■レバント・トライアングル(第286話) 発表1989年11月
評価 ★★★★
依頼人 ロイズ保険組合幹部会員 ミルトン・ランドール卿
ターゲット 犯罪組織のボス マキシミリアン・クレシス
報酬 $750,000(¥100,000,000)
今回弾丸発射数 7/ 通算弾丸発射数 1,615
今回殺害人数 9/ 通算殺害人数 3,780
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 92
<ストーリー>
レバノン・ベイルート・ロードス島を結ぶ三角地点で貨物船が次々と蒸発。保険会社の損害は1億2000万ドルに達していた・・・
<この一言>
俺の”仕事”の邪魔になりそうな相手・・・それだけで十分”ムダ”ではないはずだ・・・心理学的に言ってもな・・・
<解説>
レバノン・ベイルート・ロードス島を結ぶ三角地点で貨物船が次々と蒸発。保険会社の損害は1億2000万ドルに達していた。ロイズ保険組合幹部会員の「ミルトン・ランドール卿」は、貨物船強奪を繰り返す犯罪組織のボス「マキシミリアン・クレシス」の殺害をゴルゴに依頼する。
ゴルゴは日本人商社マンを装って、クレシスのアジト”要塞島”に上陸。ちなみに今回のカバーストーリー(変装用の人物背景)は、トウゴウ・ダイジロウ/妻マユミ/息子ケンイチ。マユミとケンイチの写真も携行している。
クレシスの愛人「マリア」はソルボンヌ大学出身の心理学者だが、ゴルゴを見るやただ者ではないと気付き、”バルビツール”を噴霧する。さすがのゴルゴも突然の噴霧に驚愕の表情を浮かべ、直後に意識を失う。完全に薬に支配されたゴルゴであるが、無意識化でもカバーストーリーを堅持し、マリアの質問に対してトウゴウ・ダイジロウを装い続ける。
しかし、撃鉄を起こす音を聞いたゴルゴは無意識化で反応を起こし、ショックの余り眼を見開いて倒れ込んでしまう。
両手両足を縛られたまま見張りをなぎ倒し、マリアに迫るゴルゴ。マリアは全裸になりゴルゴを誘惑するが、ゴルゴは躊躇することなくマリアに銃弾を撃ち込む。見張りを次々と始末し、クルーザーで戻ってきたクレシスを仕留め依頼を完遂する。
本作の見所は、無意識下でも深層心理まで自己コントロールできるゴルゴの精神力だ。目の下にはクマが色濃く張り付き、クスリが効いて完全にイッてしまっているゴルゴだが、マリアの質問に対し完全にトウゴウ・ダイジロウを演じきっている。精神力の強さでいえば、我々凡人が全裸のマリアに反応するなというのは”心理学的に”絶対ムリなのだが、いかなる状況下でも動じないゴルゴ、男の中の男である・・・
ズキューン
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