■公開処刑の日(第290話) 発表1989年11月
評価 ★★★
依頼人 イスラエル モサド ネーマン部長
ターゲット 絞首台のロープ
報酬 $500,000
今回弾丸発射数 1/ 通算弾丸発射数 1,621
今回殺害人数 0/ 通算殺害人数 3,786
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 92
<ストーリー>
イスラエル・モサド工作員がイラク公安警察に逮捕され、死刑判決を受けた。モサドはエージェントを必ず取り返すというポリシーに基づき・・・
<この一言>
さあな・・・
<解説>
イスラエル・モサド工作員「モシェ・バルカ」が、イラク秘密警察に逮捕され死刑宣告を受けた。モサドエージェントはなんとしても取り返すというポリシーのもと、モサドのネーマン部長は部下にイラク入りを命ずる。フランス放送局の特派員に化けたモサド工作員は、「モシェ・バルカ」の公開処刑を撮影するよう指示を受け待機する。
各国報道陣や人権擁護団体が見守る中、モシェ・バルカがイラク秘密警察に連れられ、絞首台の前に現れる。バルカの首にロープがはめられ、足下の板が外されたその刹那、ゴルゴの銃弾がロープを射抜く。バルカは宙づりになることなく地面に落下、死刑執行は失敗に終わる。
各国報道陣監視の中、失敗した死刑執行を再度執り行うことは恥の上塗りになるため、サダム・フセインは死刑をあきらめざるを得なくなったのである。
サダム・フセインが実名で登場する作品。CNNがその名を馳せるのは1991年の湾岸戦争であるが、1989年発表の本作は映像ジャーナリズムが権力の監視役になることを提言している作品でもある。しかしながら、現実には湾岸戦争の映像は戦争の抑止力とはなり得ず、戦争のテレビゲーム化とでも言うべきリアリティの希薄化をもたらした。
ズキューン
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