まぬ家ごめ助

姓はまぬけ、名はごめすけ、合わせて、「まぬ家ごめ助」と申します。どうぞお見知りおきを。

わかんない

2017-01-24 23:18:27 | 日記
<六・五二 たとえ可能な科学の問いがすべて答えられたとしても、生の問題は依然としてまったく手つかずのまま残されるだろう。これがわれわれの直感である。もちろん、そのときもはや問われるべき何も残されてはいない。そしてまさにそれが答えなのである。>「論理哲学論考」ウィトゲンシュタイン(訳=野矢茂樹)

独我論のマイスターが、「われわれ」という単語を使っているのです。例えば四・一二ニや五・二一等においても、「われわれ」を使用していますが、おそらく、「われわれの直感」という使い方は、この箇所だけなのではないでしょうか。

「われわれの直感」とはつまり、あなたの、さらに、私の直感でもあります。そうして実際に、私自身の直感として、生の問題は手つかずのまま残っているのです。

なんともお寒い日々が続いていますが、今日はちょっと?(かなり?)「ほっこり」するような発言に接しました。確かに、「生」の未来だなんて、それこそ沈黙に値するようなことなのでしょうけれども、私は「まぬけ」ですので、語らずにはいられなかったのです!
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