ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第82巻-1殺人呪法マクンバ

2007-07-10 00:01:22 | 第081巻~第085巻

■殺人呪法マクンバ(第279話) 発表1988年10月

評価   ★★

依頼人  ブラジル空軍 アルメイダ将軍

ターゲット マクンバ”呪術師”バート・ソロモン

報酬    不明

今回弾丸発射数      0/ 通算弾丸発射数 1,585

今回殺害人数        3/ 通算殺害人数   3,739

今回まぐわい回数    0/  通算まぐわい回数    92

<ストーリー>
ブラジル空軍のパイロットが”マクンバ”と叫んで墜落死した。殺人呪法”マクンバ”の影響を恐れた将軍はゴルゴにマクンバ呪術師の殺害を依頼する・・・

<この一言>
顔面が腫れ、四十度前後の発熱と悪寒・・・次に甲状腺が腫れ、心雑音と共に脈拍の低下・・・チアノーゼが現れる・・・

<解説>
世界の二大黒人宗教と呼ばれるものにカリブ海の”ヴードゥ”とブラジルの”マクンバ”がある。戦闘機パイロットが”マクンバだ!”と叫んで墜落事故を起こしたブラジル空軍は、”マクンバ”信仰が兵士の士気低下をもたらすことを懸念、”マクンバ”の呪術師である「カンドンブレ教会の聖なる父バート・ソロモン」の殺害をゴルゴに依頼する。

ゴルゴは医者を装いカンドンブレ教会に近づくが、信者達に捕らえられてしまう。信者にソロモンの能力を見せつけることで信仰をより強固なものにするため、ソロモン側近は信者達の面前でゴルゴを殺害することを計画。ゴルゴに空砲ライフルを渡しソロモンを狙わせ、ソロモンが毒針でゴルゴを殺害するシナリオを進める。しかしながら、ゴルゴは空砲ライフルを構えると見せかけ、毒を塗った吹き矢でソロモンを殺害する。

ラスト一コマで吹き矢の謎が明かされる展開はなかなか巧いのだが、今ひとつ盛り上がりに欠ける作品。女性新聞記者「ナンシー・ハート」は望遠レンズでゴルゴを撮影している。写真を撮られることを嫌うゴルゴであるが、このナンシー・ハートに対しては何の危害も加えていない。ナンシーもゴルゴの凄みを感じ、ゴルゴの写真を表沙汰にはしないようだ。

なお、もう一つの世界黒人宗教である”ヴードゥ”を扱った作品に、第11巻-2『VOODOO』がある。ゴルゴは世界二大黒人宗教の両教祖を殺害したことになる。

ズキューン

ゴルゴ13 (82) 巻掲載
ゴルゴ13 145巻(最新刊)
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