護憲+グループ・ごまめのブログ

護憲+・現憲法を守るグループの一人して、今後の社会の状況を戦時を経験した一人として社会を見つめていきたいと思います。

水曜日 01/12・各社社説

2011年01月12日 13時29分47秒 | 朝日新聞切抜とテレビの切とりと庶民の疑問
11年1月12日 水曜日 01/12・各社社説

アニメの覆面レスラー氏の名前を借りてランドセルを贈る話は心が新たになる思いがする。
私も戦争孤児の身で戦後NHKのラジオドラマ「鐘のなる丘」を聞いて、俺も大人になったら会社を経営して孤児院に寄付をするんだと思っていたのだが、現実は自分が生きていくのが精一杯の人生だった。
善意の輪が広がっているが、自分が出来なかっただけに善意の諸氏に心から敬意を表したい。
金に塗れた次の選挙の事しか思っていない政治家さんたちよ、少しは見習ったら。



朝日新聞(社説)
その1
タイガーマスク―善意の文化を育てるには(ここからお入り下さい)

 先月のクリスマス、前橋市の児童相談所玄関前にランドセル10個を置いた最初の「伊達直人」氏には、そんなつもりはなかったに違いない。
 でも年明け、神奈川県小田原市の相談所に来た手紙には「タイガーマスク運動が続くとよいですね」と書かれていた。ひっそり灯(とも)した明かりが、匿名の人たちによって次々分火され、いつのまにか「運動」と呼ばれている。
 伊達直人は、約40年前の人気漫画・アニメ「タイガーマスク」の主人公。覆面レスラーの彼は、出身の孤児院にファイトマネーを贈り続けた。大勢の子が孤児になった戦争が終わって、20年余り。日本が貧しさから抜け出そうとしていた時代の物語だった。

その2
米乱射事件―銃社会に決別する時だ

米国でまた、銃の悲劇が起きた。
 西部アリゾナ州の町が流血の舞台となった。スーパーマーケット前で、有権者と対話集会を開いていたガブリエル・ギフォーズ下院議員(民主)が、近づいてきた男に頭を撃たれた。議員は何とか一命をとりとめそうだが、居合わせた連邦判事ら6人が射殺され、14人が負傷した。



読売新聞(社説)
NHK会長人事 公共放送の使命果たす適材を(ここからお入り下さい)

 重責を担う公共放送の新トップを、現職の任期切れ直前まで決められないとは、あまりにお粗末ではないか。
 NHKの福地茂雄会長の後任選びが今月24日の任期満了を控え、混迷している。就任要請を内諾した慶応義塾前塾長の安西祐一郎氏が就任を拒否し、会長人事は白紙に戻った。

ランドセル届く 広がるタイガーマスクの善意(ここからお入り下さい)

各地の児童施設にランドセルや文房具、現金などのプレゼントが届けられている。
 昨年末から相次ぐ善意の寄付に、心温まる思いをした人も多かろう。
 贈り主の多くは、約40年前にヒットしたプロレス漫画「タイガーマスク」の主人公・伊達直人を名乗っている。
 発端はクリスマスの朝、前橋市にある児童相談所に、伊達直人名で新品のランドセル10個が届けられたことだった。それをニュースで知り、共感を覚えた人たちによって全国に広がったようだ。
 添えられた手紙には「タイガーマスク運動の志に共感した」「全国にタイガーマスクが居るんですよ」などと書かれている。



毎日新聞(社説)
タイガーマスク 匿名の善意を見守ろう(ここからお入り下さい)

 伊達直人。40代半ば以降の人には懐かしい名前に違いない。孤児だった主人公が覆面レスラーのタイガーマスクとなって活躍する漫画で、テレビアニメとしても69~71年に放映された。主人公が匿名でファイトマネーを自らが育った施設の子どもたちに寄付する物語である。
 昨年12月25日、群馬県中央児童相談所の玄関前にランドセル10個が入った箱が積み上げられ「伊達直人」からの手紙が添えられていた。それが報道されると神奈川、沖縄、岐阜など各地の児童相談所や児童養護施設にもランドセルや現金などが「伊達直人」の名で届けられるようになった。「匿名の善意」への共感がタイガーマスク世代に広がっているのだろうか。

世界的インフレ 日本も備えが必要だ(ここからお入り下さい)

 「デフレからの脱却」が永久目標のように語られる日本では、「インフレ」と言われても、ピンとこないだろう。しかし、世界の証券市場や金融当局者の関心事は、急速にインフレにシフトしている。
 顕著なのが食用油や砂糖といった食品の価格高騰だ。国連食糧農業機関(FAO)によると、国際的な食料価格指数が先月、史上最高を更新した。「食料危機」が叫ばれた2008年の水準をも上回る。特に途上国や、中国、インドなど新興国で深刻さが増しており、暴動や社会不安の再燃が心配だ。



産経新聞(社説)

日韓防衛協議 互いに同盟への障害除け(ここからお入り下さい)

 北沢俊美防衛相が韓国の金寛鎮国防相との会談で、自衛隊と韓国軍が食料、水、燃料などを融通しあう物品役務相互提供協定(ACSA)締結に向けた協議開始で一致した。防衛機密保全に関する規則を定める軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の協議も進めることになった。

親権停止 児童虐待防止の切り札に(ここからお入り下さい)

 増え続ける児童虐待に歯止めをかけていきたい。法務省の法制審議会(法相の諮問機関)の部会が子供を親の虐待から守るため、親権を最長2年間停止することなどを柱とした要綱案をまとめた。来月の審議会総会で決定して法相に答申し、通常国会に民法改正案として上程する予定だ。



日経新聞(社説)
日韓安保協力の推進へ信頼構築急げ(ここからお入り下さい)

 長年にわたって足踏みしてきた日本と韓国の安全保障協力がようやく動き出す。朝鮮半島などアジア情勢が緊張するなか、日韓の安保分野の連携は域内の安定に資する。
 訪韓した北沢俊美防衛相は金寛鎮(キム・グァンジン)国防相との会談で、自衛隊と韓国軍の物品役務相互提供協定(ACSA)の締結に向けて、協議に入ることで合意した。

オバマ新経済チームの課題(ここからお入り下さい)

オバマ米大統領が経済閣僚を入れ替えた。経済活動への介入を批判し、小さな政府を求める議会共和党を意識したものだ。
 大統領は経済政策を束ねる国家経済会議(NEC)の委員長にスパーリング氏を起用した。前任のサマーズ氏は優れたエコノミストだが、議会対策が得意でなかった。
 そこでクリントン政権下でもNEC委員長を務め、共和党との折衝に手腕を発揮したスパーリング氏を用いることにした。大統領はまたクリントン政権の商務長官、デーリー氏も大統領首席補佐官に起用した。



東京新聞(社説)
日韓防衛協力 議論尽くして段階的に(ここからお入り下さい)

 日本と韓国の防衛相会談がソウルで開かれ、自衛隊と韓国軍が物品や役務を相互に融通する協定の協議を始めると合意した。防衛協力の第一歩だが、日韓の歴史を考えれば克服すべき課題は多い。
 日韓両国は米国とはそれぞれ同盟関係にあるが、二国間では防衛に関する協定はない。

地域主権改革 金看板が泣いている(ここからお入り下さい)

 中央集権から地方分権へ、国のかたちを変える地域主権改革がはかどらない。国の出先機関の廃止は先送りされ、緒に就く補助金の一括交付金化は実効性が怪しい。これでは、政権の金看板が泣く。
 民主党は政権奪取した二〇〇九年衆院選のマニフェストで、国土交通省の地方整備局など出先機関の原則廃止を盛り込んだ。二重行政の解消とともに、公務員の人件費を削減するための手段として期待された。が、霞が関の抵抗は想像以上だった。


朝刊朝日一、二面切り抜き(ここからお入り下さい)