ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第83巻-4モスクワ・プラトーン

2007-07-18 23:39:44 | 第081巻~第085巻

■モスクワ・プラトーン(第285話) 発表1989年4月

評価   ★★★

依頼人  KGB

ターゲット アフガン帰還兵の母親アンナ

報酬     不明

今回弾丸発射数      1/ 通算弾丸発射数 1,608

今回殺害人数        1/ 通算殺害人数   3,771

今回まぐわい回数    0/  通算まぐわい回数    92

<ストーリー>
ソ連では麻薬に冒されたアフガニスタンからの帰還兵が社会問題になっていた。アフガン帰りの麻薬中毒の息子を失ったアンナは亡命を企てるが・・

<この一言>
彼女の”水”を手に入れてくれ・・・

<解説>
アフガニスタンから撤退を決めたソ連。しかし、アフガン最前線の兵士達は恐怖から逃れるために麻薬に溺れ、ソ連に帰還後も麻薬中毒から抜けることができず、社会問題となっていた。

「アンナ」の息子も、アフガニスタンから帰還後、麻薬に冒されて手をつけられない状態であった。アンナの夫は荒れ狂う息子を殺害、自らも命を絶った。残されたアンナはソ連に絶望し、息子の残したアフガンで麻薬に浸る兵士達のビデオを手に西側への亡命を決意する。

アメリカ人ジャーナリストがアンナの亡命意志を嗅ぎつけ、アンナへの接触を試みるが、KGBはこれを阻止せんと実力行使に出る。証拠が残らないような方法でアンナ殺害を依頼するKGBに対し、ゴルゴは「彼女の”水”を手に入れてくれ・・・」と返答。
医者を通じてアンナの”水(体液)”を採集したKGBはゴルゴに水を託す。ゴルゴは体液を凍らせて弾丸を作りアンナを狙撃、証拠を残すことなく全てを葬ったのであった。

アフガニスタンの戦争渦を描いた作品。ベトナム戦争を描いた『プラトーン』をタイトルに冠し、アフガン後遺症を描いた社会性の強い作品。作中で激しい銃撃戦の描写が話題になった『フルメタル・ジャケット』も紹介されているが、本作でのゴルゴは一発の氷の弾丸を放つのみで、黒子に徹している・・・

ズキューン

ゴルゴ13 (83) 巻掲載
ゴルゴ13 145巻(最新刊)
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