世界だったような、そんな気がしています。

こんな私は、喬太郎の「ハンバーグができるまで」が、現代の希有な人情噺であって、名作なのだと、そんな風に思っている、今日この頃を過ごしています。

冷蔵庫の中で、自家製おからハンバーグが眠っています。いつか私の胃袋の中で消化されるはずなのですが、モンゴルの岩塩を入れすぎてしまった、どんな味になっているのだろう、そんな危惧をしています・・・。

食事もまた、本当にどうしようもなく、とても大切なのです(笑)
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長崎の旅 完結編

2015-08-21 23:35:46 | 日記
私は面の皮のあつい男ですが、踏絵を撮影するようなことだけは、できません。

オブジェが、オブジェでしかないとしても、きっと我々は、人間だからこそ、そのオブジェに物語を見出してしまうのです。

その多くがクリスチャンであろう外人さんたちが、否、外人さんたちだけでなく、それらのオブジェを教科書の中でしか知らない人たちが、通り過ぎていきます。

8月30日までなので、あと僅かです。是非、その物語を胸に抱きつつ、経験して下さいませ。

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Songbird

2015-08-21 23:03:44 | 日記
今日は父の命日です。

あれから、17年経ちました。

この本を紹介させて下さい。

「70歳をすぎた親が元気なうちに読んでおく本」著者=永峰英太郎

この問題は、特に我らの同世代にとっては、大方の人が避けられない、他人事ではいられない道、ですよね。

そんなわけで、先日、旧友miyashitaが遊びに来てくれた時にも、この本の話題を提供してみました。

で、なんというか、問題は先に解決しておいた方が良いのだと、誰もが認識はしているものの、どうしても先延ばしにしてしまう、そんな事情もあるよね、なんて。

だから、先ずは、自分自身のエンディングノート、なんだろうな、きっと。

ですから、再度、お願いをしておきます。

こんな私を、この曲で見送って下さいませ。

いつか、私のことなんぞ、誰もが忘れてしまうけれども、この曲だけは、いつまでも奏でられていますように、そんな願いを込めて。


「Songbird」

♪ And I wish you all the love in the world
But most of all, I wish it from myself ♪


スペシャルサンクス 永峰さん
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