ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第82巻-2ザ・イルカ

2007-07-11 02:14:28 | 第081巻~第085巻

■ザ・イルカ(第280話) 発表1989年7月

評価   ★★★

依頼人  アメリカ海軍省ドレクスラー大佐

ターゲット 海洋動物研究所ドクター・ドルフ

報酬    不明

今回弾丸発射数     13/ 通算弾丸発射数 1,598

今回殺害人数       25/ 通算殺害人数   3,764

今回まぐわい回数    0/  通算まぐわい回数    92

<ストーリー>
海洋動物研究所はアメリカ軍の委託を受けてイルカの軍事利用を研究していたが、所長が暴走し報酬目当てのテロ行為を繰り返していた・・

<この一言>
俺はあんたの地位を買いに来た訳じゃない・・・

<もう一言>
自信過剰が弱点になっているのは、あなたの方らしいな・・・ドクター・・・

<解説>
バハマ諸島サムニ島にある「海洋研究所」は、アメリカ海軍省の委託を受けイルカの軍事利用を研究していた。しかし、所長の「ドクター・ドルフ」が暴走し、報酬目当てのテロを繰り返すまでになっていた。 事態を重く見たアメリカ海軍省「ドレクスラー大佐」は、ドクター・ウルフ殺害の為に海軍特殊部隊シー・アローズの精鋭二人を派遣するが、武装イルカ部隊に二人は殺されてしまう。

ドレクスラー大佐は最後の手段として、ゴルゴにドクター・ウルフ殺害を依頼する。ゴルゴはイルカを研究する老教授に接触、イルカ研究データを買い取り、ドクター・ウルフ殺害に挑む。

ゴルゴはイルカの求愛メッセージを音源化して電気的に増幅させ武装イルカを無力化、サムニ島に上陸する。ドクター・ドルフに迫った刹那、ドルフの愛人でナイフ投げの名手「オリテス・リベロ」のナイフを右肩口に受けてしまう。オリテスのナイフがゴルゴの右肩に深く突き刺さっているのが確認できる。一歩間違えば致命傷に成りかねない重症である。恐るべしオリテス。

ドクター・ドルフはイルカの背に乗って島を離れるが、イルカの呼吸のタイミングを図っていたゴルゴは、イルカが息継ぎのため水面に浮上する瞬間を狙ってドルフを仕留める。
水中での殺戮、上陸してからの白兵戦、更には綿密な計算に基づいた遠距離射撃と、ゴルゴの殺人レパートリーが堪能できる作品。なお、アメリカ海軍省のゴルゴプロフィールには「ヘテロセクシャル(異性愛者)」の記述がある。言わずもがなだが、ゴルゴはホモセクシャルではないことが本件により確認できる・・・

ズキューン

ゴルゴ13 (82) 巻掲載
ゴルゴ13 145巻(最新刊)
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